《突然不死という最強の能力に目覚めちゃいました》不死者
西暦2330年 12月01日神谷 玲(7歳)は2階にある自室で、2つ下の妹の沙希の面倒を見ていた。下の階では父と母が晝食の準備をしている。
  玲は沙希にねだられ絵本を読んでいた。その容は、餅から生まれた怪力の能力を持った主人公 力 餅太郎 が、火をる者、空を自在に飛ぶ者、から刃を生やす者を仲間にして、鬼ヶ島にいき鬼を退治すると言うがたりでした。
「ムカーシムカーシアルトコロニオジイサントオバアサンガイマシタ。オジイサントオバアサンハイロイロナリユウカラコドモガイマセンデシタ。」
「なんでお兄ちゃんそんなボー読みなの!ちゃんと読んで」
 
沙希が玲のふざけた読み方にプンスカ怒り始めた。
  
「だってこの本前も読んだじゃんたまには違う読み方が良いかなって...」
玲は屁理屈のような言い訳をしていると空気が冷えていくのをじる。妹を見るとかなり怒っているようでこちらを睨んでいる。
「はいはいわかりましたちゃんと読みます。だからその睨み方やめて」
玲の発言に沙希は頷き睨むのをやめニカっと笑顔になり「はやく!はやく!」と続きを読むよう促してくる。
「えーとっどこまで読んだっけ」
玲は指で文字をなぞりながら続きを見つけると再び読み始める。
「ある日おじいさんとおばあさんが餅をついているとその中から『おぎゃあおぎゃあ』と鳴き聲が聞こえ赤ちゃんが出てきました。おじいさんとおばあさんはその子を餅太郎と名付け育てました。その子はとても力持ちで、賢い青年へと育ちました。そんなある日、鬼ヶ島の鬼が各村々を襲っていると耳にし餅太郎は、鬼退治に名をあげました。おじいさんとおばあさんは鬼ヶ島に向かう餅太郎に、『自分達にはこれくらいしかできないと』毒団子と解毒団子を渡しました。『この毒団子を食べれば一ヶ月後には死んでしまうからこれを誰かに食わせ解毒団子を餌にお供を作るんだよ』と言い聞かせ餅太郎の背中を押しました。餅太郎は『ありがとう大事に使うよ』と言うと鬼ヶ島に向かい旅立ちました。
  まず餅太郎は仲間を集めるべく街に報収集に行きました。するとこの街には、火をる能力者、空を飛ぶ能力者、刃を出す能力者がいることがわかりました。
 まず餅太郎は能力者の集まりがあると噓の報をばら撒きそこにまんまと現れた「火をる能力者」の犬男と「空を飛ぶ能力者」キジ助に毒団子を食わせ二人の手下を作りました。次にキジ助の能力で「刃を出す能力者」マ猿の部屋に忍び込みこれまた毒団子を食べさせました。こうして3人の強い味方を得た餅太郎は鬼ヶ島に行きいとも簡単に鬼を退治してしまいました。
 そして鬼を追い出しおじいさんとおばあさんと3人で鬼ヶ島で暮らしたそうなめでたしめでたし。
ps その後餅太郎を恨んだ犬男、キジ助、マ猿に仕返しをされたとかされないとか     お終い」                                            
「ねぇ お兄ちゃんも餅太郎やキジ助達みたいに空飛んだりできるの?」
 「僕は出來ないんだよね」
  沙希のその質問は玲にとってはかなりきついものだった。なぜなら家族の中で玲1人だけは能力がなかったからだ。まだい沙希はそんな玲の心など知らずさらに追求するように言う。
「なんで? ねぇなんでお兄ちゃんだけ出來ないの?」
「しらねぇよそんなこと!こっちが教えてしいわ!」
 その質問責めについつい切れてしまい玲は自分の布団にりふて寢してしまった。
                        *       *       *
「    げて...  にげて    沙希を連れて早く逃げて!」
  寢ていると頭のかなに直接母の聲が聞こえてきたその聲の異常さに即座に目を覚ましすぐに部屋の隅で不貞腐れている沙希に聲をかける。
  しかし沙希はさっきの事もあり素直に言うことを聴いてくれない沙希を説得している間も頭に響く聲は止むことはなくむしろどんどんと強いものへと変わっていく。
  そしてやっと沙希がその重い腰を上げ用とした時      「ダン!ダン!ダン!」と何者かがわざとらしく音を立て階段を登ってくる音が聞こえてきた。それは明らかに父や母のものとは違く今までに聴いたことがない様な足音でそれは自分達に危機が迫ってきていることだと玲は直ぐに理解することができた。「その足音がこの部屋にってくる前に速く逃げなくちゃ」玲は沙希を窓から出す。その時「ギーーー!」と音がなり扉が開く。
「み〜つけた〜」
そこには白眼がなく真っ黒な目をした痩せた男が刃を持っていた。その男はスッと玲の前に來ると
「おやすみなさ〜〜い     死ね ︎」
と言いながら玲のに手に持っていた刃を突き立た。その瞬間頭の中ではいろんなことを思ってしまう
「あっ死んだ     沙希はにげ切れたかな?    痛いななんで僕はこんな奴に殺されなきゃならないんだよ    痛いな〜痛いな〜    
                                                             あれ?痛く無い」
  
 恐る恐る目を開けると、には刃は刺さっておらず、目の前にはあの男がから大量のを流し倒れていた。
「ピーポーピーポーピーポーピーポー    ウゥーウゥーウゥーウゥー!」
とパトカーと救急車の音が段々と近づいて來るのが聞こえる。「ドタッ!ドタッ!ドタッ ︎」と一気に警察が家へと押しかけて來る。2階の窓からもガラスを割り次々と警察がる。玲の部屋にもまた同じように1人の警察がって來ると玲を抱えるとについた無線に向かい「子供保護しました。犯人らしき男が1人からを流し倒れています。」と一報を告げる。しかし彼らはその後も捜査の手は緩めず家中を一通り調べ盡くした。
 犯人の仲間がいないのを確認し終わると警察は玲を連れ署へと連れて行った。そこには先に逃げた沙希の姿があった。玲は直ぐ様沙希の元へ駆け寄り怪我がないことを確かめるとつい堪えていた涙が溢れてきてしまった。
沙希はそんな玲の頭を無言ででていた。
それから約一週間警察の捜査もひと段落し、その詳細が玲に聞かされた。玲からの要で沙希には真実は語られなかった。
犯人は指名手配中だった明人間の男だった。犯人には仲間はおらず玲の両親は2人ともあの男に刺され亡くなったと言う。父は心臓を1突きされ即死、母は出多量での死亡だったそうだ。
  警察への通報は母が最後の力を振り絞り自のテレパシー能力で行われていた。
また犯人の死因も父と同じく心臓を刺され即死だった。しかし犯人を殺した兇は見つから無かった。傷跡は犯人の所持していた刃と一致したがそれからは犯人のは、検出しなかったそうだ。
警察からはそんな話を聴かされたが正直その時の玲が理解したのは両親が死んだ事そして犯人を殺したのが自分かも知れないと言うことだけだった。
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