一樹が手を合わせしていると、

一人のが聲をかけてきた。

「おい、そこの男子生徒！もうすぐ學式始まるぞ。」

「えっとあなたは？」

一樹は目の前の上下赤ジャージを著たショートカットの

に尋ねる。

「私は育教師の早乙さおとめだ！君は新生だよな？」

「はい、本日からこちらの學園に通う

青鷺 一樹です！」

「ほう、元気のいい生徒は大歓迎だ！よろしくなっ。」

彼は太のような笑顔を一樹に向けると、

そのまま式の會場まで案してくれた。

「早乙先生、ここって男子生徒ないんですか？」

「ん？あぁ〜君のようなタイプの生徒は、

この學園では結構珍しいかもしれないな。」

一樹は彼の言った言葉の意味がよく理解できなかった。

「まぁ、詳しくは學園長から話がある。」

「そうですか。」

「はい、著いた。ここが式典を行う育館だ。

中で付をしたら渡された番號の席に座りなさい。」

「わざわざ案まで、ありがとうございました！」

早乙先生はニコニコと笑いながら一樹に手を振った。