《神様を拾った俺はイケメンになれるそうです》人生初のデート(仮)1
俺は今、自宅から一番近い駅の前に立っている
「あの人超イケメン!」「でもあの様子だとこれからデートね」「あんた話しかけて來なさいよ」「何かの撮影かな?」
と、このように先程までは周囲から注目をけていたのだが、今では
「あのビッチ三人衆に聲掛けられてる。あの三人組って聲掛けた男達全員を食べてるらしいわよ」「それやばくない?「怖〜い。殘念だけど仕方がないね」
と哀れみの視線を送られている
何故なら俺は今
「ねーねーそこのイケメンくん。あたしらと一緒に遊ばない?」
「いいことしてあげるわよ?」
ナンパをされているからである
(うおぉー俺!まじで俺!めちゃくちゃわれてんじゃねーか!)
し聲をかけられたからと言ってここまではしゃぐのはしちょろ過ぎなのかもしれないが、些細なことだ
「あーすいません。この後知り合いとの予定があるので結構です」
しかし、春樹はギャルの様なタイプが苦手だった。どちらかというと春樹は初心で可いの子の方が好みなのだ
「いいじゃん〜そのお友だちにやっぱ後であそぼって言っとけば」
「いや、でも…」
(どうしてこうなった……)
人生で一番嬉しいようで嬉しくない験をしている春樹は諦めるように昨日の出來事を思い出していた
ーーーーー
昨日の放課後、クラス委員の仕事で黒板を消していたときのこと
「春樹くん。黒板もう終わったよね?終わったんなら一緒に帰ろう」
このように、初めて話した日から決まりのように穂花と毎日一緒に帰っている。このいが嫌な訳が無く、俺はもちろん
「いいよ。もう終わったから帰るか」
と答えて下校していたのだが不意に
「明日休みだね〜。春樹くんといるの楽しいからしだけ寂しい…かな...…そ、そうだ!もし春樹くんが良かったらなんだけど明日一緒にどこかに行かない?良かったら…だけど」
と顔を赤く染めながら言ってきた
ズッキューン!
やはり×上目遣いはたまらんぜ!あぁ〜頭でたい。でくりまわしてやりたいが、今はそれどころではない
「勿論OKだ。穂花が行きたいならどこでもいけるぞ?」
「そ、そうなんだ……なら明日の朝10時までに駅前に來てね!それじゃまた明日!」
「お、おい!待てよ!」
という會話があり、俺たちはデートをすることになっていたのだ。
俺は回想から戻り、もう一度現在の狀況を確認する
引いている観客、迫るギャル三人衆、迷がる俺。
そんな景が5分ほど続いた頃、ついに1人のの子が騒の中心人のところへっていく
「春樹くん!おまたせ。ちょっと遅くなっちゃいま……した…?あの、大丈夫ですか?」
「全然大丈夫じゃないけど…その服可いね。似合ってるよ」
こんな時でも俺は変わらない。しかし、この人たちどうしようかな…と悩んでいると、
「やっぱり彼連れかぁ〜」「これはだね。勝てないかな?」
などと言いながら帰ってくれた。だが春樹はもう
(もう疲れた…お家帰りたい。あのギャル達のリア充オーラで倒れそう…)
と、はやくも白旗を上げている
それでも俺の連れはそれを無視して微笑みながらこう言う
「春樹くんもしかして疲れてる?ダメだよまだまだこれからがデートなんだから」
ん?あれ?俺の右手にある白旗が見えないのかな?
その笑顔は神のように見えるだろうが、俺には悪魔の微笑みにしか見えなくなっていた。
「あ、でもあのの人たちにデレデレしてたから今日は覚悟しといてね」
俺の初デートは良い思い出になるのだろうか。このままではデートをする度に思い出してしまいそうなくらいにはトラウマになっている
「ほどほどにしてくれよ?」
俺の初めてのデート(仮)が始まった
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