《りんご》帰路半ば
「ユキさん、りんごの花言葉はご存知ですか?」
「さあ、りんごに花言葉なんてあるんですか?」
「もちろんです。実のなるものには花がつくものです。りんごの花言葉はなんだと思いますか?」
「んー、系な気がします。」
「半分ほどあたりですね。」
「先輩には不釣り合いですね。」
「僕には臺本という人が。」
「はいはい、その話は置いておきましょう。どうして突然りんごの花言葉の話になったんですか?」
「りんごの花言葉は、好みや選択といったものがあります。そして果や野菜にはその実自にも花言葉があるのですよ。」
「それで、りんご自の花言葉は?」
「や後悔です。」
「何が言いたいんですか?」
「つまりユキさんがリンゴにわれ食してしまったことは、そういうことだということです。」
「先輩の考えがぶっ飛んでて何言ってるのかわからないです。」
「どうしてりんごの話を始めたと思いますか?」
「わかりません。」
「僕はりんごの話が好きだと言いました。ただ正直に言って、容はとても曖昧です。なのに僕はリンゴという言葉が呪いのように頭にこびりついてしまったのです。何故でしょうか。」
「先輩自のことでしょ。私にはわかりませんよ。」
「ユキさんは僕のことをただの馬鹿な頭のネジが抜けてる先輩だと思ってるでしょうが、君と僕はそういう點で同じだということです。」
「指示語をなくして喋ってください。」
「僕らは選択をし、同じように後悔をした。ただそれだけのことですよ。」
「先輩はどんな選択をしたんですか?」
「さあ、なんでしょうね。」
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