《桜雲學園の正不明《アンノウン》》15話 生徒會からの依頼
腹黒お母さん(風花ふうか)とその子供(奈ころな)は駅前のクレープ屋さんに向かい、今日の部活は終了となった。
兄貴(良隆よしたか)とその子分(吉田よしだ)はゲーセンに寄るといい、もう帰ってしまっている。
俺と志穂菜しほなはそのまま一緒に帰ろうとしたが、一つ用事を思い出した。
「ごめん、志穂菜、ちょっと用事があるから先に帰っててくれる?」
「うん、分かった。じゃあね景けいくん」
「じゃあね」
そうして俺は、校門とは反対側の生徒棟へ向かった。
生徒棟には各クラスの教室の他に家庭科室や多目的室、生徒會室などがある。
今、俺が向かっているのは生徒會室だ。
コンコン
「失禮します」
ちゃんとノックをしてから部屋にる。
「おぉ、やっと來たね石崎いしざきくん。神崎かんざきくんにはちゃんと伝えたはずなんだけど」
「すいません、その......ちょっと部室の掃除をしてました」
「あぁ、うん、わかってるよ。また、やらかしたんだろう?」
「まぁ、そうですね。それで俺に何か用ですか?」
生徒會に呼ばれるなんて初めてだから張する。
「君はアス研には自分からりたいと言ったのかい?」
「? 違いますけど........それが何か?」
「なら、いいんだ。ちょっと君に頼みごとをしたくてね」
「頼みごとって、なんですか?」
「最近起きている失蹤事件は君も知っているだろう?その調査を頼みたいんだ」
「いや、知ってますけどなんで俺が? そういうのは警察の仕事じゃ··········」
「そうだね、ただの・・・失蹤事件なら警察の仕事だ。でもね、今回のはタレントが関わっていると睨んでいる」
いや、無理でしょ。
俺はタレントをまだ使うことはできないんですよ?
「ならなおさら俺以外の人がやるべきですよ。まだこの學園にきて一週間もたっていないですし·········」
「そう、そこだよ。それが君に頼んだ理由」
「えっ?」
噓!會長さんってどS な人なの?
右も左もわからない俺に無理難題を押し付けて、自分は外から見ているだけ、みたいな?
そういえば今思い出したけど、テストがやばくね?
「我々は學園の生徒、または関係者の仕業だと思っている。でも、君はまだ來たばかり、だからこの事件には関係ない」
「なら、先生とかにやってもらえば·········」
俺みたいな使えない奴より、先生にやってもらえばいいんじゃないか?
というか、テスト勉強させてくれ........
「それもないね。先生だから信頼できるって訳じゃない」
「でも·······」
この人は俺に赤點を取れと言っているのかな?
「まぁ、強制はしないよもちろん。嫌なら嫌で斷ってもいい」
そんなことを言われたら俺の答えは決まっているよ。
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