「ただいまー」

俺が「ただいま」と言ったらミーシャ、アルテ、ミルティア、ナビ、姫、彩がおかえりなさいと返事をしてくれた。

.......家に帰ったら誰かが「おかえり」と返してくれるとは良いものだな。

「話があるから集まってくれ」

リビングまで行ったあと、大事な話があるので、家にいる人たちを全員呼んだ。

「姫と彩は分かるが、なんでお前らも居るんだよ」

俺の嫁たちだけ來ると思ってたが、どうやら客がいたようだ。

「暇だからだ！もしかしてダメだったか？」

才剛が、上目遣いしながら言った。

今度、俺に向かって上目遣いしたらぶち殺すぞ？

こんな気持ちを込めながら殺気を飛ばしたら、元太は「ひぃっ！」とビビりながら顔を真っ青にした。

「私達がいたらダメなの？」

靜香の、その鋭い目付き.......中々そそるな。

「ダメじゃないけど、いつも何でいるのか理由を聞いてるだろ？日課みたいなもんだよ」

天野の質問に答えた後、俺は本題にった。

「それじゃあ今から大事な話をするからよく聞けよ。一応、天野と才剛も聞いとけ」

俺が真剣な顔で話し始めたら、全員が顔を引き締めて話を聞く姿勢になった。

そして俺は今日の出來事を全て話した。

今日祓魔師の本部に行き、自分達を狙わないよう祓魔師のトップに言ったこと、久野の中に強力な妖怪が2匹封印されている事も話した。

「俺は數回しか妖怪に會ってないけど魔よりも全的な強さが高かったからなぁ.......しかも、その中でも一番強いって事だろ？」

「あぁ、そうだ」

俺は渋い顔で返事をした。

さすがの俺でも、こんな危険なことに巻き込むのは気が引ける。でも、緒で俺が勝手に解決しに行ったら、ミーシャたちに怒られる。

「それで優真はどうしたいの？」

ミーシャは俺の目を真っ直ぐ見つめながら聞いた。

「そりゃあもちろん.......」

「助けたい？」

さすがミーシャだ。まるで俺の心を読んでいるかのように問いかけてきた。

ミーシャが真っ直ぐ俺の事を見つめて助けたいかどうか聞いてきた。

「まぁ、そうだな。あんなの見ちまったらほっとけねぇだろ」

その答えに満足したのか、ミーシャは優しく微笑みながら、俺の頭をでてきた。

これはこれで悪くは無いが、せめて二人っきりの時にしてくれよ.......元太がニヤニヤしてんじゃねぇかよ。あいつは絶対に後でぶっ飛ばす。

「優真ってお人好しのところがあるよねー。それで僕達に手伝ってしいの？」

その言葉で全員が覚悟を決めて戦おうとしていたがて

「違う。俺が解決してやるから手を出さないでしい。ややこしくなるからな」

俺が手伝わないでしいって言った事で全員が驚いた。そして、その言葉に渋々だが俺の真剣な目を見て全員が頷いた。

反発してくると思ったが、全員、何も言わずに了承してくれたから早めに話が終わりそうだな。

緒で行っても良かったが、その場合だと勝手に、こいつらも手を出しに來るから、最初に言っとかないとな。

「それじゃあ話は終わりだ。俺はやる事があるから自分の部屋に行ってる。何かあったら呼んでくれ」

「何をするんだ？」

元太の質問に対して、優真が今までに無いくらい真剣な表をした。

初めて見る本気の真剣な表に、全員が息を呑んで張した表になった。

だが次の一言で全員がずっこけた。

「ふっ.......今日はアニメの一気見の日なんだ。邪魔しないでくれよ」

しカッコつけて笑った後に、優真は自分の部屋に行った。

しかし、もう一人ついてくる奴がいるようだ。

「.......ちょっと俺も見てくるぜ。」

と言って、元太も優真に著いて行った。

「はぁ.......優真たちも、まだまだ子供ね。」

靜香が、微笑みながら呆れたように言ったら、全員が苦笑いしながら頷いて同意した。