《黒月軍事學園語》二章 第8話〜決斷~
MI6との共同作戦から何日か経った。あのあとは特にこれといったことはなかった。そんなある日學園から5日後に日本に帰って來るようにという連絡があった。今日はそのことを伝えに本部に來ていた。
「キング、5日後に日本に帰るように連絡が來た。だから、早くて4日後、遅くて5日後に日本に帰る。」
そう言うとキングはまるで知っていたのかのように頷いた。
「わかった。どうする五大幹部には伝えるか?なんなら私が伝えるが?」
と言ったので俺は
「いや自分で言う。だから明日みんなを集めてくれ。」
と言った。するとキングは「わかった」と言った。そして俺は本部を後にした。
家に帰ってゆっくりしているとバンと尾向、そして蓮が家にきた。なんでも晝食を一緒に食べようとのこと。ちょうど腹が減っていたので俺たちは飯を食べに行った。午後は家でゆっくりして今日は幕を閉じた。
ー次の日ー
俺は朝から本部にいた。理由は昨日キングに行ったことを五大幹部に伝えるため。そして全員揃うと俺は口を開いた。
「早速だが今日集まってもらったのはみんなに俺が日本に帰ると言うことを伝えるためだ。」
そう言うと
「そっかもうそんな日か。」
「1ヶ月頑張ったな拓人。」
「日本でも頑張れよ。」
とバン、尾向、蓮に言われた。咲とユキは・・・俯いていた。するとキングが口を開いた。
「拓人、日本に帰ると行ったばかりで悪いのだが君には1つ決斷を下してもらう。」
「容によるな。」
そう言うとキングは
「何ただ君の実力を買って、我々デルタフォースに所屬してほしいだけさ。だがそうなるとアメリカにいる時間と日本にいる時間がほとんど一緒になるし、その上命の危険がある。だから決斷してもらうだけさ。
その言葉に俺は
「し時間をくれ必ず答えを明日には出す。」
と言うとキングは笑顔で、
「好きなだけ時間を使うといい。君は若い、だから時間など沢山ある。」
と言ってくれた。そのあと俺たちは夜飲み會に行く約束をしてから解散した。
そして夜俺たちは俺がアメリカに來たときに來たレストランに來た。だが今日の俺はいつもこいつらと飲みに來た時とは違っていた。ずっとキングの質問が頭の中に殘って離れないのだ。どちらを選んでも俺は後悔してしまうかもしれない。そんな考えが頭から離れず俺はいつもみたいに楽しめなかったのだった。するとバンをコーラを口の中に流し込まれた。
「いきなり何すんだよバン。」
と言うとバンは
「何拓人が悩んでるなんてらしくないからな。どうせお前、どちらを選んでも後悔するかもしれないなんて思ってるだろ?でもな、後悔したって仲間が勵ましてくれるんだ。お前はやりたいようにやれよ。」
と言った。すると俺の頭の中が吹っ切れたような覚になった。
「そうだな、俺にはお前たちや日本にいるやつらみたいな仲間が沢山いるんだよな、ありがとよバン。おかげで悩みも吹っ切れたぜ。」
そうして今日は幕を閉じた。やっぱり咲とユキをおぶったのは。
ーまたまた次の日ー
俺は最高司令室にいた。中には俺とキングだけだ。
「キング、俺の答えを言うぜ。・・・俺の答えは
デルタフォースに所屬するぜ。」
するとキングは
「そうかそれが君の答えなんだな?後悔はするなよ?」
と言った。それに俺は
「俺は後悔しない。なぜならこれが一番正しいと俺が思うからな。」
と言った。そのあとキングは書類を渡して來た。これに印鑑を押したら俺はデルタフォースに所屬できるらしい。
そうして次の日、俺はみんなに見送られながら、日本に帰國した。
二章 第8話 END
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今回で二章は終わりです。次回からは第三章です。人は輝夜や颯斗に戻ります。あと、2人の方がフォローしてくださいました。これからもよろしくお願いします。
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