《俺の得能は「平凡」だった。》二話 「平凡」は変えられる
「あなた、「平凡」を卒業したくない?」
「何言ってんだ?お前。」
「何って、私があなたのどうしようもない得能を変えてやろうって言っているのよ。」
「は?得能って変えられるのか?」
「ええ。ちなみに私の得能は「才兼備」ではなく「無能」だったのよ。」
「は?噓だろ?お前みたいなやつが「無能」?俺より悪いじゃねーか。」
てか、もうそれは得能ではなくただの無能だ。そんな得能があっていいのか?
「得能は「努力」で変えられるのよ。あなたはこのままでいいの?いつまでも馬鹿にされて?」
「それは...嫌だけど。こんな俺にでもできるのか?」
「ええ。あなたならできるわ。」
得能を持って生まれてきた俺。周りから期待されて生きてきた。だけど俺の得能は「平凡」だった。親からも周りの奴らからも馬鹿にされた。悔しかった。ならどうするのか。答えは決まっていた。
「ああ。だったらやってやる。俺はなにをすればいい?」
「じゃー、今日放課後西棟の多目的室に來なさい。」
「は?西棟の多目的?あそこは使われてないはずじゃ?」
「いいから。放課後よ。」
「ま、分かったよ。放課後な。」
黒姫はそう言って俺の前から立ち去っていった。
俺が教室に帰るとクラスがざわめき始めた。
「黒姫さんになにされたんだ?」
「ちくしょー、あいつだけ...。」
「どうせ告白でもして振られたんだろ。」
口のつもりなんだろうが聞こえてんだよ。馬鹿野郎。
ああ、どいつもこいつもふざけた奴ばかりだ。絶対に見返してやる。俺は心のに誓った。
5、6時間目を終え放課後になった。黒姫は先に西棟の多目的室に向かったようだ。
この學校には西棟と東棟があり、俺たちのクラスは東棟である。西棟はあまり使われていなく、多目的室もその一つだった。
「西棟とか久しぶりにきたな。どこだったけ?多目的。たしか、二階のどっかだったよな。」
俺は西棟にり二階に上がり誰もいない靜かな廊下を歩いた。空っぽな教室ばかりで気味が悪い。だが、1つだけ他とは違う教室があった。
「電気がついてる。ん?得能を極める會?
なんじゃそりゃ?」
多目的室と書いてある板の橫に変な名前が書いてあるのだ。ここなのか?本當に。まあ、ってみるか。
「失禮しまーす。」
俺がそこで目にしたのは黒姫...だけでなく、他にも3人の生徒がいた。
「新人くんだね〜。よろしく〜。」
「ようこそ。能極會へ。」
「よろしくっす〜。」
「ようこそ、「得能を極める會」略して能極會へ。白鳥くん。」
「誰ですか?この人たち?てか、ここなに?」
すると長は俺より低いが上級生の子生徒から腕を引っ張られて無理やり教室にれられた。
「まあまあ座りたまえ〜。新人く〜ん。説明は後で。よーし!新人くん部おめでとう會を始めよー!」
すると今度は俺よりでかい上級生の男子生徒が暴走している子生徒を止めた。
「まあ、落ち著け、子。まずは自己紹介からだ。すまない。白鳥くん。俺の名前は、近藤忠という。よろしくな。」
「よ、よろしくお願いします。」
「そして、わったしがー!南鳥子さんだー!よろしくねー!後輩くん!」
なんか、後輩になってるし。
「そして、おれっちが花垣大河っす。よろしくっす〜。」
「は、はぁ。」
「で、私がここの部長の黒姫可憐よ。よろしくね。」
なんかおかしなことになってしまった俺だったが、ここから始まる毎日は絶対に忘れられない毎日になるのであった。
【書籍版4巻7月8日発売】創造錬金術師は自由を謳歌する -故郷を追放されたら、魔王のお膝元で超絶効果のマジックアイテム作り放題になりました-
書籍版4巻は、2022年7月8日発売です! イラストはかぼちゃ先生に擔當していただいております。 活動報告でキャラクターデザインを公開していますので、ぜひ、見てみてください! コミック版は「ヤングエースUP」さまで連載中です! 作畫は姫乃タカ先生が擔當してくださっています。 2021.03.01:書籍化に合わせてタイトルを変更しました。 舊タイトル「弱者と呼ばれて帝國を追放されたら、マジックアイテム作り放題の「創造錬金術師(オーバーアルケミスト)」に覚醒しました -魔王のお抱え錬金術師として、領土を文明大國に進化させます-」 帝國に住む少年トール・リーガスは、公爵である父の手によって魔王領へと追放される。 理由は、彼が使えるのが「錬金術」だけで、戦闘用のスキルを一切持っていないからだった。 彼の住む帝國は軍事大國で、戦闘スキルを持たない者は差別されていた。 だから帝國は彼を、魔王領への人質・いけにえにすることにしたのだ。 しかし魔王領に入った瞬間、トールの「錬金術」スキルは超覚醒する。 「光・闇・地・水・火・風」……あらゆる屬性を操ることができる、究極の「創造錬金術(オーバー・アルケミー)」というスキルになったのだ。 「創造錬金術」は寫真や説明を読んだだけで、そのアイテムをコピーすることができるのだ。 そうしてエルフ少女や魔王の信頼を得て、魔王領のおかかえ錬金術師となったトールだったが── 「あれ? なんだこの本……異世界の勇者が持ち込んだ『通販カタログ』?」 ──異世界の本を手に入れてしまったことで、文明的アイテムも作れるようになる。 さらにそれが思いもよらない超絶性能を発揮して……? これは追放された少年が、帝國と勇者を超えて、魔王領を文明大國に変えていく物語。 ・カクヨムにも投稿しています。
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