《継続は魔力なり《無能魔法が便利魔法に》》ダンジョンを攻略して
家に転移してすぐにばあちゃんを呼んだ。
「ばあちゃ~ん!」
「なんだい、やっと帰って來たのかい?」
何も知らないばあちゃんが奧から出てきた。
そして、じいちゃんを背負っている俺の姿を見て
「ど、どうしたんだい?じ、爺さん?」
そう言いながら急いで駆け寄って來た。
「ばあちゃん、じいちゃんが...」
それから、ダンジョンでの出來事を一通り説明した。
「あのダンジョンを制覇してしまったのかい.....」
「でもじいちゃんが...」
「まあ、爺さんも孫を守って死んだんだからきっと本だったよ」
「でも...」
「わかった。今はいいから、とりあえず今日は疲れてるんだから休みなさい」
「わかったよ......」
俺は家にった。
SIDE:オルトン
「オルトン様!」
1人の騎士が慌てながら走ってって來た。
「なんだ?」
「地下のダンジョンが踏破されました!」
地下のダンジョンが踏破された......地下のダンジョン?
「何!? そういえば、勇者様が挑戦してるって言ってたなダミアン?」
「はい、レオくんの特訓のために行ったと聞いてはいたのですが、まさかあのダンジョンをクリアするなんて...」
本當にまさかだよな......
それに普通、子供の特訓で最高難易度のダンジョンを挑戦するか?
流石勇者様だよ.....
「それと.....大変言いづらいのですが....」
俺たちが盛り上がっていると、報告に來た騎士が申し訳がなさそうに言い出した。
「なんだ?」
「その.....勇者様が...お亡くなりになられました」
「「は!?」」
「それと、地下のダンジョンの先に、新しいダンジョンが発見されたそうです」
「ど、どういうことだ?順番に説明してくれ」
報が多くて全く頭にってこないぞ.....
「は、はい。地下のダンジョンで踏破のアナウンスがあって、冒険者たちがり口付近で集まっていたところ、いきなり勇者様を背負ったレオンス・フォースター様が転移されて出てきたそうです」
「それでレオくん達が踏破したのがわかったわけか......」
「そうです。そして、駆けつけて來たギルドマスターが、ダンジョンがどんな狀況だったのかを聞いたところ、まだその先に新たなダンジョンがあることが判明しました」
「なるほどね.....」
「その後、レオンス様が大分衰弱しているのを見て、ギルドマスターがとりあえず帰るように言ったところ一瞬で消えてしまい、現在は行方がわからないそうです」
「そうか......」
うん、意味がわからん!
信じられない話ばかりで何がどうしてどうなったのか全く理解出來ないぞ.....
「皇帝陛下。私が一度、実家に行って確認を取ってみます」
そうだな.....本人から話を聞くのが1番だろう....
「ああ、頼んだぞダミアン」
・
・
・
SIDE:ダミアン
「爺さんお疲れ様。今までありがとう。最後に孫を守って死ぬなんて、最後まであんたは語の主人公みたいだったよ.....」
「母さんいる?」
「來たのかいダミアン」
「父さんが死んだって聞いたんだけど....本當だったんだね....」
「ちょうど10分くらい前に、レオの聲が玄関から聞こえるから、帰って來たんだと思って行ってみたら、爺さんが背負われててね....」
「レオくんがここまで背負って來たの?」
歩いてなんて無理な距離だよ?
馬でも、10分前になんて.....
「ダンジョンを踏破して、転移のスキルを手にれたって言ってたわ...」
「あの歳で僕と同じ踏破者か...」
「しかも、爺さんは最後の敵まで手を出さなかったって言ってたわ」
「え?あそこのボスを最後まで1人で倒してしまったの?」
「爺さんは、レオが自分に似てるからって期待してたから凄く厳しくしてたのよ」
「下手したら死んでしまうぞ...父さん」
あのダンジョンは、A級の冒険者がいくつかのパーティーで踏破を目指す場所だぞ?
「まあ、爺さんのことだから危ないところで助けて、かっこいいところを見せようと思ってたんだろうよ。けど、レオは1人で倒せちゃったんだよ」
「父さんならやりそうだけど.....それでも奧の方のボスなんてレオくん1人で倒せるのかな?」
あそこは本當に僕でも苦労したよ?
「それなら、ちょっとついて來な」
そう言って、母さんは部屋を出て行った。
「ちょ、どこ行くの?」
慌てて母さんについて行くと.....
「ここだよ」
レオくんの部屋の前で止まった。
「なんかここ、凄い魔力をじる。ここはレオくんの部屋の前だね...もしかして?」
「レオの魔力が、ダンジョンから帰って來たら魔王並みの魔力になってたのよ」
「父さん...頑張らせ過ぎだよ....いったいレベルをどんだけ上げればこうなるんだよ.....」
「そうね.......これは、どんだけ過酷な特訓をダンジョンでしたのか心配になるわね」
それに耐えてしまったレオくんも稱賛に値するけどね.....
「それと、地下のダンジョンが続きがあるって聞いたんだけど、レオくんから聞いた?」
「ええ、聞いたよ。なんでもあのダンジョンは50階までが初級編で、50階の先の部屋に上級編に転移できる魔法陣があったそうだ」
「あのダンジョンが初級編?あれで初級なら上級なんてどうなってしまうんだ...」
「將來のレオなら出來ると思うわよ」
「逆に、將來のレオくんじゃないと無理でしょ......」
僕には絶対に無理だな....
「そうかもね」
「それじゃあ、そろそろ行くよ」
「もう行くのかい?」
「うん、皇帝に報告をしないといけないから」
皇帝も詳しい話が早く知りたいだろうからね....
「それなら早く行った方がいいわね」
「それと、もうし詳しい話をレオくんに聞きたいから何日したらまた來るよ」
「來るんだったら、本人の気持ちの整理があるから1週間くらい経ってからにしなさい」
「わかった。そのくらいに來るよ」
そう言って、いつものように隠を使って城に帰った....
それから數日して、勇者が亡くなった出來事が皇帝から発表された。
その出來事は、世界中に瞬く間に広まっていった。
それと同時に、冒険者の間では地下のダンジョンの先に別のダンジョンがあることが広まった。
そして、レオは1週間経っても部屋から出て來ることはなかった....
継続は魔力なり《無能魔法が便利魔法に》
☆TOブックス様にて書籍版が発売されてます☆ ☆ニコニコ靜畫にて漫畫版が公開されています☆ ☆四巻12/10発売☆ 「この世界には魔法がある。しかし、魔法を使うためには何かしらの適性魔法と魔法が使えるだけの魔力が必要だ」 これを俺は、転生して數ヶ月で知った。しかし、まだ赤ん坊の俺は適性魔法を知ることは出來ない.... 「なら、知ることが出來るまで魔力を鍛えればいいじゃん」 それから毎日、魔力を黙々と鍛え続けた。そして時が経ち、適性魔法が『創造魔法』である事を知る。俺は、創造魔法と知ると「これは當たりだ」と思い、喜んだ。しかし、周りの大人は創造魔法と知ると喜ぶどころか悲しんでいた...「創造魔法は珍しいが、簡単な物も作ることの出來ない無能魔法なんだよ」これが、悲しむ理由だった。その後、実際に創造魔法を使ってみるが、本當に何も造ることは出來なかった。「これは無能魔法と言われても仕方ないか...」しかし、俺はある創造魔法の秘密を見つけた。そして、今まで鍛えてきた魔力のおかげで無能魔法が便利魔法に変わっていく.... ※小説家になろうで投稿してから修正が終わった話を載せています。
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