《世界最強が転生時にさらに強くなったそうです》魔法學園編 學式

魔法學園とは、中等部までの基礎を応用して、実踐に使えるようにするための教育機関。

もちろん編試験もあるが、魔法學園は、高度な技の基礎を中等部までにつけているので、並大抵な者は、新たに學ができない。

そして、今年の高等部を編試験で合格した者は、1820人中1人のみ。

今日は、魔法學園高等部の學式。天気は、快晴、気溫もそこまで高くなく、爽やかな風が吹いて、とても気持ちのいい日だ。

今日は、魔法學園高等部の學式だ。

俺は、前世では、ずっと修行をしていて、青春を全て、武へとつぎ込んだ。そのため、友人も1人もできなかった。

まぁ、悲しくないけどね!・・・ホントだよ。

だから、今日は、とても楽しみにしていた。せっかくの新たな人生だ!前世で、できなかった友人作りをしてやる!

俺は、そんな思いを持ちながら、食堂に行き、みんなに挨拶をした。

「みんな、おはよう!」

「あ!シン様、おはようございます。」

「シンお兄ちゃん、おはよぉー。」

「シン君、おはようございます。」

「ご主人様、おはようございます。」

「主、おはようございます。」

みんなから、挨拶が帰ってくる。

「やぁ、シン君、おはよう。昨日は、よく眠れたかね?」

「はい!よく眠れました!」

「そうか、今日から、學園生活だけど、何かあったら、言ってくれよ。」

「ありがとうございます。でも、なるべく自分で対処します!」

「ああ、頑張れよ!」

「はい!」

グレイさんと、そんな會話をし、席についた。

「シンお兄ちゃん、制服似合ってるです!」

「そうか、ありがとな、サリィ。」

そう言って、サリィの頭をでる。

「確かに、とても似合っております。シン君、とてもかっこいいですよ。」

「ははは~、そうかな~。」

サリィの時は、平気だったのに、オリビアに言われると、なんか、すごく恥ずかしい。

「あれ!?シンお兄ちゃん!サリィと、オリビアお姉ちゃんの扱いに差があるです!?」

「まさか~、そんなこと、ないよ~。」

「わざとらしいです!」

サリィは、そう言い、すごく落ち込んでしまった。

「サリィ、お前には、お前の魅力があるんだ!例えば、今のだってそうだ!気兼ねなく話せるところ、そこが、俺がお前を好きになった1つなんだ!」

「ほんとーに?」

「ああ、本當だ!」

俺が、そう言うと、サリィは、パァーっと顔を明るくさせ、喜んだ。

「えへへ~、シンお兄ちゃん、大好きです!」

サリィは、そう言いながら、座ってる俺のへ飛び込んだ。

「サリィ、座ってるのに、抱きつくのは、勘弁してくれ。テーブルの上にあるものが落ちたら危ないだろ?」

「そうでした、ごめんなさいです。」

「次からは、気をつけろよ?」

「はいです!」

サリィの、こういうすぐ謝れるところも、好きになった1つだ。

「んふふ、シン様は、お優しいですね。」

「ん?そうか?」

シルフィが、唐突にそう言ってきた。

「はい!とても、優しいです!特に、甘やかすばかりではなく、ちゃんと注意するところは、注意をして、相手のことを考えているところが、優しいです。」

そんなことを言われたのは、初めてだ。なんか、照れる。

「そ、そんなことよりも、シルフィと、オリビアの制服姿もとても可いよ。」

「そ、そうですか?」

「うぅ、なんか、ものすごく恥ずかしいです。」

なんか、二人とも照れていて、とても可い。こうなったら、もっと褒めてやろう。

「ああ、すっげぇ可い。二人とも、すっげぇスタイルが良くて、制服を著ると、それがさらに増すから、もう、輝いて見えるぜ!」

さ、さすがに調子に乗ったか?まぁ、本音だから、何を言われても大丈夫だ!

「そ、そんなぁ~……えへへ~」

シルフィは、手で顔を隠しながら、すっげぇ、喜んでいた。

「あぅ、あぅ、あぅ~」

オリビアは、顔から湯気が出ているんじゃないか?、と思わせるくらい、顔を赤くさせて、放心狀態だった。

「おっと、そろそろ朝飯を食わないと遅刻するぞ!」

「そ、そうですね。いただきましょう。」

そして、俺たちは、朝食を食べ終わり、屋敷から出て、魔法學園に著いた。

周りを見ると、今日から高等部になると、思われる人たちが、いっぱい學園っている。

みんな、中等部からの知り合いなので、そんなに張は、していなかった。

學園長に聞いたところ、編試験事件に合格した者は、俺一人らしい。

「お!あそこに新しいクラスが、られてるぞ!行ってみようぜ!」

そう言って、俺たちは、クラス発表がられている掲示板に行った。

「俺の名前は~……お!あった、あった。Sクラスだな。」

「シン様!私もSクラスです!やりました、一緒のクラスです!」

「私も、一緒のSクラスです。みんな一緒ですね。」

なんと!みんな同じクラスだったようだ!

