《世界最強が転生時にさらに強くなったそうです》なんとか、許可は貰えました
「ふ~ん、また、一人作っちゃたんだ、婚約者。」
「はい。」
「私に相談なしで。」
「はい。」
「シン様、私、言いませんでした、これ以上婚約者が増えるのは、嫌だ、って。」
「言ってました。」
「なんで破んですか?」
「えっと、その・・・」
「シン様、私は、婚約者を作ったことには、まぁ、多なりとも不満は、ありますが、それは、シン様も考えてのことだったのですから、まだ、許せます。ですが、なんで約束を破って私になにもいわないのですか!?」
「そ、それは・・・」
「私は、約束を破った以上に、その後すぐに報告がなかったことに怒っています。」
「す、すみません。」
「はぁ、シン様、今日は、許してあげます。でも、次にそんなことがあったら、分かっていますね?」
「は、はい!!」
俺は、シルフィにこの話のあいだ何も言えず、ただ返事をするだけだった。
「シルフィさん・・・」
「シン様、もう怒ってないのでシルフィで構いません。」
「ホッ、シルフィ、それじゃさっそくオリビアと會ってくれ。いろいろと話があるだろ?」
「ええ、そうですね。・・・あの、シン様、昨日のことを許すかわりにお願いを聞いてしいのですが。」
「お願い?」
シルフィは、俺にお願いしたいことがあると言っていたが、顔が真っ赤である。
「昨日、私は、シン様と會えなくて、とても寂しかったです。ですので、その、昨日の分を、今日埋めるために、今日は、ずっと一緒にいてください!寢る時も一緒です!!」
「寢る時も!?」
シルフィは、そう言って、顔を真っ赤にさせて、俯いてしまった。
俺もたぶん、顔は、真っ赤だろう。
「は、はい、そうです。今日は、ずっといなくちゃいけないんです。」
「わ、分かった。それで、許してもらえるのか?」
「はい!許します!」
まぁ、一緒に寢るくらいなら大丈夫だよな。
いや、俺の方が無理かも。
「で、でも、シルフィ、さすがに寢るのは、ちょっと。おれの意識が持つか怖いし。」
「だ、大丈夫です!は、よく洗っておくので!」
「え!?」
なにそれ、その答えって、もしかして、襲ってOKってこと?
「シ、シン様なら、大丈夫です。お母様からも、もう、婚約の発表をしたからOKも出ましたし。逆に、早く孫の顔が見たいと言っていました。」
「そ、そうなのか。」
シルフィが、いいって言うから良いのかな?いや、でも、まだ、結婚したわけじゃないからダメなんじゃないか?
「そ、その話は、置いといて、早く、オリビアの所へ行こうぜ!」
「そ、そうですね!」
俺とシルフィは、顔を真っ赤にさせて、部屋を出ていった。
そして、俺たちは、オリビアの下に、直接行かず、サリィにも話さなくてはいけないので、サリィの部屋へと訪れた。
コンコンコン
「はいです!開いてますです!」
中から、サリィの聲が聞こえ、ドアを開けてった。
「よっ!サリィ、元気だったか?」
「あ!シンお兄ちゃん!」
サリィは、そう言って、俺のへと飛び込んできた。
「シンお兄ちゃん!昨日は、どこ行ってたのですか?」
「ああ、ちょっと用事でな。それで、サリィに、伝えなきゃいけないことがあるんだ。」
「伝えなきゃいけないことです?」
サリィは、そう言って、首をちょこんと傾げた。
この作、すっげぇ可い。しかも、上目遣いで。やばい、ニヤけそうだ。
おっと、そんなことを考えている場合では、ないな。後から、変な威圧をじるし。
「どうしたです?シンお兄ちゃん?」
「い、いや、何でもないよ。でな、伝えなきゃいけないことってのはな、俺にもう一人、婚約者が出來たことなんだ。」
「婚約者です!?ど、どうしてです!?」
「まぁ、昨日、々あってな。」
「そうですか。よく、シルフィお姉ちゃんが、許したですね。」
「まぁ、すっげぇ怖かったけどな。」
俺は、シルフィに聞こえない聲で言った。
「シン様、なんか言いました?」
だが、シルフィには、聞こえていたのか、すごい冷たい聲で、言ってきた。
「い、いえ!何でもないであります!はい!」
俺は、恐怖のあまり、背筋をばし、敬禮して、シルフィにそう言った。
「シンお兄ちゃん、なんか、シルフィお姉ちゃんの、に敷かれてるです。」
「い、言わないでくれ。」
ああ、ヤベぇ、目からしょっぺぇ汗が出てくるぜ!
