《スクールクエスト!》3話 『二人の読者と漫畫』
「お疲れ様ーっス」
「おう」
部室にってきた、いかにもなスポーツ年に最低限の言葉で挨拶を返す。
「あれ、珍しいっスね。ノブセンだけっスか?」
「あー・・・、いや、多分オレより早くマホのやつが來てたと思うぞ。窓が開いてたし」
「そっスか。ってこの部室めちゃくちゃ散らかってるじゃないっスか!?あーあー風で書類があちこちに・・・」
オレがスマホと向き合ってメッセージの返信に勤しんでいる間、スポーツ年はキビキビと床に落ちた紙を集めている。
「なんかマホがまたメンドくさいクエスト持ってきたらしいぞ。今日は校則ギリギリまで帰れないらしい。はぁ・・・」
「いやため息ついてますけど自分たちは毎日帰宅時間はそんなじっスよ。ノブセンが早く帰っちゃうだけで」
「マジで?いつもすまないねぇ」
「だったら最後まで居てしいんスけどね。ノブセンが居ると居ないじゃマホッチ先輩のやる気が全然違うんスよ」
そうは言われても、オレにだって早く帰らねばならない理由がある。
金曜の夜、ドラえもんをリアルタイムで観る事こそがオレの生きがいなのだから。
とは言え高校生にもなってドラえもんを観ているのがバレるとオレが學校という狹い社會で追放パージされかねないので金曜以外の日も早く帰っているのだ。
「でも今日は月曜っスからね。逃さないっスよ」
あれぇ!?バレてた!!?
「りょ、了解しました・・・」
驚愕きょうがくのあまり、後輩相手に敬語を使ってしまった。
ただでさえコイツは、細の割に上背があって長が高く、小顔な爽やかイケメンというリア充オーラ全開で常日頃からオレに神的負荷(被害妄想)をかけているというのにーーー
立場まで優位に立たれたらもはやオレの立つ瀬がなくなってしまう。というか後輩にこうも危機をじるあたりオレの小がすごい。
そのうちノリで館買った借金の返済でファンに3億円の寄付を募りそうなレベルでマジ小。
と、スポーツ年はなにかを発見したように目を輝かせてオレに視線を移した。
「あ、ノブセン隊長、発見しました。第3話っス」
「ん〜、何が?・・・ってそれ!でかしたぞナタツカ二等兵!」
スポーツ年が見つけたのは一冊のノートだった。
表紙にはポップなキャラが描かれている一見普通のノートだが、容はまさにファン(オレとナタツカのみ)垂涎すいぜんの代だ。
「じゃ、開くっスよ・・・」
表紙を開いてすぐのページには、まるで漫畫のような畫風で1組の男がを重ねている。
「ブッ・・・!!ああダメだ。笑っちゃダメだよな・・・!!」
「そうっスよ・・・!それにここで笑ってたら後がもたないっス・・・!!」
口ではそう言っても、お互いの顔は大分にやけていた。
口角の上がるのを意志の力で必死に押さえつけ、結果として顔筋が引きつった顔になる。
【書籍化・コミカライズ】三食晝寢付き生活を約束してください、公爵様
【書籍発売中】2022年7月8日 2巻発予定! 書下ろしも収録。 (本編完結) 伯爵家の娘である、リーシャは常に目の下に隈がある。 しかも、肌も髪もボロボロ身體もやせ細り、纏うドレスはそこそこでも姿と全くあっていない。 それに比べ、後妻に入った女性の娘は片親が平民出身ながらも、愛らしく美しい顔だちをしていて、これではどちらが正當な貴族の血を引いているかわからないなとリーシャは社交界で嘲笑されていた。 そんなある日、リーシャに結婚の話がもたらされる。 相手は、イケメン堅物仕事人間のリンドベルド公爵。 かの公爵は結婚したくはないが、周囲からの結婚の打診がうるさく、そして令嬢に付きまとわれるのが面倒で、仕事に口をはさまず、お互いの私生活にも口を出さない、仮面夫婦になってくれるような令嬢を探していた。 そして、リンドベルド公爵に興味を示さないリーシャが選ばれた。 リーシャは結婚に際して一つの條件を提示する。 それは、三食晝寢付きなおかつ最低限の生活を提供してくれるのならば、結婚しますと。 実はリーシャは仕事を放棄して遊びまわる父親の仕事と義理の母親の仕事を兼任した結果、常に忙しく寢不足続きだったのだ。 この忙しさから解放される! なんて素晴らしい! 涙しながら結婚する。 ※設定はゆるめです。 ※7/9、11:ジャンル別異世界戀愛日間1位、日間総合1位、7/12:週間総合1位、7/26:月間総合1位。ブックマーク、評価ありがとうございます。 ※コミカライズ企畫進行中です。
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