《俺を嫉妬させるなんていい度だ〜曹司からの過度な溺〜》曹司とコスプレの神【5】

一方、打ち合わせに來ていた駿は、続々と出てくる驚きの報と対策に翻弄されていた。

思っていた規模よりかなり大きいイベントホールには、中央に舞臺が作られ全が見渡せる。

舞臺の上には巨大モニターがぶら下げられ、ゲーム畫面が映し出される。こんなに大きなモニターに映すゲームが、バグのまま出荷されていたらと、今更ながらに冷や汗が出る。

「駿、久しぶりだな」

「ご無沙汰しております」

フランス支社長自らやってきた。隣には、このイベントの責任者がいる。何度かオンラインで連絡をわしているので、見知った仲だ。

フランス語は聞き取れるが喋れない駿に合わせ英語で會話してくれる。

「どうだ?ゲームの発売イベントだが、盛大だろう?」

「はい」

「商品付きの場券は一瞬で売り切れた」

「幸先いいですね」

「ああ」

「あの、報告したいこととお聞きしたいことがあるんです」

「なんだね?」

「今回、新城が婚約者を連れてきまして」

「「ええっ!?」」大聲を出し驚いている。

「まあ、驚かれる気持ちもわかります」

に興味がなかったんじゃないのか?」

「そういう訳では…」

「そうなのか?で?お相手は?どこかのご令嬢か?」

「違いますよ。そういうのが嫌でを避けてたんですから」

「じゃあ、誰なんだ?」

「それが…」

「何だ?言えない相手か?」

「違いますよ。フランスに著いて想定外の事態になってるんです」

「「??」」困顔で続きの話を待っている。

「新城の相手なんですが、コスプレをされている方の中ではかなり有名なようで、フランスに著いた途端、バレたようで」

「「誰なんだ?」」

実は、支社長とイベント責任者は、自分達のコスプレ好きから今回の企畫がうまれたのだ。

「芹奈さんはご存知ですか?」

「「芹奈ちゃん!?」」

この反応が答えだ。ご存知もなにも間違いなくファンだろう…

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