「マスター早く起きてください！學校遅刻しますよ！」

優真の寢室から、ナビの怒鳴り聲が響いてきた。朝食が出來たのに優真が、なかなか起きないから大聲で起こしているようだ。

「んーっ…あと5分.......」

「もー…早くしないと朝ごはん無くなりますよ。」

「分かった分かった.......起きればいいんだろ。」

と言いながら「よっこらしょ」と、おじいちゃんのように聲を出してベットから起き上がった。

優真はベットから出た後、眠そうに目をりながらリビングまで朝食を食べに行ったら、そこには客がいた。

「よぉ！お前が來るのが遅かったから先に食わせてもらってるぜ！」

「何で居るんだよ.......」

「私も居るわよ。」

才剛元太と天野靜香が、當たり前のように優真の家まで朝食を食べに來ていた。しかし、いつもの事でもあるので、優真は呆れた顔で「またかよ.......」と、呟いた。

「はぁ.......お前ら家で食わなかったのか？」

「食ってきたけど足りなかったから、ここでも食ってるんだ！」

「私は味しそうな匂いがしたから食べに來ただけよ。」

うん.......元太の理由は納得できるぞ？でも靜香の理由がよく分からん。なんだよ.......味しそうな匂いがしたから來たとか絶対に元から飯を食いに家の前通っだろ。

靜香の家から學校まで行くのに、普通は優真の家を通らないのだ。何故なら、地図上から學校を中心にして見ると、靜香の家は真逆にあるからだ。

「さすがアルテ、味しい。」

「ですね！」

「えへへ…ありがとう。優真も早く食べて！」

優真が、靜香の理由に納得できずにいる間に、ミーシャ、ミルティアが食べ始めてしまった。

ミーシャとミルティアが、アルテの料理を褒めちぎっていたら、アルテが首を"コテン"と傾かせながら笑みを浮かべた。

これを見ただけで分かる.......俺の嫁、マジ天使！あ、アルテは神か。

「.......分かった。」

意外なことにアルテは料理が得意なのだ。

アルテは天界でいつも暇を持て余していたから、暇潰しに料理の練習をしていた。

そして優真は、馴染や家族に喜んでもらう為に、よく料理を作っていたから、優真も料理が得意だ。

だから、いつも料理は優真かアルテが作っている。

「さっさと食べて學校に行くか。」

「そうですね。早く學校に行ってきてください。私はのんびり待っていますから。」

この世界に優真たちが帰ってきてから、數日後にナビのを作った。

見た目は黒髪のロングヘアー、スタイルはモデル型で涙ボクロがあり、お姉さんのような見た目だ。

「めんどくさいけどこの世界では學校に行かないとなんねぇから行くぞ。」

そして優真たちは學校に向かった。

◇

「これで授業は終わりです。なにか質問はありますか？無いなら晝休みにしてください。」

今は、4限目で姫が擔當する教科の授業をやった。そして今、授業が終わったところだ。

授業が終わった直後、優真は目にも留まらぬ早さで晝ご飯の準備をした。そして、ちょうど姫が近くにいるから、晝ご飯を一緒に食べようとった。

「姫も飯一緒に食うか？」

「い、いいの？」

姫はしだけ戸いながら聞いた。

「みんなで食べる方が味しい。」

「そうだね！みんなで食べよ！」

「俺も食べるぜ！」

「私も食べるわ。」

そして、ミーシャが姫の背中を後押しするように、みんなで食べる方が味しい、と言ったら、彩、元太、靜香も一緒に食べると言い始めた。

それを見た姫は、嬉しそうな表をし、頬を掻きながら照れたように言った。

「なら一緒に食べようかな。」

「私もー！それにしてもみんな一緒のクラスって凄く運が良かったね！」

「それなら優真が々なコネを使ってみんな一緒になるようにしてくれたんですよ。」

「みんなバラバラになったら不便だからな。」

そして周りの皆異世界組が優真にジト目を向けた。

「使えるものは全部使わねぇと勿ないだろ？」

「まぁ、確かにそうだよね！」

最初は、呆れたような目で優真を見つめていたが、優真の考えに納得したので、彩は見つめるのを止めた。

こうして俺たちは雑談をしながら食事をし、晝休みの時間が終わった。

そして、そのあとの授業をボッーっとしながらけていたら、いつの間にか最後の授業も終わっていた。

「んじゃ…帰るか。」

帰りのホームルームも終わったので、優真は振り返って帰ろうとしたら、誰かとぶつかって「きゃっ！」という聲が聞こえてきた。