《よくある?異世界語》よくある?了承
そしてその日の夕食後。ぼくは
「わかりました、護衛を引きけます。」
観念してそうこたえた。夕食までに何回も斷わろうとしたのだけれど、無理だったからね。
「でも、なんでぼくを?」
伯爵は、
「いやぁ、単純にユウ君がパーティーに參加する建前のためだけだよ。」
と言いのけた。
「まぁ、それに、君は結構強いからね〜。いざという時は問題ないでしょ?」
「いや、このではステータスがだいぶ下がっていますから。」
「まっ、大丈夫でしょう。ほかにも數人は連れて行くしね。・・・で、実際どれくらい持つんだい?」
途中から雰囲気をがらりと変えてそう尋ねられた。何を聞かれているか一瞬悩んだが、
「のことを考えたら、おそらく、10秒くらいだと思います。」
「なら、まぁ大丈夫だね。とはいえ、王城で開かれるパーティーだから何もないとはおもうけどね。」
そう言うと伯爵は部屋に戻っていった。
ぼくは、
「いや、大丈夫フラグとかじゃないはず。」
と一人呟いた。
社長、それは忘れて下さい!?
勤め先の會社の社長・龍悟に長年想いを寄せる社長秘書の涼花。想いを秘めつつ秘書の仕事に打ち込む涼花には、人には言えない戀愛出來ない理由があった。 それは『自分を抱いた男性がその記憶を失ってしまう』こと。 心に傷を負った過去から戀愛のすべてを諦めていた涼花は、慕い続ける龍悟の傍で仕事が出來るだけで十分に満たされていた。 しかしあるきっかけから、過去の経験と自らの不思議な體質を龍悟に話してしまう。涼花は『そんなファンタジックな話など信じる訳がない』と思っていたが、龍悟は『俺は絶対に忘れない。だから俺が、お前を抱いてやる』と言い出して―― ★ 第14回らぶドロップス戀愛小説コンテストで最優秀賞を頂きました。 2022/5/23に竹書房・蜜夢文庫さまより書籍が刊行予定です! お読みくださった皆さま、ほんとうにありがとうございます。✧♡ ★ 設定はすべてフィクションです。実際の人物・企業・団體には一切関係ございません。 ★ ベリーズカフェにも同一內容のものを掲載しています。 またエブリスタ・ムーンライトノベルズにはR18版を掲載しています。
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