《継続は魔力なり《無能魔法が便利魔法に》》學直前
シェリーに誕生日プレゼントを渡した次の日
衝撃的なことが起こった。
それは、ガルム教國が聖とリーナを國外追放にすると発表した。
その理由は、聖が帝國で教皇を暗殺する計畫を企てた為という意味のわからないものだった。
どうやら、教皇はどうにかしてでも聖とリーナを教國にれたくないようだ。
この為、聖とリーナは國に帰ることが出來なくなってしまった。
そんなリーナと聖にばあちゃんが
「どうせ部屋は余っているし、ここにいなさい」
と家にいることを勧めた。
「悪いと思うけど、他に行くところが無いからね....厄介になるよ」
「気にしなくていいさ。リアーナちゃんもこれからここに住むんだからね」
「はい、わかりました。お世話になります」
「そうと決まったら、リアーナちゃんも來年から學校に行けるように皇帝の所に行って頼んで來るしかないね」
そう言って、ばあちゃんが聖を連れて出て行ってしまった
ちなみに、學校は來月の1月から始まる。
つまり、ばあちゃんはあと1カ月しかない時期に無理やり學させようとしている。
これは頼まれた皇帝だけでなく、學校関係者も大変迷だろう。
はたして、リーナは學できるのか?
そして現在、リーナと2人で留守番をしている。
「今頃、皇帝たちは対応に困っているだろうな」
「そうですね.... でも、私はレオくんと同じ學校に通いたいです」
「うん、僕もリーナと學校が一緒なら楽しそうだと思うよ」
「本當ですか? 嬉しいです」
リーナは嬉しそうに笑った。
おお、この笑顔は反則だろ....
「そ、それじゃあ、ばあちゃんに期待して待ってようか」
SIDE:カリーナ
現在、城の門に著いた
門番に馬車から顔を出して皇帝に會いたいと言った。
すると、門番は慌てて中にって行った。
しばらくして、門番が戻って來て馬車のドアを開けた。
「皇帝陛下が時間が空いているので、1時間までなら話すことが出來るとおっしゃっておりました」
「ええ、すぐに終わらせるから心配ないわ」
「あんたと言う奴は....」
セリーナが呆れたと言いたげな聲で言ってきた。
それから、皇帝のいる部屋に案される
部屋にると皇帝とダミアンの妻のエリーゼがいた。
「わざわざ時間を貰って悪いわね」
「いえいえ、気にしないでください。私も教國の発表は聞きました」
「そうかい、なら早速話ができるね」
「はい。しかし、今回は帝國で聖様を匿うことは出來ません」
皇帝は申し訳なさそうに言った。
「それはわかっているわ。帝國の立場があるだろうからね」
「ええ、もし聖様を帝國としてけれてしまうと、帝國が教皇の暗殺の手助けをしたと言われてしまうので」
また申し訳なさそうに答えた
「それで今回はどういった用件なのでしょうか?」
エリーゼが聞いてきた
「1つ頼み事があってね。セリーナは私の家で暮らしてもらうことにしたんだけど、孫のリアーナちゃんが學校に行けなくなってしまってね」
「なるほど、リアーナちゃんを學校にれさせたいと」
「そういうこと。出來るかい?」
「まあ、凄く大変だろうけど聖様を助けてあげられない分、それくらいどうにかしますよ」
意外にも即答だった
「あら、ありがとう。こんなに早く了解を得ることが出來るなんて思ってもいなかったよ」
「本當に謝します」
セリーナは頭を下げた
「いえいえ、こちらも貴重な人材を手にれられて良かったです」
「そうだね。リアーナちゃんは將來、聖を超えるかもしれない程の人材だからね」
「そこまでですか。これは教國には謝しないとですね」
皇帝は笑いながらそう言った。
「ええそうね。それじゃあ忙しいだろうから、私たちは行かせてもらうわよ」
「わかりました。リアーナちゃんが學できるようにしておきますので心配しないでください」
「ええ、頼んだわ」
そう言って部屋を出て行く
SIDE:皇帝
魔導師様と聖様が出て行った
すると
「皇帝陛下、本當にあんな簡単に許可してよろしいのですか?」
エリーゼが質問してきた
「ああ、問題ないさ」
「確か、初等學校は貴族だけしか行けませんでしたよね?」
「ああ、そうだが聖の孫なら誰も文句は言えまい」
「確かにそうですが、學式まであと1カ月も無いのですよ?」
「リアーナちゃんが帝國に所屬することになるなら、そのくらいのことは全く問題ないさ」
「そこまで聖様のお孫さんは凄いのですか?」
「ああ、凄いぞ。しかも、レオ君と一緒にいるということは何かが起きる」
「どういうことですか?」
エリーゼが首を傾げた。
「シェリアはな、レオ君と會ってから急激に魔力が長したんだよ」
「それでリアーナちゃんが同じようなことが起きるかもしれないと」
「ああ、ダミアンが急激に魔力が長した原因がレオ君に貰った首飾りかもしれないと言っていたのだが、リアーナちゃんも同じを著けていたんだ」
「わかりました。そこまで皇帝陛下が言うのであれば大丈夫なのでしょう」
「信用してないな? まあそのうちわかるさ」
そう言って、俺は笑った。
<約1か月後>
SIDE:レオンス
今日は1月上旬、帝國初等學校の學式である。
リーナが學校に行けるとわかってから1カ月が過ぎてしまった。
この1ヶ月は、リーナとシェリーで遊んだり特訓をしたりした。
そして現在、學校にリーナと聖とばあちゃんと馬車で向かっている。
ちなみに、學試験は無いので初めて學校にるのでとても楽しみだ。
それから、しばらく馬車に乗っているしかないと思っていると意外にすぐ著いてしまった。
「え? もう著いた」
「これから通わないといけないんだから近いに越したことはないさ」
「まあ、そうだけど......これからここに通うのか~」
「ただ、あと2年したら強制的に寮にるしかないけどね」
「え、そうなの?」
「3年生からは寮にることが絶対だからね」
「まあ、寮生活も楽しそうだからいいや」
「楽しいと思うよ。これから6年間、この學校でたくさん學ぶことが出來るよ」
そう言って、ばあちゃんが馬車のドアを開けた。
馬車から出ると、前世の大學並みの大きな學校が見えた。
「わあ~  大きいですね」
リーナが思わず聲を出した
「そうだね。これからの學校生活が楽しみだ」
これから通うことになる學校を眺める
すると
「これからこの景はいつでも見れるんだから、ここで立ち止まらないで行くよ2人とも」
と聖に呼ばれて
「「はーい」」
と俺たちは式の會場に向かった.....
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