《クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!》269話 閑話各々#2

「朝からニキスちゃんもリリアも出て行っちゃいましたね。」

「リリアは勿論だけど、どうやらニキスも特訓の方法を元々考えてはいたみたいだしな。」

あれでニキスは繊細だし、いつも他の面子に比べて強さが無いって言って気にしてたからな。

元々リリアのことがある前から別行取りたがっていたし。

…………別に、ニキスにはニキスの強みはあったんだけど……。

「僕たちはどうする?」

「あっ、私ちょっと大樹海まで行ってみるわ。わたし霊だから獣人から敵視されることもないと思うしね。」

そう言ったのはヒスイ。 

「それはいいけど。何か目的があるの?」

「ほら、私って霊じゃない?特訓って言っても月やエミリア以上に先生に困るわけ。だがら霊に會ってみようと思って。」

「當てはあるんですか…ヒスイさん?」

「昨日夜、1人で報収集したんだけどどうも大樹海の中にあるでかい湖に霊がいるらしいのよね。話を聞いてる限り相當大きな存在っぽいし、湖居る霊って多分わたしと同じ固有霊だと思うのよね。」

なるほど。

いつの間にか居ないなと思ってたらそんな寄り道してたのか。

「てことで行ってくるわ。」

「ムギュ!ムギ………」

そんなヒスイにラズリが話しかけている。

僕には理解できないラズリの言葉はヒスイとニキスには伝わる。

まあ、僕でも雰囲気で大の意思疏通は出來るんだけど。

「どうもラズリも外に行きたいって。「沢山食べる」って言ってるし、その辺にほっといたらこの街近くの生態系変わっちゃうわよ?………都合もいいし私と大樹海まで行くけど良いわよね?」

この前は適當に許可だしたけど、確かにこの辺の草原にラズリ放り出したら生態系変わるな。

それにしても大樹海でラズリ1人か…………。

う~ん………………むむむむ!

ヒスイならともかくラズリはステータス面において結構低いからなぁ。

し不安だが………ここは自分の使役獣を信用して自由にさせるべきか?

「ムギュ………ムギムギムギ。」

「仕方ない。………樹海の口付近で食べてる。何かあればすぐ外逃げる。って。」

「まぁ、それなら。」

「よぉ~し!ご主人様の許可も出たし行くわよラズリ!」

「ムギ。ムギ。」

そう言ってヒスイとラズリは宿を出ていった。

「殘っちゃいましたね。」

「そうですね………僕らの特訓方法どうしますかね。」

「確かリリアが鍛冶屋に居たときになにか言ってませんでした?」

「確か人型の魔が出現するダンジョンがあるとか言ってましたね。…………投げやりだったような気もしますけど。」

「ダンジョンとなると擔當は冒険者ギルドですかね?ギルドに顔だしてみますか?」

早速宿を出て冒険者ギルドまで歩く。

中にり取り敢えずBランク付に行くか?

相談所と言う場所があったからここの人に聞くか。

「列出來てますね。」

「まあ、4,5人くらいですし待ちましょうよ。」

「4,5人って多くないですか?」

多いか?

飯屋とか行くと多いとじるのは10人くらいか?

回転壽司なら20人くらいでまずまずってとこだよな。

…………異世界には並ぶって文化はないのかも。

そして20分程経ちようやく僕らの番になる。

「はいどうぞ。次の方。まずはギルドカードを提示して。ランクだけ見せてくれれば良いから。」

うわー。ガレンディアと違って事務的だわ~。何か寂しい。

「はい。Bランクね。それでご用件は?」

「ここの近くに人型の魔が出現するダンジョンがあるって聞いたんですけど。」

「ケヘランダンジョンのことですか………。お伝えするのは構いませんが、聞いてどうするつもりですか?」

「?修行がてら、冒険者として探索に行こうかなと思いまして。」

「はぁ~。先に言っておきますけど、ケヘランダンジョンは推奨ランクA以上の危険ダンジョン………Bランクの冒険者何かが行っても死ぬだけです。」

なんか、付嬢に呆れたような表で言われた。

とはいえなんの報もなくダンジョンの中のるわけにはいかない。

報は聞きたいんだけど。

「高みを知ってるからこそ出來ることもあると思いますし、強くなるために見てみたいんですよ。」

「はぁ、だからさっきも言ったようにBランクの冒険者が活躍できる場所ではありません。大人しく簡単なダンジョンなり、森なりに行って下さい。」

更に否定され、諦めるべきか………と思った時に隣にいたエミリアさんが話し出す。

「下らないこといってないで早く説明してください。あなたの仕事は冒険者のサポートをすることなんですよね?何で私達の妨害をするんですか?」

「ふん!あんた達が死なないで済むように気を使ってやってんの!あんた等みたいに実力も無い癖はしゃいで死ぬのは勝手だけど、私達の手を煩わせないで?他所から來た連中は、レベルの低いギルドに慣れてて、実力に見合って無い事をやるやつばかりなのよ。」

「はぁ~。あなたの仕事が、その冒険者の為に手を煩うことでは無いんですか?貴方の報を元に攻略可能か判斷するのは私達の仕事です。貴は口出ししないで、さ・っ・さ・と・!説明してください!」

「っ!………めんどくさ…資料をもってくる。」

付嬢は悔しそうな表をしながら奧の扉に消えてった。

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