《継続は魔力なり《無能魔法が便利魔法に》》防犯グッズ創造
「まずは、城の中の監視カメラを造ろうかな」
あの城は広すぎて、目が行き屆かないから絶対に必要だろう。
何かあった時の証拠にも使えるしね。
「監視カメラ? 何それ?」
おっと、前世の言葉だった。
こっちの言葉だとなんて説明すればいいんだろう?
「えっと……。あ、そうだ。これを見て貰えればわかるよ」
そう言って、俺はこの家の核をリュックから取り出した。
これを使えば簡単に説明できるはず。
「これは……確か、ドラゴンの魔石でしたよね? この家を改造するのに使った」
「そう、その時に出來たなんだけど、これには面白い機能があってね」
「面白い機能? それを使って何かできるんですか?」
「説明するより見てもらった方がわかりやすいだろうから、こっちに來て覗いてみて」
これを口で説明するのは難しいからね。
「わかりました」
「魔力の塊?があるわね……。これを使って何が出來るの?」
「そう、これは魔力の塊だよ。これをこうすると……こんなじで家中の様子を見ることが出來るんだ」
二人に説明しながら、魔石の中にある魔力をかすと……たくさんの映像が浮かび上がってきた。
「何これ? 絵がいてる……」
絵か……そういえば、この世界に寫真とかないもんな。
これは商売の匂いが……後で師匠にカメラを作って貰わないとな。
「絵じゃないよ。まあ、それはいいとして。この中から、気になった映像の魔力をかすと、その映像が拡大されるんだ。例えば……ベルのことを見てみるか」
そう言って、ベルが映っていた映像を拡大した。
すると……自分の下著を広げているベルが映し出された。
「おっと……」
「見ちゃダメです!」
リーナが咄嗟に俺の目を隠した。
「何しているのよ。これ、どうやってかすの? あ、思ったより簡単ね」
シェリーが映像を変えたのを確認してから、俺は解放された。
「レオくん……もしかして……いつもこれを使って覗きをしているんですか?」
俺に冷ややかな目線が突き刺さる。
「斷じて、やっておりません」
「へ~。これ、お風呂とかも覗けるのね。絶対、一回は覗いているわ」
おい、シェリー! 勝手にかしちゃダメ!
「あら、そうなんですか? で、本當のところはどうなんですか?」
「や、やっておりません」
だ、斷じてやっていないんだぞ!
「目が泳いでますよ?」
そ、そんなはずは……。
「や、やっておりません」
「そうですか……。それで、これをあっちの城でも造るのですか?」
ふう、何とか許して貰えた~。
おっと、俺はやっていないんだから喜んじゃダメだった。
「いや、そのためにはドラゴンをもう一倒さないといけなく「レオ様、それはダメですよ?」」
聲がする方を見ると、大きなカバンを持ったベルが立っていた。
「あ、ベル。聞いてくださいよ。さっきレオくんが「ごめんなさい。何でもしますので、それを口にするのはお許しください」」
俺は、リーナの聲が聞こえた瞬間に反で土下座をしていた。
「ふふ……。言質を貰いました」
こ、怖い……。
「それで……どうしてレオ様がドラゴンの所に行こうとしているのですか?」
「いや、行かないよ。もし、これをあっちでも造るとなるとドラゴンの魔石が必要になるって話」
「あ、そうだったのですか。早とちりしてすみません」
「こちらこそ、すみませんでした」
覗いちゃって。
「もっと、誠意を込めて謝りなさい」
「は、はい。この度は、申し訳ございませんでした」
俺は、急いで土下座の狀態に戻った。
「や、止めてください。どうしたんですか?」
「いや、無に謝りたくなっただけだから気にしないでください」
お願いだから理由は聞かないで。
「え? あ、はい」
「とりあえず話を戻すと、これをあっちでは造ることは不可能だから、違うを造ろうと思っているんだ」
魔の森に行くことが止されているのもそうだけど、あの城を改造するとなると、もっと大きな魔石が必要な気がするんだよね。
「でも……これと同じような能を出すには、やっぱりこれくらいの魔石が必要じゃないんですか?」
「そうなんだよね。だから、撮ると映すを分けて造ることにしたんだ」
そうすれば、必要な魔石の大きさは小さくても大丈夫だと思うんだよね。
「えっと……どういうことですか?」
やっぱり、三人にはこの説明だけじゃわからないよね。
「そうだな……説明するのが難しいから、造り終わった後に使いながら説明するよ」
「わかりました」
「まずは、撮る方」
まず、材料の大きなミスリルの塊をドン、ドン、ドンと置く。
それと、數えきれないくらいの魔石をジャラジャラと床に並べた。
「うわ~。こんな大きなミスリルをたくさん、いくらしたんですか?」
「これは貰いものだよ。イヴァン兄さんがダンジョンからたくさん持って來てくれたんだ」
買ったとしたら、家が一つは買えてしまうくらいの値段になってしまうかもね……。
兄さんには謝だな。
「あ、そういえばレオくんのお兄さん、ダンジョンを一つ潰したんですよね」
