「ただいまー。」

やる事が全て終わった俺はミーシャ達が居る家に転移を使って帰った。そして玄関を開けたら「おかえりなさい。」とミーシャ、アルテ、ミルティア、ナビ、クミホ、彩、姫が返事をしてくれた。

「そんな真っ黒なコート著て何してたの？」

「何してたの？」

「あー.......ちょっとやる事があったんだ。」

俺は真っ黒なフード付きのコートを著たまま家に帰ったら、アルテとミーシャに心配そうな顔をして、何をしていたのか聞かれた。

この服裝は俺の殺し屋時代に來ていた服なのだ。だから俺が何か汚れ仕事をしていたと思ったのだろう。

だから俺はミーシャとアルテの頭に手を置いてポンポンと叩いて言った。

「.......大丈夫だ。面倒事が起きそうだったから、その前に潰してやっただけだ。」

「えへへー、僕は別に心配はしてないからねー！」

「優真のポンポン好き。」

どうやら俺のポンポンが、お気に召したようだ。2人はとても幸せそうな顔をしている。

「もしかして靜香のこと助けてあげたの？」

彩はこう見えても意外と勘がいい。だから俺が靜香を助けたことに気がついたんだろう。

「さぁな？.......そんな事よりも腹が減った。飯食わせてくれ。」

説明をするのが面倒だから、話を逸らした。

「マスター、今日は私が作りました。」

「お！ナビが作ったのか。ナビが作った飯は久しぶりだから楽しみだな。」

ナビの料理は俺よりも味いのだ。

俺も料理は得意だが、1番の得意分野は戦闘だ。逆にナビは戦闘も得意だが、料理などの家事系も得意なのだ。というか、ナビには出來ない事の方がない。

「今日は何を作ったんだ？」

「マスターの好きなマルゲリータピザを作りました。」

「おー！ナビありがとうな！」

と言って、俺はナビにお禮を言った。

たまにナビにピザを作って貰っているが、そこらのピザ屋なんて目じゃない。世界一味いのだ。

◇

そしてピザを食べ終わった俺は自分の部屋に行ってベットに飛び込んだ。

「ふぅ〜.......ナビのピザは相変わらず味かったなぁ〜。」

腹いっぱいピザを食った俺は、腹をポンポンと叩きながらベットでゴロゴロしていた。

「多分、靜香に俺が親を助けたことがバレただろうけど.......まぁいっか！」

終わった事はいつまでも気にしていても仕方がない。だけど明日、靜香に會った時、なんか言われそうだな。

そんな事を考えていたら俺の部屋の扉が開いた。そこにはナビが居た。

「ナビ、どうしたんだ？」

「今日はその.......最近お相手してくれていないので.......えっと…その.......」

ナビは顔を真っ赤にし、モジモジしながら言った。

それを見たら、さすがの俺でも期待しているのが分かる。

「沢山可がってやるから、こっちに來い。」

「は、はい！」

ナビは短く一言返事をした後、俺が寢っ転がってるベットに飛び込んで、俺に沢山甘えてきた。

.......この後、めちゃくちゃイチャイチャした。