《突然不死という最強の能力に目覚めちゃいました》生徒會長と洗脳2
翼と生徒會室で話してから2日が経つが未だに彼からの連絡はない。彼はことだから忘れているということはないだろう。しかしそれが玲の不安を煽ってくる。もしかしたら日野が翼の提案を拒否しているかもしれない。
玲は電車に揺られながらついそんなことを考えてしまう。
ブーッ!ブーッ!
玲のポケットからなスマホの振オンが鳴り意識が戻ってくる。
翼からかもしれないとすぐに通知を確認するがスマホの畫面に出ている名前は別人からだった。
鈴音「今日そっちでご飯食べるから夕食3人前よろしくね」
なんだ鈴音か。
玲はそのまま既読もつけずスマホの電源を切り再びポケットへとしまい外の景へ目を向けた。
ブーッ!ブーッ!ブーッ!ブーッ!ブーッ!・・・・・
5分もしないに再びスマホが鳴り始める。しかも今度は連続して鳴り続けている。仕方なく畫面を開くとやはり鈴音からで27件と表示されている。しかもその數はこうしてみている間にも凄い勢いで増えていく。
流石に鬱陶しくなった玲はメッセージアプリを開き一言書き込む。
玲「ウザイ!」
鈴音「ごめん」
玲の容赦ない言葉に鈴音は誤りついでに変なスタンプを送って來た。そして急に話を戻してくる。これも玲が本気で怒ってないと知っているから出來ることだろう。
鈴音「それより夕食よろしくね」
玲「わかった」
あいつ用件だけ言いやがって
最後に玲が送ったメッセージに既読は付かなかった。
*     *     *     *     *
時刻は既に23時を回っている。あの後結句翼からの連絡はなく1日が過ぎようとしていた。
結句今日も翼からの連絡來なかったな。
玲はスマホを機に置き部屋の電気を消して布団を被った。
・・・♪〜♪〜♪
暫くして布団越しに聞き慣れた音楽が流れ來てくる。玲の朧になっていた意識がその音楽によって徐々にはっきとしてくる。玲は布団から手を出し音の出るする編をパシパシと軽く機を叩きながら手探りでスマホを探す。
そしてまだはっきりとしない意識の中なんとかスマホの畫面をタップし電話に出た。
「もしもし」
寢惚けているのが丸わかりの小さく掠れたような聲が出てしまった。
「ごめん寢てた?なんなら明日學校で話そうか?」
スマホからは聞き覚えのある聲が聴こえてくる。
「大丈夫です。もう起きたんでこのまま話しましょう」
電話越しに心配してくれている翼になんだか申し訳なくじてしまい、目を覚ますために軽く自分の頬を叩いた。
「本當に大丈夫?明日覚えてないとか言わないでよ」
「大丈夫です。それよりどうしたんですか?こんな時間に」
話の容は分かっていたがそれでも一応確認をしてみた。
「この前の日野のことだよ。それより「こんな時間って」ずいぶんな言い草だね、こっちは5時前に連絡れたのにいつまでも返信こないから仕方なく電話したんだけど」
翼の言葉に玲はし思い當たる節があった。5時前と言えばちょうど鈴音からのLIMEが大量にきた時間帯だった。多分翼からのメッセージはその大量のメッセージに紛れてしまい気づかなかったようだ。
「それはすみませんでした、全然気づいてなかったです」
「大したことでもないしそれはもういいよ。君も眠そうだし用件だけ言うよ
今日、日野から連絡があって乃明のこと手伝ってくれるみたいだよ。それで明日の放課後生徒會室に読んであるから君も來てくれないかな、當日の打合せとかいろいろ作戦練っておきたいんだけど」
もともと自分が言い出したことだ。玲は「わかりました」と返事を返し明日に向け速やかに睡眠をとった。
*     *     *     *     *
翌日放課後
玲はHRが終わると翼に言われた通り生徒會室に向かった。
「失禮しま〜す。・・・あーっと、久しぶり」
生徒會室にるとそこに翼の姿はまだ無く、日野1人がソファーに腰掛けていた。
「なんだお前か」
日野は玲の顔を見るなり興味無さげにすぐ顔をそらした。どうやら日野が待っていたのは玲では無く翼の方みたいだ。
玲は立っているのも疲れるのでとりあえず日野から1番遠い位置にある椅子に座って翼を待つことにした。
チッチッチッチッチッ時計の秒針の刻む音だけが室に響いている。あれから暫く経つが翼はまだ來ず時間だけが経っていく。
あー気まずいな、なんであの人まだ來ないんだよもう10分位経つんだけど。やっぱなんか話ほうが良いんかな、これから手伝ってくれるんだし禮の1つでも・・・。
「あ!」
考えた挙句玲が日野に話しかけ用と口を開いた時りの扉が開き翼がって來た。