「そうなんだよ。特殊部隊が新人に課す試練らしくて、クリアしたのはおじさん以來の快挙らしいよ。で、その時にドロップしたミスリルを全部俺にくれたんだ」
ちょっと裏話をすれば、兄さんは試練の時にパートナーだった相手と結婚することになったんだ。
しだけ會ったことがあるんだけど、凄く人だったのが印象的だったな。
「それにしても、フォースター家は化けしかいないわね。ダンジョンをこんな短期間に三度も踏破してしまう家系ってどういうことよ。訳がわからないわ」
「それは……皆、小さい頃にじいちゃんとばあちゃんに鍛えられているからじゃない?」
兄さんも父さんもおじさんも、あの地獄を乗り越えた同士なのだ。
「勇者様と魔導師様って、そんなに厳しいの?」
「厳しいってもんじゃないから。普通なら死んじまうよ。あの二人は、孫相手でも容赦ないからね」
平気で、孫に當たったら死ぬような攻撃をしてくるくらいだからね。
「そ、そうだったんですか……」
「おっと、話が線したな。とりあえず、創造しちゃうよ」
そう言って、俺は魔石の山とミスリルの山に創造魔法を使った。
出來上がったは……ミスリルで出來たネズミだった。
それもたくさん。
「「きゃあ~!!」」
シェリーとリーナは大絶。
ベルは
「わあ、可らしいですね」
と言って、ネズミをナデナデしていた
「二人ともごめん。まさかネズミになるとは思わなかったよ。ハハハ」
「笑いごとじゃないです。早くしまってください」
「そんなに怖い? まあ、わかったよ」
シェリーとリーナが余りにも嫌がるから、とりあえず全てリュックにれた。
「はい。これでいい?」
「はい……大丈夫です。それで、あれを使って何をするんですか?」
「その説明は、もう一つの機械を造ってから」
とりあえず、映す機械を造らないと。
俺は、ミスリルの余りとさっきの魔石よりもたくさんの魔力がった魔石を使って魔法アイテムを創造した。
そして出來たは……テレビだった。
「これは何ですか?」
「さっきのネズミで撮った映像を移すやつだよ」
「あのネズミで何ができるんですか?」
それは鑑定しないと詳しいことはわからないんだよな……。
「ちょっと待っててね」
俺は、ネズミを一匹取り出して鑑定を使った。
<ラットゴーレム>
盜撮のスペシャリスト
主が必要であろう報を絶対に撮り逃さない
ネズミの天敵であった天井とネズミ返しを克服済み
戦闘力はほぼ皆無
力:1
魔力:1
力:1
速さ:7000
スキル
盜撮Lv.MAX
<ネズミモニター>
ネズミから送られてくる映像を瞬時に保存、編集してから、主に提供する
ネズミたちに指示も送ることができ、あなたの盜撮を最大限サポートしてくれます
創造者:レオンス・フォースター
そんなに盜撮を強調しなくてもいいじゃん。
べ、別にやましいことに使おうと思ってないんだからね?
「あの……」
「違う、俺は無実だ! あっ……。さて、この機械はどういうなのかと言いますと」
「ちょっと。誤魔化すにも無理があるでしょ。何が無実なのよ」
聞かなかったことにしてください。
「いや、ちょっと取りしただけなので気にせずに。それより、説明を続けるね」
「無理やりですね……」
あ~聞こえな~い。
「これは、ネズミが見ている映像を見ることができる機械なんだ」
「そうなんですか。それじゃあ、このネズミを城の中で放し飼いにするってことですか?」
そう言いながら、リーナは嫌な顔をした。
どうしてそんなに嫌なんだ?
シェリーはまだわかるけど、リーナは小さい頃田舎暮らしだっただろ?
「このネズミ、隠れるのは凄く得意みたいだから、普段見かけるようなことは無いと思うよ」
だって、盜撮のスペシャリストなんだからね。
「それならいいのですが……」
「ありがとう。よし、あとレッドゴーレムを大量に造ったら城に向かうか」
理的な防犯も必要だからね。
【書籍化コミカライズ】死に戻り令嬢の仮初め結婚~二度目の人生は生真面目將軍と星獣もふもふ~
★書籍化&コミカライズ★ 侯爵家の養女セレストは星獣使いという特別な存在。 けれど周囲から疎まれ、大切な星獣を奪われたあげく、偽物だったと斷罪され殺されてしまう。 目覚めるとなぜか十歳に戻っていた。もう搾取されるだけの人生はごめんだと、家を出る方法を模索する。未成年の貴族の令嬢が家の支配から逃れる方法――それは結婚だった――。 死に戻り前の記憶から、まもなく國の英雄であるフィル・ヘーゼルダインとの縁談が持ち上がることがわかっていた。十歳のセレストと立派な軍人であるフィル。一度目の世界で、不釣り合いな二人の縁談は成立しなかった。 二度目の世界。セレストは絶望的な未來を変えるために、フィルとの結婚を望み困惑する彼を説得することに……。 死に戻り令嬢×ツッコミ屬性の將軍。仮初め結婚からはじまるやり直しもふもふファンタジーです。 ※カクヨムにも掲載。 ※サブタイトルが少しだけ変わりました。
8 111【電子書籍化】婚約破棄のため冷酷騎士に決闘を挑んでみましたが、溺愛されるとか誰か予想できました?
