《異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる》98話 育館裏に呼び出されちゃった❤
「昨日、私のお父さんとお母さんを助けたのあなたでしょ?」
「.......なんの事だ?」
俺は今、靜香に質問攻めにあっている。何故なら、俺が靜香の父と母を助けたことが、やはりバレていたからだ。
時は遡る.......
◇
「うふふ.......お褒めにお預かり栄ね。」
そう言った後、靜香は俺の耳に顔を近づけて言った。
「昨日、私のお父さんとお母さんを助けたのはあなたでしょ?」
「え、えっと.......な、何のことでしょうか?」
どうせバレていると分かっていることだが、何となくノリで焦った口調で言った。
「この後、話できない?」
「出來るけど何でだ?」
「後で言うわ。とりあえず育館裏に來てちょうだい。」
「.......分かった。」
と一言、返事をした。そしてその後、靜香は教室から出た。恐らく育館裏に向かったのだろう。
「それじゃあ、あとが面倒だから俺も行くか。」
そして俺は一言ミーシャ達に「育館に行ってくる。」と言って、育館裏に向かった。
そして現在.......
◇
まぁ、バレて困ることは無いから、本當のことを言っても構わないが、なんとなく言いにくい.......
とりあえず話を逸らすか。
「えー、今日はとてもいい天気ですね〜。」
「今日は曇りよ。」
「.......あはは、奧さん.......今日も綺麗ですね!」
「しばくわよ?」
話を逸らそうとしたら、靜香は人を睨み殺せる程の目で睨み付けてきた。
「まぁ、いいわ。一言言いたかった事があるから呼んだだけだもの。」
「言いたかったこと?」
靜香が言いたかったことがあると言ったので、俺は何を言いたかったのか疑問に思ったので聞いた。
「ありがとう.......そう言いたかったのよ。おかげで私の覚悟も意味の無いものになったけどね。」
「面倒事を避けようとしたら結果的にお前も助けたことになったんだよ。」
「あら、やっぱりあなただったのね。」
と言って、靜香は笑顔で笑った。
やっぱり靜香は暗い顔よりも笑顔の方が似合っている。
「はぁ.......だが、まだ終わったわけじゃないぞ。多分あのオッサンには協力者が居る。」
「それは私も気づいているわ。あの男じゃ、私のお父さんとお母さんを捕まえられる筈ないわ。」
靜香の父と母はかなりの実力者だが、叔父は大して強くないのだ。だから、あのオッサンには必ず協力者が居る。
それも1人や2人ではないだろう。
「まぁ、誰が何を企もうと俺が潰すまでだ。」
「ふふふ.......えぇ、そうだわね。それじゃあ、話しは終わったから教室へ戻りましょう。」
そして話が終わった俺たちは教室へ戻った。
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