《雪が降る世界》第6話 〜育祭前編〜
「學早々悪いんだけど、學級委員長と育祭の実行委員の人を決めてください。」
とのことだ。學級委員長はまぁ責任がある奴だろ?で、実行委員ってぶっちゃけどんな奴でもできるよな。…だから俺は中學校3年間押し付けられてたのか。いやあれは擔任の加勢もあったな。高校生になってまでそれを抜け出せないのは片腹痛い…。
「ねぇこま、実行委員やれば?イケメンは功するよ。」
「うるせぇ。俺がやっても失敗くらいするし大前提として俺はイケてねぇ。お前がやるならやってやるよ笑」
「おう!やろーぜ!」
「は?!どう考えても冗談だろ!」
「お?璃久まさかの立候補?いいじゃん実行委員2人決まりー」
あーあ…。なんか自業自得なのか嵌められたのか…。いやしかも立候補ちゃう。
「なぁ七海…。聞いてくれ。」
部活に行く前に図書室行ったらいた。何気になんでも聞いてくれる。というわけで今日の経緯を全部話した。…が。
「あぁ、俺もだ。実行委員。」
「え?」
「イケメンかつ賢い子がやったらいいじに進むからって。まぁ、中學校でもそうだったから今更、な。」
やっぱ謎の偏見持たれてんな。もっと突っ込むと、賢いってみんなじゃないのか?特文だろ?
「…お前、自分かっこいいって思ってる?」
「急に難しいこと言うな…。んー…。でも、決定的に言えるのは、自分はただの欠陥品の埋め合わせ、ってことかな。」
「よく分からん。」
「ははは、またいつか話すさ。」
こいつ絶対なんか厄介なモン持ってるわ。…俺みたく。
育祭あるあるの最悪の事態。まずい、リレー選手に選抜された。だって俺のクラス20人しかいねぇから。いろいろ複雑…。いや、まずいのはそれだけじゃなくて。
「ん?50メートル?6秒臺だった。」
マジかよ七海。完璧じゃん。俺でも7秒…。そしてもっと驚きなのは、俺のクラス、俺以外全員9秒…。さすが勉強しかしてこなかったガリ勉の集い。あ、俺はよく走ってたよ?チャリ買うのもったいなかったから。
結果としては、アンカーになってしまったわけだ。ここまで言えばまずい理由が分かるだろ?最後の最後で七海と走るらしい。俺あいつの隣に並びたくないし並べない。総合レベルが地底と天空の差なんだよ。もう理不盡としか思えない…。
あとはアバウトにクラスのうちわとか旗を作っていけばなんとかなるだろう。…多分。
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