きてしまった。この日が...

「最悪だ...」

俺は食堂のいつものポジション...て言っても、ただのボッチ専用みたいな小さなテーブルの端っこだが...。

  俺はお気にりの焼きそばパンを食べながら次の合同授業について考えていた。

  何が最悪って、あの謎のが居るからだ。そう、俺の・・を知っているあのが。絶対気まずい空気になる。そんなの俺でも分かる。

   考えても仕方ないか。俺は端のほうでキャらしく大人しくしてるか。

「...もうすぐ、か」

俺は一つ溜め息混じりに獨り言を呟く。

___嫌な予しかしないんだよなぁ。

「やべ...そろそろだし」

俺はパンの袋をポケットに強引に突っ込む。

  俺は食堂を後にし、はや歩きで教室へ向かった。

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  全員運著姿で育館に三列に並んで生徒會を待っている。なんというか、すごいピリピリしてる。

  生徒會という響きで張しているのだろう。それは多分、全員共通だ。

  今か今かと待っていた時、育館の扉が靜かに開かれた。全員扉の方へ視線をやる。

  靜かに開かれた扉から5人の集団が意気揚々とってくる。

「待たせてごめんね～、1年生のみんな」

一番最初に聲をあげたのは生まれつきなのかわからないが茶髪のチャラそうでけが良さそうな一人の男子生徒。

「...あれ、ちょっと？雄騎ゆうき達も喋りなよ。イメージ悪くなっちゃうよ？」

「どうせ後で自己紹介やるっしょ。まぁ良いや。早く授業始めよ」

次に聲をあげたのはポニーテールの小柄なチb...背低い。ランドセル背負ってても違和ないと思う。

   後の三人は靜かなのか人見知りなのか喋らない。

「それもそうか。んじ今日の日直の人號令よろしくー」

明るい聲で茶髪の男が言う。

「あっ、日直私か」

確か今日の日直は未央...とか言う奴だったか。

「えーと...気を付け、禮」

しおぼつかない様子だったが...まぁ良いか。

「日直さんありがとー。さて、合同授業ということで！まずは私達生徒會の自己紹介からだね！」

ポニーテールの元気で明るい未央によく似たがどうやら場を仕切ってくれるようだ。

「んじや、私から。私は近藤 香音こんどう かのん。屬はと炎と風の3つ。よろしくね！」

屬3つ持ち...かなり珍しいけど...あれ、屬5つ持ちって...？

「次俺な」

茶髪の男が爽やかな笑顔を作る。

「俺は桂 潤野かつら しゅんや。屬は水と心理の2つ。よろしくね」

と、ウインク。絶対子け狙ってんだろうな。

「...次紫音しおんだよ？」

「...順番なんて聞いてないわよ。まぁいいけど」

あの、昨日の...

「時雨 紫音しぐれ しおん。屬は闇と龍神りゅうしんの2つ。よろしく」

龍神...って確か、龍の召還魔法を々使えるっていうかなりチートな屬だったよな...？よし、紫音とやらには近づかないようにしよう。

「次音緒ねおな」

「あっ...ぼ、僕...ですね」

そう言い、茶髪の...いや、桂 潤野という男の後ろからひょっこり出てきたのはし小柄な男。

  第一印象は"可い系男子"である。

「えっと...須波 音緒すなみ ねお、です...屬は...風と回復と水の3つです...」

周りの子から可いと囁かれている中、淡々と自己紹介は進んでゆく。

「それじゃあラストはこの方っ！」

香音が両手を大きく広げる。

「やめろって...ン"ン"。白百合學園生徒會長の志月 雄騎しづき ゆうきだ。屬は龍神とと心理と風と水の5つだ」

俺と同じ5つ持ち...しかも俺より良い屬持ってやがる。

「...それじゃ、早速やろうか、魔法バトル・・・・・　」

その言葉を聞いた俺達は聲を揃えて言う。

『...は？』