ミーティアノベルス様より9月15日電子書籍配信。読みやすく加筆修正して、電子書籍限定番外編も3本書きました。 年頃になり、私、リアスティアにも婚約者が決まった。親が決めた婚約者、お相手は貧乏伯爵家の私には不釣り合いな、侯爵家次男の若き騎士。親には決して逃すなと厳命されている優良物件だ。 しかし、現在私は友人たちに憐れみの目を向けられている。婚約者は、冷酷騎士として名を馳せるお方なのだ。 もう、何回かお會いしたけれど、婚約者のお茶會ですら、私のことを冷たく見據えるばかりで一向に距離が縮まる様子なし。 「あっ、あの。ゼフィー様?」 「……なんだ」 わぁ。やっぱり無理ぃ……。鋼メンタルとか言われる私ですら、會話が続かない。 こうなったら、嫌われて婚約破棄してもらおう! 私は、そんな安易な考えで冷酷騎士に決闘を挑むのだった。 ◇ 電子書籍配信記念SS投稿しました
8 57愚者のフライングダンジョン
〖ニート〗×〖怪物〗=人間社會の崩壊??? 夢、信念、向上心。いずれも持たないニートがいた。ある日、祖母が所有する畑で農作業をしていると局地的な地震が地元を襲う。突如として倉庫に現れた大穴は蠱惑的なダンジョンの入り口だった。 〜半年後、世界中の陸地で大地震が発生。世界各地でダンジョンが見つかり、人々は新たな時代の幕開けを感じた。パラダイムシフトをもたらす理想の資源を手に入れたとき、小國と大國の均衡は崩れて戦亂の時代へ逆戻りする。 〜その頃ニートはダンジョンにいた。あれからずっと迷子の大人だ。奇跡的に生きながらえたが代償としておぞましい怪物へと成り果てた。 襲いくる牙。謎の鉱石。限界を超えてみなぎる力。自由を求めて突き進め。いざゆけ、ダンジョンの最奧へ! これは頭のネジが外れたニートが愛されるべき怪物になる物語。それを観察する戯作である。
8 95表世界で最弱だったが、裏世界では、最強そして、『二つの選択肢』
下弦 陽人は、いつもの日常を平和の日常を過ごしていたら、小規模の事件が起きた。その事件がきっかけで人類の裏世界を知ることになるが、「さぁ、選択の時間だ」君の選択はどれだ!!
8 51《完結》虐待されてる奴隷少女を救った、異世界最強の龍騎士
【第Ⅰ部】第1話~第49話 完結 異世界転移した先は、クロエイという影を食うバケモノのはびこる世界。その世界の人たちは、血液をエネルギーにして生活していた。血の品質の悪い者は、奴隷としてあつかわれる。そんな世界で主人公は、血液の品質が最強。血液でなんでも買えちゃう。クロエイだって倒せちゃう。あと、奴隷少女も救っちゃう。主人公最強系戀愛ファンタジー。 【第Ⅱ部】第50話~第96話 完結 セリヌイアの領主――ケルゥ・スプライアは酷い差別主義者で、庶民や奴隷の血液を多く集めていた。「セリヌイアに行き、虐げられている者たちを助けてやって欲しい」。フィルリア姫に言われて、龍一郎はセリヌイアへ向かう。そのセリヌイアの付近には、絶滅したはずの龍が隠れ棲んでいるというウワサがあった。 【第Ⅲ部】第97話~第128話 完結 龍騎士の爵位をもらいうけた龍一郎は、水上都市セリヌイアの領主として君臨する。龍一郎は奴隷解放令を施行して、みずからの都市の差別をなくそうと試みる。そんなとき、サディ王國の第一王女がセリヌイアにやって來て、人類滅亡の危機が迫っていることを告げる。
8 104俺の妹が完璧すぎる件について。
顔がちょっと良くて、お金持ち以外はいたって平凡な男子高校生 神田 蒼士(かんだ そうし)と、 容姿端麗で、優れた才能を持つ 神田 紗羽(かんだ さわ)。 この兄妹がはっちゃけまくるストーリーです。
8 57