僕は、マナの作が唯一できないので、訓練に參加できなくなってしまった。

一人の為に訓練をストップする訳にはいかないだろう。

僕達は午前に訓練、午後はそれぞれ好きなことをしている。

まあ、好きなことといっても町には行かせてくれないので城散策したり、皆で集まって話したりとかだが。

そんな中僕は、午前も自由時間だ。

マナを作する訓練は何処でもできるからな。

今日で異世界に來て一週間経つ、訓練が始まった次の日からは、毎日朝から夜まで図書館にいる。

何とか[狀態異常妄想]の良い使い道がないかなど考えながら、マナをかす練習をしている。

皆は魔法を撃ったり、なんらかのスキルで剣技を発したりしているようだ。

僕も一度樹に協力してもらって、一度使ってみた。

（[狀態異常妄想]睡眠レベル1付與）

《[狀態異常妄想]発。樹夏蓮に狀態異常睡眠レベル1を與えることに功しました。》

樹ちゃんは、0.5秒ほど目を閉じてバランスを崩すとめを開けた。

慌ててを支えにいったが必要では無かったようだ。

「凄いね。本當に気付いたら寢てたよ。」

「それが5回の失敗のあとでなければね。僕の魔力値より、し高い魔耐値なのにこれではなかなか実戦では使えないな。」

という結果になりあまり良い結果を得られなかった。

これでこの一週間の果は終わりだ。

あわよくば[狀態異常妄]でMPを使い果たし、マナを作しやすくしてみようと思ったが、[狀態異常妄想]は、一度使うと同じ効果の狀態異常同じ対象にを使うには30秒のクールタイムが必要でMP回復速度の方が早くマナが減らなかった。

マナの作はできる気配がないし、スキルもいい結果は得られなかった。

あとは、図書館に通い続けていたのでこの世界について々知れたぐらいか？

それにしてもこの一週間図書館にいてクラスメイトで來たのは數人しかいなかった。

樹とその馴染みや何人かのの子、それ以外は城散策してるやつらだけしかこなかった。

他のやつらは、大丈夫なのだろうか？

こんな時に報収集しないなんて正気の沙汰とは思えない。

確かに城の本だから報作がされている可能も高いが、それでもなんらかの報は得られるというのに。

そして厄介なことも２つ出來てしまった。

１つ目は勇義が樹に凄くアタックしていることで樹が凄くストレスが溜まっていることだ。

やっぱり初めて見たときに思ったように樹のステータスは、とても恵まれていたようだ。

職業の賢者は國に三人しかいない超レア職業で基礎ステータスも魔法よりで、全的に高かったようだ。

それで回復することができる聖魔法は習得するのが尋常になく難しいものらしく、エミリア王や國の重鎮が譽め稱えたようだ。

すると勇義のやつが「勇者である僕に見會うのはやはり賢者である君だけだ。」とか言ってアタックしてくるようだ。

樹は僕が練習している隣で凄く愚癡を言ってる。

時々は馴染みも連れて來てから愚癡を言っていた、友達も苦笑いしながら一緒に愚癡をこぼしている。

まあ、こっちは我慢できないことではないので愚癡を話すことでストレス発散してもらおう。

２つ目の厄介ごとは、遠藤と高橋だ。

皆は誰？と思ったか？

この二人は最初に樹のことをイジメだした奴らで今年も同じクラスだったため、一緒に異世界に來てしまっている。

高校生になり、武道をやっていた僕との能力の差も大きくなって二人では敵わないと遠くから恨めしくみていたが、この世界に來て僕だけクラスの訓練から遅れているのを見て僕を見下し始めているようだ。

最近は、僕に無駄に絡んで來て能無しとぼくのことを呼んでくる。

今は異世界に來てまだ狀況を見ているからか、暴力などはないが早めに暴力に対応できるすべを手にれる必要がある。

という事で今日から午後はリリア師匠に格闘などの戦闘を教えてもらうことになった。

武道は好きだし楽しみだ。