《異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる》54話 祓魔師総本山
「つまり祓魔師総本山に連れてけ、と言うことか?」
久野は目を鋭くしながら俺の事を睨んだ。
まぁ、それも仕方の無いことだろう。見ず知らずの人に、いきなり自分の所屬している組織の本拠地に連れて行けと言われているのだから。
「そうだ。どちらにしろ俺達の事は報告するんだろ?だったら本人が居た方が簡単に説明できるだろ?」
「確かにそうだが、祓魔師の本部は無関係者には絶対に話す訳には行かないのだ。無理に決まってるだろ。」
確かに、優真が居た方が説明しやすいだろうが、もし俺が敵だった場合のことを考えているのだろう。
さすがの俺でも、敵かも分からないような奴と戦わないぞ?.......多分.......
それに場所は、もう既に調べてあるしな!
「場所は知ってるぞ。祓魔山の頂上だろ?俺一人で行くよりも関係者がいた方が々と楽だから頼むよ。」
「し、しかしだな.......」
優真が、久野の顔に近づきながらお願いした。優真の予想通り久野は男に慣れていないようで、顔を真っ赤にしながら、迷った素振りを見せた。
てか、この山の名前.......本部の場所を隠す気ないだろ.......1日も掛からずに調べ上げることが出來たぞ。
「まさか知られていたとは.......もう驚きを通り越して呆れるな。まぁ、いいだろう。連れていってやる。」
「サンキュー!」
優真は一言だけ返事をして、久野について行った。
しばらく久野に著いて行ったら、近くの神社についた。
「ん?これは転移陣?ここから転移して本部に行くってことか。」
「お前が強いって事は分かったが、あまり挑発するなよ。祓魔師にはお前よりも強い奴がいるからな」
俺の実力を知らないから、そう言っているだけだと思うが、もし本當なら面白い.......期待が高まるな。
「へぇ…やっぱり祓魔師は凄いな。これでも俺は強い方だと思ってたが、まだまだだな。」
もちろん、優真よりも強いやつが祓魔師にいるとは思えないが、面倒だから適當に話を合わせた。
「それじゃあ行くぞ。」
神社の目の前に真っ黒なゲートが開かれた。そして、そこを優真と久野は通った。
「ここが祓魔師総本山か.......なんか歴史をじる場所だな。」
「ここが出來て約800年が経ったからな。どうだ?凄いだろ!」
久野は自分の様にを張って、何故かドヤ顔をした。
.......なんかムカつくから、後でイタズラしてやるか。
「ん?.......なんか寒気が.......まぁいいか。それじゃあ中にるぞ。」
久野は悪寒をじたが、あまり深く考えずに無視した。
そして久野は大きな扉を開けて中にった。
祓魔師本部の裝は実にシンプルだ。
中には建を支えるための支柱が立っており、端っこには依頼がたくさんってある掲示板がある。そして、この広い空間の奧には、依頼をけ付けるための場所があった。
何だか異世界のギルドとあまり変わらない作りだな。違うところと言えば、異世界は洋風、この世界は和風だというところくらいだな。
祓魔師本部の中には沢山の祓魔師がいた。その中には久野よりも強い者がいた。
確かに強い奴は沢山いるが俺よりも強いやつはいないか.......まぁ、あまり期待はしてなかったけどな。
「こっちだ。この道の奧に長老がいる。長老は200年もの時を生きている最強の祓魔師だ。失禮のないようにな。」
「はいよ。」
優真は一言だけ返事をして久野について行った。
「長老。天草優真を連れてきました。」
「って良いぞ。」
扉から離れたところで老人の聲が聞こえた。だが全く聞き辛い訳で無く、とても重い聲が頭の中に響いているようなじだ。
「失禮します。」
久野は一言だけ言って、扉を開いて中にった。
そこには部屋の奧に1人の老人がいた。
その老人が長老だ。
その老人は見た目に反して只者ではないオーラを放っていて、他の祓魔師とは比べにならないほど強いことがよく分かった。
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