遂に俺はダイダラボッチを倒すための糸口を見つけることが出來た。だが、それは簡単な事では無い。何故なら、ステータスに干渉しなければならないからだ。

そして俺は口をニンマリと歪ませ、笑みを浮かべた。

「今度は俺の番だ！」

そして第2ラウンドが始まった。

「ステータスを弄るには神の言語で詠唱しなくちゃなんねぇから、その時間を稼ぐためにダイダラボッチのきを封じなきゃな。」

そして俺はダイダラボッチのきを止めるために、とある魔道を取り出した。

「テッテテー♪巨大生捕獲ロープ〜♪」

俺は四次元〇ケット.......コホン.......無限収納イベントリから巨大生捕獲ロープを取り出した。

説明しよう。巨大生捕獲ロープとは優真がネタで作った魔道のうちの一つだ。その効果は対象がどんな巨大生であろうと自で亀甲縛りする魔道である。

「暇潰しに作った魔道がこんな時に役に立つとは思わなかったな。」

と、俺は苦笑いしながら言った。

巨大生捕獲ロープ

レア度　神話級

効果

不壊　自捕獲　追尾機能　亀甲縛り

本當に才能の無駄使いである。こんなのを作る暇があるなら、もっと役に立つを作ってもらいたいものだ。

「よし！それじゃあ、巨大生捕獲ロープ行け！」

と言って、俺は巨大生捕獲ロープをダイダラボッチに向かって投げた。

そしたら、ロープが自でダイダラボッチを追尾し、自で亀甲縛りをした。

ダイダラボッチの亀甲縛り.......ちょっと反応に困る姿である。

「あとは神の言語で詠唱をして、ステータスに表示されてる主人公の稱號を消すだけだな。」

そして俺は両手を広げ、神の言語で詠唱を始めた。

神の言語は人間が作った言語と違い、言葉を発するだけで何かしらの力が働く。それほど神の言語とは特別なものなのだ。

俺が詠唱を始めた瞬間、周りにある魔素マナがキラキラとり始め、とても幻想的でしい景が広がった。

何も無い真っ暗な空間に、いろんなの花が咲いたのだ。

「準備完了。ステータスへの干渉功。対象の稱號から主人公を消去.......完了。対象から主人公補正の消失を確認。」

俺は無機質な聲で言葉を発した。

まるで昔の殺し屋時代に戻ってきたかのような表の無い顔をしているだろう。

「あとはダイダラボッチを消滅させられるほどの魔力で攻撃するだけだな。」

俺は両手を前に突き出し、大量の魔力を溜め込んだ。そして魔法名を唱えた。

「神話の終焉エンドミソロジー」

その時、いろんなの花が咲いた空間に赤黒い閃が放たれ、が収まった頃には、何も無い真っ暗な空間に戻った。

「はぁ、疲れた。」

俺はただ一言そう呟き、異界から出てナビとクミホが居る元の世界に帰っていった。