《異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる》160話 全力戦闘(笑)
ミーシャとアルテ以外は不死系の能力持ってないし、ちょうどいいな。
俺はそう思って、アーサーを本気で仕留めに行くことにした。
しかし、エトーレとかいう奴が邪魔なので、最初にぶっ飛ばそう。
「んじゃ.......あんたは引っ込んでろ」
俺は一瞬でエトーレの目の前まで接近し、【虛無空間】から『死刀 村雨ムラサメ』を取り出す。
そのまま、橫に一閃。
エトーレの目掛けて、刀を振るう。
「その程度なら、私でも止められるわ!」
エトーレは剣の腹で、俺の刀を止めた。
中々、やるじゃねぇの.......もうし、スピードを上げてみるか。
「ふっ!」
俺は相手の首目掛けて刀を振り、さらに刀に魔力を通して切れ味を上げた。
「くそっ.......」
あれだけ大を出していたエトーレだったが、今では汗べっしょりである。
.......俺の初撃を片手で防いでたし、なんかカッコイイ登場の仕方してたから、俺ですら実力を測れない程の強さだと思ってたんだけどなぁ.......まぁ、普通に剣をえることが出來てるだけでも十分か。
「.......まさか、ここまでだったとは」
なんか、獨り言を始めたぞ?
「貴様は危険だ.......主神様の障害となり得るほどを力を持っている。故に.......今すぐにでも始末してやろう!」
そして、エトーレは魔力ではない、ねっとりとした"何か"をから放出させ始めた。
その"何か"からは、力強いエネルギーをじないのだが、俺を始末するとか啖呵切っているので、殺すことが出來るほどの力なのだろう。
「.......でも、相手のパワーアップイベントを見過ごす訳ないだろ?ばーか」
一撃だ.......絶対に復活できない程の攻撃力で仕留めてやる。
俺はアーサーという相手で學んだのだ。
手を抜くと、あとが面倒になることを。
「ふぅ.......」
俺は一呼吸置いて、集中力を最大限に引き上げる。
やることは単純だ。
村雨ムラサメの魂保管からエネルギー量が多い魂を數百個消費し、その魂を全て魔力に変換する。
その魔力量は、ダイダラボッチを討伐した時に使った『神話の終焉エンドミソロジー』の倍以上である。
俺は腰を低く下げて村雨ムラサメを鞘に納刀し、刀を隠すよう柄に軽く手を添えた。
「ふぅ.......っ!」
一呼吸した後、一気にエトーレとの距離を詰めた。
そして、刀を橫に一閃。
エトーレのは真っ二つに斬られ、下半の切り口からは、噴水のように飛沫が上がった。
「ふっ.......つまらぬものを斬ってしまった」
鼻で笑い、最後にお決まりのセリフを言う。
なんか、拍子抜けだな.......最後に気悪いエネルギーをから放ってたけど、見掛け倒しか?.......いや、危険なじはしたから早めに殺っといて正解だったはずだ。
.......しかし、主神様という言葉も気になる。
誰かの指示で來たのか?
「優真!お疲れ様!」
「アルテ.......お前なんもしてなかったな」
「むぅ.......だって、僕の代わりに靜香ちゃんが殺りに行ったんだからしょうがないじゃん」
アルテは頬を膨らましながら、不貞腐れていた。
こういう仕草が可いから、すげぇイジり倒したくなるんだよなぁ。
「ふふふ.......アルテ様のその顔、とても可らしいです」
「もー!ミルちゃんまで、そんなこと言うんだ!」
「可いのでつい」
ミルティアはチロっと舌を出す仕草をした。
あら、ミルティアさん.......俺と気が合いますね。
「.......私を異世界に無理やり連れてきておいて、あんたは人たちとイチャイチャですか.......いいご分ですねぇ?」
「靜香、あとで味いもん好きなだけ食わせてやるから許してくれよ」
「私は食べには釣られないわよ」
「.......そういえば、くまさん人形がしいとか言ってたよな?」
「.......しだけ許してあげる」
へっ、靜香は可いものに目がないから、人形とかで釣ればチョロいもんだぜ!
よし、今回はサービスで目からビームが飛び出すクマさん人形を作ってやろうかな。
「言っておくけど目からビームが出たり、腕がドリルになるクマさん人形は嫌よ。普通のが良いわ」
「.......も、もちろん!」
俺は目を逸らしながら返事をした。
.......やはり、靜香はエスパーなのだろうか?.......いや、違うな.......
「俺の心を読めるなんて、さすが靜香だぜ.......そんなに俺の事が好きなのか!俺もだよ!」
「う、うるさい!あんたは思ったことが顔に出るから分かりやすいのよ!」
おぉ.......顔が真っ赤になってて可いな。
ん?湯気まで出てるぞ。
「あははっ!靜香ちゃんもイチャイチャしてるじゃん!顔真っ赤にして可いなぁ」
「ふふふ.......可いです」
「あ、あんた達まで!」
そして、靜香は恥心が限界突破したのか、プシューと音が出そうな程、顔を真っ赤にしながら手で頬を抑え、しゃがみ込んだ。
「.......なんか無に腹が立つね」
「.......気が合うじゃないか、後輩よ。俺も腹が立つ」
輝とアーサーは、優真たちのイチャイチャを見て、敵同士でありながら、この瞬間だけ思いが一致したのであった。
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