《世界最強が転生時にさらに強くなったそうです》パーティ
シルフィside
今日は、私の誕生日。
今日で、私も人になる。
人になるのは、嬉しい。けど、私には、それよりももっと嬉しいことがある。
今日で、ようやくシン様との婚約が正式なものになる。私は、そう考えるだけで、が踴る。
「~~ 」
「シルフィ様、今日は、いつもより嬉しそうですね。誕生日だからですか?」
「んふ、確かにそうなんだけどね!今日で、ようやくシン様との婚約が正式なものになるんだから、嬉しくないわけないでしょう!」
「ふふ、そうでしたね。おめでとうございます。」
「ありがとう!ファルファラさんもいつもありがとね。」
コンコンコン
私とファルファラさんがお話をしていると、ドアがノックされた。
「シルフィ様、今よろしいでしょうか?お客様が來ています。」
「はい、大丈夫です。」
お客様?だれだろう?
「失禮します、さぁ、どうぞ。」
「うぬ。やぁ、シルフィちゃん、久しぶりだね。」
ってきたのは、背が低く、すごく丸い人だ。悪くいうなら、デブだ。
「お久しぶりでございます。ドルファス様。」
この人は、ドルファス・グイナーレ。隣國、グイナーレ王國の第一王子 。
「ぐふふ、いつ見ても可いな。」
「あ、ありがとうございます。」
ん~、この人、いつも私をいやらしい目で見てくる。気持ち悪い。
「それで、人になったのだから、そろそろ嫁がないといけないんじゃないのかね?」
「はい、そうですけど、ドルファス様には、関係ありませんよ。」
「ん?そうでもなかろう。王族の婚約者は、王族か、公爵家くらいの家格がなくてはないだろ。」
まさか、この人、私の婚約者になる気なのだろうか?無理!絶対に無理!!
「ぐふふ、そこでどうかね?僕と婚約をしないか?」
「お斷りさせていただきます!!」
私は、即斷した。
だって、私には、シン様がいるんだもの。こんな、人となんて無理!
「な!?僕は、王族で第一王子なのだぞ!シルフィちゃんにしては、嬉しいことだろう?」
「いえ、私には、もう婚約者がいますので。」
「はぁ!?なんだと!?そんな話、1度も聞かなかったぞ!!」
「今日、発表しますので。」
「そ、そやつは、どこの王族か公爵家なんだ?」
「平民ですよ。ごく一般の平民です!」
「な!?平民だと!?家格の差がありすぎるだろう!?」
「私たちの國では、家格などは、あんまり関係していないのです。本當にその人が好きならば、その人と結婚しなさい、それが、私たち、エルフィード王國の決まりなのです。」
「ぐぬぬ~」
「あ、そろそろパーティが始まりますね。私は、これから準備がありますので、今は、引いてもらえませんか?」
「あ、ああ、分かった。」
そう言って、ドルファスは、私の部屋から出ていった。
「シルフィ様、かっこよかったですよ。」
「んふふ、そう、ありがとうね。」
それから、私は、パーティ用のドレスにを包んだ。
「シルフィ様、とてもお似合いですよ。」
「ありがとう。」
シン様は、今の私の姿を見たら、どう思うのかしら?可いって思ってくれるのかな?綺麗って言ってくれるかな?
私の考えていることを読んだのかは、知らないけど、ファルファラさんが私に言ってきた。
「シン様も、そのドレス気にると思いますよ。」
「そ、そうかな?可いって言ってくれるかな?」
「絶対に言われますよ!シルフィ様、とても可いですから。」
そう言ってファルファラさんは、私を元気づけてけれる。
はぁ、早くシン様に會いたいな。今日は、まだ會っていないから、シン様に會いたいって気持ちがいつもより強い。
「シルフィ様、パーティの準備が出來たようです。」
「分かった。さぁ、行きましょ!」
俺は今、タキシードと言われる服に著替えてパーティ會場にいる。
こんな服は、前世でもあまり著なかったから、結構きずらい。
「皆様、今日は、お忙しい中、來ていただきありがとうございます。私は、この屋敷のメイド長のファルファラと申します。今日は、私が司會進行を努めさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。」
司會進行を務めるファルファラさんが挨拶をした。
「それでは、今回の主役、シルフィ・エルフィード様です。皆様、どうか暖かい拍手でお迎えください。」
パチパチパチ
拍手と同時に扉が開き、そこから出てきたのは、ドレスにをまとったシルフィだった。
シルフィは、すごく綺麗で、ずっと見ていられた。
「今日は、シルフィ様の誕生日と合わせて、重大な発表をさせていただきます。」
ファルファラさんがそう言うと、周りがザワついた。
「シルフィ様は、半月前から婚約をされているのです!」
おおー、っと周りから驚きの聲が出た。
「そのお相手は、ナルカミ シン様です!」
そう言って周りの人たちは、ナルカミ シンが誰か分からず、疑問を抱いていた。
「シン様、前へ來てください。」
え!?俺、前行くの!?
俺は、言われるがままに席を立ち、前へ出た。
「この方が、シルフィ様と婚約をなされた、ナルカミ シン様です!」
ファルファラさんは、挨拶をしろと聲をでかくする魔道、いわゆるマイクを俺に近づけてきた。
「あ、どうも、鳴上 真です。」
「誰がそんな挨拶をしているのですか!?もっとしっかりとした挨拶をしてください!!」
俺がその場の空気に流されて、適當な挨拶をしたら、ファルファラさんから怒られた。そして、シルフィは、俺の隣でクスクスと笑っている。
「すみませんでした、もう一度挨拶をさせていただきます。シルフィ様と婚約をさせていただきます鳴上真と申します。よろしくお願いします。」
俺は、これでどうだという目で、ファルファラさんを見た。
ファルファラさんは、まぁ、いいでしょう、くらいの顔だった。なぜ?
「あ、そろそろ戻ますね。」
「何を言っているのですか?シン様は、今日は、ずっとここですよ。」
「は?なんで?」
「なんでって、シン様は、シルフィ様の婚約者なんですから當然ですよ。」
「はぁ、分かりました。」
「それでは、皆様、シン様のご紹介も終了したので、パーティを楽しんでください。」
俺は、ファルファラさんの言われるとおり、その場に殘り、シルフィの隣の席に座った。
「シルフィ、誕生日おめでとう!そのドレス、すっごい綺麗で可いよ。」
「ほ、本當ですか!?えへへ、嬉しいです!!」
シルフィのドレス姿を目の前で見ると、本當に可すぎる。
「シルフィ、ごめんな、1番最初に、おめでとうを言いたかったんだけど。」
「確かにし寂しかったですけど、その代わり今日は、ずっと一緒にいてください!」
「ああ、今日は、ずっと一緒にいよう!」
俺とシルフィは、そう言って目を閉じ、顔を近づけていった。
「おい、シンという者、しいいか?」
俺らがキスしようとした瞬間に、何やら、人に話しかけられた。
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