「まぁ、そういうことだから、今から挨拶しにいぞ。嫁同士、仲良くしてくれよ。」
「はいです!」
サリィは、すごい元気な聲で言ってくれた。よかった、サリィには、何も言われなくて。これ以上は、心が持たないからな。
それから、俺たちは、オリビアたちがいる部屋へと向かった。
俺は、オリビアたちの部屋にると、シルフィと、サリィにオリビアたちを紹介した。
「シルフィ、サリィ、この人が俺の新しい婚約者のオリビアだ。」
「オリビア・フーデルです。久しくあります、シルフィ様、それと、初めまして、サリィちゃん。」
オリビアは、し張気味にそう言った。
「久しぶりね、オリビア。前に會ったのは、もう、半年前かしら?」
「そ、そうです。」
シルフィと、オリビアは、面識があるらしく、そこまで、仲が悪いってじでは、なかった。
「あなたが、シンお兄ちゃんの、新しい婚約者です?サリィは、サリィ・フォーレン!よろしくです!」
「ええ、よろしくね、サリィちゃん。」
この二人の間も、仲が悪いってじでは、なかった。というよりも、サリィが、とても明るいので、そんなじには、絶対にならないだろう。
「それで、この人がオリビアの父、カルロスさんだ。」
「カルロス・フーデルです。」
カルロスさんは、手短に挨拶をした。
早くこの話を終わらせたいのだろう。
「シルフィ、サリィ、カルロスさんが、俺にオリビアの婚約の話を持ちかけたんだ。カルロスさんの話もちゃんと聞いてみようぜ!」
「な!?シン、お前、余計なことを!!」
カルロスさんは、俺の発言に、余計なことと言ってくる。
だが、俺は、さっき、シルフィに散々叱られたのだ。あんたも同じ目を見てもらわなくちゃ不公平だ。
「よし!シルフィ、とことん聞こうぜ!」
「いえ、別にいいです。」
「なんでぇ!?」
まさかの即答で、斷ってきた。
「別にもう、聞くことがないですから。私は、シン様の話だけで充分でしたからね。」
「く、くぅ~。」
「殘念だったな!シン!」
カルロスさんめ!自分だけ、嫌な思いをせずに済んだからって、調子乗りやがって!
こう考えたら、カルロスさん、來る意味なかったな!
「よし!なら、オリビア君の婚約者になったことを祝して、今日は、軽くパーティをしようか。」
グレイさんは、そう言って、ファルファラさんに、食事の準備をしろと告げた。
「あ、それなら、オリビアのお母さんも呼ぼうか。確か、今日帰ってくるんだったな。」
「いいのですか!?」
「大丈夫ですよね?」
「ああ、無論心配などいらん!」
「そういうことだ。せっかくのお前のパーティーなんだから、お母さんも呼ぼうぜ!」
「は、はい!ありがとうございます!シン君!」
そう言って、オリビアは、俺に抱きついてきた。俺は、それを優しく支えるようにして、頭をでた。
「むぅ、ずるい。」
シルフィは、今も尚、嫉妬中だった。
まぁ、今日の夜は、シルフィにずっとつきっきりだから、いいだろう。
今日の夜、……夜、……うん!は、綺麗に洗っとこ!
「もう、オリビアの母さんは、返ってんのか?」
「たぶん、そろそろ帰ってくる時間だと思います。」
「そうか、なら、行くか。」
「はい!」
「カルロスさんは、一緒に行きます?」
「いや、俺は、王と、いろいろ話をするからお前らだけで行ってこい!」
「?分かりました。」
なんか、ちょっとカルロスさん、不自然だったぞ。なんか、あんのかな?
「えっとですね、今、お母様と、お父様は、喧嘩中なので。」
「そうなのか、だから、あんな、言い方だったのか。」
「二人とも、早く仲直りしたいくせに、意地を張って、どちらとも、仲直りをしようとしないんですよ。」
「はは、オリビアも大変だな。」
「全くです!」
俺とオリビアは、そんな話しをしていた。
「シン様、何をまだ、イチャイチャしているのですか?」
「はっ!」
俺は、シルフィの冷たい聲で、今ここが、まだ、屋敷の中だと気づいた。
「あ、あはは、そ、それじゃ行ってくる!」
俺は、逃げるように《ワープ》を使った。
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