《俺を嫉妬させるなんていい度だ〜曹司からの過度な溺〜》彼のプライベート【2】

朝まで仕事部屋で過ごすこともよくある。ゲームをしながら、いつの間にか眠ってしまう。眠たくなるというよりは、気絶したように寢てしまい気づくと朝なのだ。

結局、芹の存在を気にしつつも、問題點を見つけるためゲームに集中してしまう。気づいた時には明け方になり、ソファーをベッドにして寢るつもりが、眠さで意識が朦朧としたまま芹の寢る寢室のベッドにり寢てしまった。

キングサイズのベッドは広々としていて、芹が奧の方で眠っていたので、存在をじることなく橫になったのだ。

暁はそのまま深い眠りに落ちる…

朝の八時を過ぎた頃、芹が目を覚ました。見たことのない天井と寢心地の良すぎるベッドに戸う。ここが一どこなのか…

ボ〜ッとした頭のまま周囲を見回して、初めて暁の存在に気づいた。

端正な顔立ちは、寢ていてもイケメンだ。ハピカレは、最早二次元ではなく三次元かと思ってしまう。暫し、三次元の廉くん似の暁を見つめる。

そして、段々と昨夜の事を思い出す。芹の記憶は、警察署から出て暁の車に乗り込んだところまでだ。

暁のマンションに著き部屋まで歩いた記憶はない。ということは、暁が運んでくれたのだろう。ゲームの中でしか見たことのない、お姫様抱っこだろう場面を想像し、赤面してしまう。憧れのお姫様抱っこを意識がないとはいえされた現実に悶えしそうだ。

芹にとっては憧れのシチュエーション。

そして、朝起きたら彼のマンションだったというシチュエーションも、ハピカレにはある。その場面が現れた時には『そんなことある?』と突っ込んだものだ。

ドラマや小説、乙ゲームにしか存在しないシチュエーションを経験してしまった。

暫く暁を眺めていたが、全く起きる気配がなく規則正しい寢息が聞こえる。どうしていいかわからないが、昨夜の格好のままで気持ち悪い。

起こす選択肢はないので、申し訳ないが勝手に借りることにする。

寢室を出ると、玄関から続く廊下だ。

洗面所や浴室の扉がどれなのかは聞いていた。そして、玄関の片隅に芹のスーツケースが置いてある。

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