《小さなヒカリの語》70ページ目
――――過去の話――――
「あれ、ヒカリは? 康介ちゃんと一緒じゃなかったの?」
「……はい」
は走って遠くのほうに消えてしまったのだ。家に帰ったと思って年はあとをゆっくり追いかけたつもりでいたが、はまだ帰ってきてないらしい。
「どうしようかしら……すぐに帰ってくると思ってたから困ったわ。おばあちゃんが倒れて今、救急車で運ばれたの。もしもの場合を覚悟しておいてくださいって言われて……ヒカリを連れておばあちゃんの運ばれた病院へ行くつもりだったのに。あの子、おばあちゃんっ子だからとても悲しむと思うわ」
「……すみません」
「あらやだ、康介ちゃんが謝る理由なんてどこにもないわよ。あっ、そろそろお父さんが病院に到著する頃だわ。私はもう行くけど康介ちゃん、ヒカリを見かけたら病院へ來るように言ってしいの。場所はこれにメモしておくから」
「分かりました」
年は頷き、メモをもって勢いよく外に駆け出した。
******************
ぴぴぴぴぴぴぴぴ。
時計の電子音で目が覚めた。重たいまぶたを開けると窓から差すが顔を照らし、まぶしさに再び目を閉じる。だるさに心が支配されそうだ。昨日結局寢付いたのは夜の三時。つまりは今日の朝三時だ。まだ眠り足りない。だが、ここで二度寢すると絶対遅刻する。
「んっっんあーーーー」
ベッドから起き上がり、びをして、學校へ行く支度をぼちぼち始める。
ぼちぼち、そう思ったが、
「あれ?」
おかしい。目を凝らしてみる。ごしごしる。もっと強くる。しかしいくらったって時計の針は、
「しちじごじゅっぷん!?」
生命の営みが一瞬止まった気がした。心肺停止。凍りつくようにその場からけなくなる。
が、それもまた一瞬だった。完全に目が覚める頃には家を飛び出していた。
「聲ぐらいかけてくれればいいのに。一人で先に行くはないだろ」
今絶賛疾走中の俺の隣にヒカリの姿はない。遅刻するぎりぎりまで寢ていた奴にあれこれ言う権利はないのかもしれないが、それでも起こしてくれよと思う。
朝ごはんも食べられなかったし、準備もきちんと出來たかどうか曖昧だ。
急いでバッグに突っ込んだもんだから、弁當の中は図らずもミキサーされてるだろう。
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