《1分の時があれば》何気ない日常
僕は永合なごう亮りょう、今年から高校二年生になった。新米高校二年生だ。僕は特に運が出來るわけでもなく、學力が良いわけでもない。そこらへんにいる高校生よりもちょっと下の高校生だ。そして僕は昔、いころに母を通事故で亡くしている。今は父と二人暮らしだ。父は、クマのように丸い。はっきり言ってあんな父は嫌いだ。
「朝だぞー!遅刻するぞ!」
父が起こしに來たようだ。僕は毎日起きるのが遅い。理由は前の日の朝に夜遅くまで起きているからだ。ゲームは楽しい。ゲーム沼から抜け出せる人は數ない。
「うん、わかった今起きる。」
「先に家出てるからな!カギ閉めるんだぞ!」
「わかった。」
あぁ、朝は面倒くさい。そう思いながらもを起こし制服の袖に腕を通す。ふと時間を見ると七時四十五分だ。學校の登校時間は八時までだ。そして、家から學校までは自転車で二十分ぐらいかかる。今日はいつもより疲れているから學校を休もう。電話をかけるためスマホを手に取ったとき、
「ライン!」
スマホが鳴った。僕はびっくりしてスマホを落とした。畫面が割れていないか確認し、スマホを開く。
「こんな時間に誰だよ。」
と呟きながらもLINEを開くと、谷敷やしきすずからのLINEだった。
【WEB版】高校生WEB作家のモテ生活 「あんたが神作家なわけないでしょ」と僕を振った幼馴染が後悔してるけどもう遅い【書籍版好評発売中!】
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