これは、嬉しいな。

「それに、シン様、この學年の首席ですよ!すごいです!」

「そうなのか?」

「はい!Sクラスは、1番上のクラスで、そして、そのSクラスの場所に、1番上に名前が載ってあるので、シン様が、學年首席となっております。」

「そうなんだな。」

この學園は、クラスが験の時の績順で決まるらしい。そして、1番上からS、А、B、C、D、E、Fクラスに分かれている。

「あれなんだな、冒険者ギルドみたいなものなんだな。」

「確かに、ランクがあるので似ているかも知れませんね!」

そう話していると、職員と思える人から集合の合図が出た。

俺たちは、そこに行き、Sクラスの集まる場所に行った。

「お!シルフィと、オリビアじゃねぇーか。久しぶりだな。」

そこに行くと、男の人から聲が掛かった。多分こいつも、Sクラスの場所にいるから、Sクラスなんだろう。

正直に言おう、こいつ、めっちゃイケメン!

「お久しぶりです、ケイン君、元気そうで、何よりです。」

「久しぶり、ケインくん。」

「ああ、お前らも、元気そうで、何よりだ。」

そのケインとい男は、そう言って、ニコッと笑った。笑顔がめっちゃ眩しいぜ!

「ん?その人は、誰?」

ケインという男は、俺に気づいたらしく、シルフィと、オリビアに誰か聞いてる。

「この方は、ナルカミ シン様です。ケイン君とも、一緒のクラスですよ。」

シルフィは、俺のことを簡単に紹介する。

ここからは、俺が言った方がいいな。

「俺は、鳴神 真だ。シンって呼んでくれ。」

「分かった、俺は、ケイン・シュベルトだ。シュベルト公爵家の長男だ。ああ、でも、ケインで構わない。これから、よろしく頼む、シン!」

「ああ、こちらこそ、よろしく頼むぜ、ケイン!」

俺たちは、そう言い合って、握手をした。

それから、続々とクラスのみんなが集まった。

「おーい!お前らァ、よく聞けぇ、今から學式が始まるから、制服とかのだしなみは、しっかりとしろよ!」

先生から、そう聲が掛かる。

俺は、大丈夫かな?

「んふ、シン様、ネクタイがズレてますよ。」

そう言って、シルフィは、俺に近づき、ネクタイを、整えてくれた。

「はい、出來ました。」

「ああ、ありがとな。」

シルフィは、顔を上げると、顔を真っ赤にして、おどおどしていた。

「よし!學式が始まるぞ!Fクラスからってくれ!」

そう言って、Fクラスの人たちが、育館にって行った。

それから、他のクラスも、順々にり、最後に俺たち、Sクラスが、育館にった。

それから、ガインさんの挨拶が5分程度あった。

前世と比べると、ガインさんは、めちゃくちゃ早く話し終わってくれた。助かるぜ!

「では、次に學年首席からの挨拶!Sクラスの、ナルカミ シン君ステージへ上がってください!」

・・・・・・え?

は?はぁ!?どゆこと!?

俺は、そう思いながら、ガインさんの方を見ると、ニヤッとして、俺に近づき、こう言った。

「シン、お前は、知らなかっただろうが、ここは、學年首席が挨拶をすることになっている。そして、今回は、お前だからな、早くしろ。」

「ちょっ、待ってくださいよ。俺、なんにも考えてないですよ!何を話したらいいんですか!?」

「まぁ、この學園での抱負とか、挑戦したいことを話せ!さぁ、行くぞ!」

そう言って、ガインさんは、俺の背中を押し、ステージに上がらせた。

くそ!上がってしまっては、仕方ない!これも、インタビューの一環と思ってやれば、うん!いけるぞ!

「初めまして、この學年の首席となりました、鳴神 真と申します。私は、高等部からの學となりますので、ほとんどの人たちが、私を見るのは、初めてだと思います。私は、まだ、この學園のことをよく分からないので、困ったときは、どうか手を差しべてくださいね。それと、教職員の皆様、生徒の保護者の皆様、これから、3年間、ご迷を多々かけるかも知れませんが、よろしくお願いします。これで、私の話は、終わります。」

俺は、挨拶を終え、一禮してから、ステージを降りた。

はぁ、めっちゃ張した~。

それから、いろいろあって、學式が終わった。

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