「それじゃあ帰るか。」

「はーい。」とミーシャとアルテは返事をした。

そして優真たちが帰ろうとした時、國王直屬の執事が客室にやってきた。

「失禮します。優真様の要に合った屋敷を見つけました。早速見に行きますか？」

「うむ。ご苦労。」

「はや！仕事早すぎるだろ！」

この執事は優真が要求した條件に合った件を、約2時間程度で見つけたのである。

普通は、もうし時間掛からないか？.......いや、執事は皆こんなじなのだろうか.......

考えても仕方が無いので、俺は頭を左右に振って思考を止めた。取り敢えず執事は、こういう生きだという事にしておこう。

「それでは見に行きますか？」

「.......まぁいいや。それじゃあお願い。」

「分かりました。それではご案致しますので外に用意してある馬車まで著いてきてください。」

「はいよ。」

「ついでにミルティアもそのままついて行って住めばいい。」

「本當ですか！お父様ありがとうございます！優真いいですか？」

國王の提案に、ミルティアは子供のようにはしゃぎながら喜び、そして優真に一緒に住んでいいか聞いた。

國王の娘が、見ず知らずの男の家に住んで良いのか疑問に思ったが、本人が喜んでいるし、これから結婚するので思考を放棄して短く返事をした。

「いいよ。」

「やったー！」

と言って、ミルが飛び跳ねながら喜んだ。だが、10秒ほど飛び跳ねながら喜んでいたら、ミルティアは"ハッ！"と自分がしている事に気づき、顔を真っ赤にさせながら俯いた。

「王族でありながらこんなお恥ずかしい姿を見せてしまい申し訳ございません.......」

と言って、ミルティアは顔を真っ赤にさせながら頭を下げて謝った。

「別に構わねぇよ。もっと子供っぽい奴が居るからな。」

と言いながら、優真はアルテに目を向けた。そして、アルテは頬を膨らましながら反論した。

「むっ.......僕は子供と言われるほどの歳じゃないよ！」

「確かにそうだけど中がなぁ.......」

「うん。アルテは中が子供っぽい。」

こうして優真たちは大聲で笑いながら、楽しく雑談をした。

◇

現在、優真たちは執事が見つけたという屋敷の目の前にいる。

「めっちゃ、でけーな。」

屋敷が思ってた以上に大きかったので、優真は口を大きく開けながら、顔を上に向けていた。

「満足して頂けましたか？」

そして、執事は優真の反応に満足したのか、ニコニコと笑みを浮かべながら、質問した。

「したぞ。この屋敷にする。」

掃除は面倒そうだが、魔法という便利は力を使えば一瞬で終わらせられるし、防音と認識阻害の結界を張れば、俺が好きなおもちゃ作りも沢山できる。

勿論、おもちゃ作りに防音と認識阻害の結界が必要な理由は言うまでもないだろう。

「分かりました。屋敷の鍵はこちらです。」

と言って、執事は優真達に屋敷を鍵を渡し、城の方に帰った。元の仕事に戻るのだろう。

「それじゃあ中にるか。」

そして優真達は屋敷にった。

◇

優真達は屋敷の探索が終わり、優真が自作したソファーをリビングに置き、ダラダラしている。思ってた以上に屋敷が広かったのだ。

「広かったなー。」

「普通だった。」

「広かったねー。」

「屋敷にしては広かったですね。」

と言って、みんなが想を一言ずつ言ったが、ミーシャとミルティアの想は違ったようだ。さすが、元王族と現王族だ。

魔王時代、ミーシャが、どんな所に住んでいたのか気になるが、誰も聞かない。何故なら皆ミーシャが裏切られた事を知っているからだ。

ちなみに、ミルは未來視のスキルで、分かっているので説明はしていない。だが空気を読んで聞かないようにしている、

「俺は屋敷の改造してくるから好きにしてていいぞ。」

と、みんなに聲を掛けて、俺は屋敷の改造をするためにリビングから出た。

「いってらしゃい。」

「やりすぎないでねー。」

「出來たら、どんなのか教えてください。楽しみにしてます。」

次の日の朝、たった一で街を滅ぼせる程の戦闘力を持つゴーレムを100庭に並べていたので、優真はミーシャたちにこっ酷く怒られたのであった。