《日々》第11話 決勝戦
第1試合の覇者ヒデト
第2試合の覇者ヒロキ
この2人のどちらかが1位トップをとる。
【ヒデトvsヒロキ】
『ジャンケンポン!』
じゃんけんで勝ったのはヒロキ。だが
「レシーブで」
「え? あ、うん。」
有利だとするサーブ権を渡したのだ。
(どういうことだ? もう勝つつもりはないのか? ただ初心者だからそういう知識もないってことか。だとしたら、これはラッキー!決めさせてもらう。超下回転ブチギレサーブを!)
「ドゥリャッハ!」
『ブンッ!』
「フリャ! あっ……」
『カッカカ……』
【0:1】
「今のをドライブでさらに強烈な回転をかけて返すとは……やるなヒロキ。 ナイスだ!!」
『アジさんキャプテンテンション高いなー。』
(今のが返された!?これは思った以上に大変な試合になりそうだ。気は絶対に抜かないようにしないとな。次もサーブ権は俺だ。落ち著いて無回転のショートサーブを出してみよう。これならいきなり決めることはできないはず。)
『スッ…… 。 カッカ』
『カタッ』
『カタンッ!!』
『カタタンッ!』
「へっ」
(くそ〜! ショートに出して自分から攻撃わ仕掛けてみたものの、さらに強烈なのが返ってきた!)
『カタンッ!』
「バシッ」
『カンッ』
『スッ……ドン!!』
(何ィィ!?)
その後の攻撃もヒデトの裏を読んで點を取っていく。
【第1セット ヒデトvsヒロキ  6:11】
続く第2セット依然ヒロキが優勢だったがヒデトもきの癖を見つけ出していき、
9:9まで迫っていた。
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