《世界最強が転生時にさらに強くなったそうです》初依頼
俺たちに丁度いい依頼があった。
それには、こう書かれている。
ビックウルフ討伐依頼
ランクEランク
討伐數 10
西の森に住み著いているビックウルフを討伐してください。
報酬 銀貨2枚 銅貨30枚
と、書かれている。
ビックウルフくらいなら、シルフィにも、危険は、出ないだろう。
「みんな、こんなのがいいんじゃないか?」
そう言ったら、みんなが一斉に依頼の書かれてある紙を見た。
「これなら、私でも大丈夫そうですね。」
「そうだろ。」
「はい!」
シルフィは、納得してくれた。
「う~ん、ちょっと足りないかもです。」
サリィは、し不満のようだ。
確かに、今までの倒した魔に比べたら、だいぶ弱い。
「確かにそうだけど、シルフィは、まだ魔狩りに慣れていないからな。今日は、これで許してくれ。」
「分かったです!」
ホッ、サリィからもOKが出た。
「クルルとレイジスは、どうだ?」
「私は、問題ありませんよ。」
「我もです、皆様に萬が一の危険もないようにします!」
2人もOKのようだ。
「よし!なら、これにするか。」
俺は、そう言って、フーミャさんのいるカウンターへと持っていった。
「フーミャさん、この依頼をけます。」
「はい、えーっと、ビックウルフの討伐依頼ですね。たぶんシン様たちなら、危険は、ないと思いますが、油斷しないように注意してくださいね。」
「はい!もちろん大丈夫です!」
「それでは、頑張ってくださいね。」
そう言って、フーミャさんは、笑顔で、送ってくれた。その笑顔、最高です!!
「シン様、鼻の下がびてますよ。」
「はっ!」
俺が、フーミャさんの笑顔に見とれていると、隣からシルフィの冷たい聲が聞こえた。
「シン様、帰ってたらお話しがあります。いいですね?」
「・・・はい。」
俺は、何も言えず、ただ返事をするだけしかできなかった。
シルフィ、もうだいぶ、ソフィアさんに似てきたな。
「よ、よし!それじゃ、防を揃えて西の森に行こうか。」
俺は、話を逸らすようにそう言った。
「・・・そうですね。早く依頼を終わらせて、帰りましょう。」
う~、シルフィ、やっぱり許してくれないな。これは、だいぶ覚悟を、しなくちゃいけないな。
俺らは、防を揃えて、西の森へ向かった。
西の森へ向かう最中、俺らは、自分の役割を決めていた。
前までは、俺とサリィだけだったから、役割なんか作らなかったけど、今は、人數がいるので役割を作ろうと思った。
それで、みんなと話し合った結果、俺とレイジスが前で、どんどん魔を倒していく。そして、サリィが俺たちの逃した魔を倒す。最後に、シルフィとクルルの魔法での援護で完だ。
「みんな、こういう風な役割分擔になったけど、これでいいか?」
「「「「はい!」」」」
みんなの了承をけたところで、西の森についた。
さぁ、どこにいるかな?
《敵知》発!!
お!いたいた。ここから、東の方に、200メートルくらいにいるな。
「みんな、ここから東に200メートル先にいるから気を引き締めてくれ。數は30だ。討伐數より多いけど、みんななら大丈夫だろう。」
「分かったです!」
「「「・・・」」」
ん?どうしたんだ?みんな?
サリィだけは、返事をしてくれたがみんなは、なんか口を開けて唖然としている。
「みんなどうしたんだ?」
「・・・い、いえ、シン様が改めて凄いんだなと思いまして。」
シルフィの意見に、後ろのクルルとレイジスも、頷いている。
「そうか?」
「確かに、サリィも最初そんなことをした時は、驚きましたけど、もう慣れたです!」
確かに、サリィも最初は、驚いていたな。
「ま、まぁまぁ、そんなことは、どうでもいいじゃん!それよりも、早く依頼を終わらせようぜ!」
「そ、そうですね。早く帰らないといけませんからね。」
シルフィは、さっきのことをまだ覚えていて、また、冷たい聲を発していた。
「そ、それじゃあ、行こうか!」
また俺は、話を逸らした。
それから、すぐにビックウルフと遭遇した。
ヒックウルフは、名前の通り、普通の狼より、2、3倍くらい多い。そして、爪や、牙も普通の狼より大きく、鋭い。1番気をつけないといけないな。
まぁ、そんなことを考えていても、俺らには、敵にならない。
「よし!みんな、俺が言った擔當の場所につけ!」
「「「「はい!」」」」
みんな、返事をするとすぐに自分の擔當のところについた。
それから、俺とレイジスは、どんどんビックウルフを倒していった。
そして、俺たちの逃したビックウルフをサリィと、シルフィ、クルルが、倒した。
ビックウルフは、あらかた俺とレイジスで倒して、殘りの殘黨は、他のみんなが倒してくれた。
30匹いたビックウルフは、10分くらいで殲滅した。
「よし!これで依頼完了だな!」
「そうですね。あ、それよりもこの戦果ってどうやって教えればいいのでしょうか?」
「あ!そう言えばそれ、聞いてなかったな。まぁ、いいや。俺の《亜空間倉庫》に全部の死をれておこう。」
そう言って、30匹のビックウルフを《亜空間倉庫》にれた。
「ふぅ、終わったな。みんな、俺の《ワープ》で今日は、帰ろうか!」
そう言って、俺たちは、になって手を繋ぎ、王都へ帰った。
「フーミャさん、依頼は、終わりましたが、その戦果ってどうやって報告すればいいんですか?」
「それなら、ギルドカードを見せてもらえればわかるので大丈夫ですよ。」
へぇ、そうなのか。なら、今持っているビックウルフは、売るか。
「そうなんですね、わかりました。はい、ギルドカードです。あ、それと、今日狩ったビックウルフを売りたいんですが。」
「はい、確かに確認しました。お疲れ様でした。ビックウルフは、あちらのカウンターで、出して貰って下されば買い取らせていただきます。それと、こちらが、今回の報酬です。」
俺は、報酬のった袋をもらって、ビックウルフを売った。
報酬と、ビックウルフの売ったお金をみんなで、割勘して、今日の予定は、これで終了だ。
「ふぅ、これで今日の予定も終わったな。さっ、帰ろうか。」
「うふふ、シン様、お屋敷に帰ったらお話がありますからね。」
そ、そうだった!まだ、そんな予定があった!
「は、はい。」
俺は、力なく答えた。
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