《クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!》275話霊新たな旅路

なんかめんどくさいことになったわね。

「さっき注意を散々してた貴が何でついてくるのよ?貴の話通りならあんたが著いてきてもなんの意味もないじゃない?それに貴にも仕事があるんでしょ?」

「はぁ。嘆かわしいことにCランク以下の冒険者なんて報の重要を全くわかってない連中ばっかりなので、この付はひまなんです!なので~!」

そう言いながら付嬢はペンを構える。

「こうして~……こう!」

ペンにより走り書きされた紙には【用のある方はBランク以上相談所へ!!】と書いてある。

中々パワフルな娘ね。

「それに私は元々Bランク冒険者なの!貴よりランクも上の先輩。大樹海もそれなりに歩いたことあるし、付嬢になってから大樹海の報は嫌ってほど叩き込んだわ。貴のフォローぐらいできるわ。」

う~ん。どうするのが一番いんだろ?

まあ、楽しそうだし連れてくのも面白そう。道案役にもなるだろうし。

それに私の実力を見せて驚いた表も見てみたいしね。

「分かったわ。それじゃよろしく。私はヒスイ、こっちはスライムのラズリよ。」

「ニエナよ。………………はぁ。大樹海の危険が理解できたら大人しく帰るからね?」

そのあとニエナは同僚に一言告げ、私について來る。

「それでヒスイは何で霊カルナに會いに行くんです?」

「ちょっと霊そのものについて々勉強したくてね。長く生きてて、強そうな霊に會いたかったのよ。」

「なに?ヒスイは學者かなにか?」

う~ん。

まあ、私が霊ってことはフレウラに言ってるし、輝夜の奴も最悪バレても問題無しって判斷したから言ったんでしょ?

それならここで私の正を明かしても良いけど………。

折角ならもっと面白い場面で明かしたいわね♪

「學者じゃないけど、ちょっと知りたくてね。まあ、大して気にするようなことでもないわ。」

「ふーん。まあいいわ。渓谷沿いルートから向かうってことで良いのよね?」

「ルート?なにそれ?」 

「ヒスイ………本當になにも知らないのね………。帝國と大樹海の間には風竜の住む山脈があるの。だから帝國領から大樹海に行くには幾つかの限られたルートを通るしかないわ。」

「へぇ。で?そのルートってのはどのくらいあるの?」

「ルート1は単に山越え、風竜達の棲み家をぶち抜いて向かう。ただ最悪の場合風竜の群れと敵対することになるわ。一番危険なルートね。ルート2は炭坑ルート。昔山脈を貫きカルナ湖から帝都へ治水する事業を起こしたときに作ったルート。掘ったは良いけど帝都に來るまでにのガスや重金屬に汚染されて飲料での使用は出來なくて結局水を止めて、だけが殘ってるのが現狀。今は魔も多く発生してるし、暗闇でハントすることに特化した魔も多くいるわ。魔の強さはさほど脅威じゃないけど、不意打ちや毒、んな攻撃を仕掛けてくるから、どんな事態にも臨機応変に対応できる力が必要になってくるの。そして最後が渓谷ルート。山の裾にある渓谷を抜けていくルート。特筆することは多くないけど、水が流れてるから不意にカルナ湖で暮らす水棲魔が流れてくることもあるわ。敵によっては私でも太刀打ちできない可能のある。」

ルート1の風竜と事を構えるのは流石に酷しいわね。

ルート2はラズリのような防特化のけタイプなら相良いだろうけど、私はダメね。

そもそも戦闘経験は多いけどあくまでも真っ向勝負、不意打ちの対応なんて知らないわ。

不意打ちをしてくるような魔との戦い方も勉強したいところじゃあるけど萬が一、ニエナが怪我をしても面白くない。

無難にルート3が一番いいわね。

「ニエナのオススメ通り渓谷沿いルートで行くことにする。」

そう言うとニエナはちょっと呆ほうけたような顔でこちらを見てくる。

「なに?」

「いえ、私の言うことに素直に賛するんだなぁ………と思いまして。」

「ニエナ?あんた私のことなんだと思ってんの?人のアドバイスをなんの理由もなく反発したりしないわよ。」

「ぇ…えぇ………すいません。………って!なら私のアドバイス通り大樹海に行くのを止めてくださいよ!思わず謝ってしまったじゃないですか!」

「それはそれ。これはこれ。」

「どれですか!!」

中々面白い娘ね。

ラズリと別れた後も中々楽しめそうだわ。

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