「ごめん、HRし長引いちゃって」
翼はし早歩きで空いている椅子に座ると早々に本題に取り掛かる。
「それじゃ早速だけど本題にろうか」
「おい!そんなことより本當に謹慎といてくれるんだろうな」
しかしそれを阻むように日野が翼に怒鳴りつけた。
おいおい、なんでそんなキレてんだよもうし冷靜に話しろよ。これじゃあ言われた方も気分悪くなるから。
玲は心配して翼の顔を伺うが翼はいつも通り平然と凜としていた。
「まぁ君がしっかりと協力してくれたらね」
「その言葉忘れんなよ・・・」
日野はその言葉を聞くとまるで人が変わったように靜かになった。
「それじゃあ話を戻すけど良いかな。一応こっちの方やり方で考えて來たから君たちはその通りにいてくれれば良いかな」
「え!?そんなことまで考えて來てくれたんですか、なんかすみません俺が言い出したことなのに」
翼の言葉に玲はなんだかとても申し訳なくじてしまう。
「そんなこと別に気にしなくて良いよ。私も前々から乃明のあれはなんとかしたいと思ってだからね」
「で、俺は何すれば良いんだ?」
謹慎が解かれるのがよっぽど嬉しかったのか日野は積極的に話に參加してくる。
「君がやることは大きく分けて2つある。まず乃明の前で彼、神谷 玲のことを否定する。それもし大袈裟にね。これがまず1つ目。そうしたら多分前みたいに乃明は君をこの部屋に連れて來るはずよ。でここからが2つ目、多分乃明は君に向かって凄い勢いで神谷くんについて語って來る。そこで君は乃明に「自分の考えを押し付けるな」ってズバッと言ってくれれば良い」
「なんだそんなことか簡単じゃん」
日野は話を聞き終わるなり余裕の表を見せる。まあ、確かに日野の格上こんなことは普段からやっていることと大差ない人選としてはぴったりな役だったのかもしれない。
「その他話の導などのサポートは私と玲くんでやるから君は安心して自分のやることだけ考えてくれればいいから。後は私と玲くんで準備しておくから君はもう帰っても良いよ、君がここにいることが乃明にバレたらいろいろ面倒だからね」
用件だけ伝えると翼は日野を帰らせ部屋は玲と翼の2人だけになった。
「翼先輩この話とは関係ないんですけど一つ聞きたいことがあるんですけどいいですか?」
玲は日野がいなくなったところでずっと気になっていたことがあった。
「何か気になることでもあった?」
「日野のことなんですけどなんであいつそんなに謹慎といてしいのかなって、だってほら言っちゃあれですけどあいつそんなに學校真面目に出そうにないですしむしろ謹慎食らって喜びそうじゃないですか」
玲の言葉を聴いた翼はいつものように呆れた顔でひたいに手をやった。
「君は本當に何も知らないんだね。彼は來週から始まる學園トーナメントに參加するために謹慎を解きたがってるのよ」
學園トーナメント?どっかで聴いたことあるような気はするがイマイチ思い出せない。
「その學園トーナメントって何なんすか?」
「學園トーナメントはこの學校でのカースト決めみたいなものだよ簡単に言うと生徒同士で戦って競い合う実戦練習みたいなもの。詳しいルールは當日に説明があるからそれ聴いて」
「そんなのがあったんですね。全然知らなかったです」
翼は玲の顔を見て何だか呆れた顔をしていた。
「玲くんってけっこう抜けてるところあるよね。初めて會った時はなんか完璧主義なじがあって近寄りがたかったけど勘違いみたいだったね」
その言葉に玲は苦笑いで返すことしかできなかった。
「じゃあ君の質問も終わったし話戻すよ。當日何らかの理由を付けて私が日野くんと乃明を生徒會室に呼んで話をするから君はそこにって來てそこで何気ないじて乃明に絵のことで話しかける。そうしたらさっきの説明通り日野がそれの否定をれて流れを持ってくじ。これでいいかな?」
「本當何から何まですみません。それでいつやるんですか?」
「まあ日野くんのことを考えるとなるべく早くやった方が良いかもしれないね。明日、明後日とかどうかな」
翼からの回答は思っていたものよりも案外早いものだった。
「俺はいつでも大丈夫ですけどそんなに早くて大丈夫なんですか?」
「準備とかは特にないしこのくらいで良いと思うんだけど」
そう言われれば確かにそうだ、なら翼の言うとうり、なるべく早くした方が良い。
「そうですね、なら明日にでもやった方がいいですね」
「じゃあ決まりだね、また明日この場所で」
結局作戦の実行は明日に決まった。
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