《俺を嫉妬させるなんていい度だ〜曹司からの過度な溺〜》急展開【1】

タワーマンションの最上階で、夜景を見ながら一流シェフのディナーを堪能した芹は、味しい食事の味よりも疲れていた。もちろん顔には出さないが…

慣れない雰囲気に、食事相手は自社の社長様。何の罰ゲームかと思ってしまう。

一方の暁は、大満足だ。こんなに満たされた食事はいつ以來だろう。食べる相手でこんなに味しいとじるなんて、すっかり忘れていた。芹がアルコールに弱く飲まないというので、いつもならワインを飲むが、今日は芹に合わせ飲まなかった。

本日のディナーの最後は、デザートのフォンダンショコラのバニラアイス添えだ。

疲れてはいるが、デザートでテンションの上がる芹は、今日一番の微笑みでケーキにフォークをれる。中からはトロ〜ッとチョコが流れ出す。

「うわぁ〜凄い。絶妙なトロトロ

そんな芹を見つめる暁も自然と微笑んでいる。

何度か暁に呼ばれたことのあるシェフも、いつもと違う暁に驚きが隠せないようだ。

いつも、食事相手は友人男だ。そして、淡々と難しい話をしながら食べるので、表では味の満足は伝わらない。何度か呼ばれることで、満足はしてもらえているのだと納得していた。

ところが今回は、食事相手はなうえに、新城社長が始終ニコニコしての反応を見ては楽しんでいる。

重大なを知ってしまったような、不思議な気分だ。好の持てる可らしいに、なぜか嬉しくなるシェフだった。

「本日のお料理は、いかがでしたか?」

いつもは、片付けが終わり聲を掛けて帰るだけだが、想を聞きたくなり聞いてみた。

馳走様でした。とても味しかったです。こんなに味しいお料理を食べたの初めてです」

「そう言っていただけて良かったです。新城社長、片付けも終わりましたので、本日はこれで失禮します」

「ああ、ありがとう」

禮を言われたシェフは、初めての事に驚く。普段は、『ああ』くらいしか反応が返って來ないのだ。息子ほどの年齢の新城社長を勝手に心配していたが、これからが楽しみだ。

今はまだ、と新城社長の溫度差をじるが、上手くいくことを願うばかりだ。

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