《世界最強が転生時にさらに強くなったそうです》もっと強く!

「う~ん、次は、なに作ろうかな~。」

俺が魔道作りで次に何を作るか悩んでいると、サリィが走ってこっちへきた。

「シンお兄ちゃん!シンお兄ちゃん!そろそろ魔狩りに行こうです!」

サリィは、そう言いながらぴょんぴょんと跳ねている。可いな~。

まぁ、近頃大會とかでサリィを構ってあげれてないからそろそろ構ってあげないとな。

「ああ、いいぞ!今日は、俺がだいぶ前に行った【シグルドの森】に行くか!」

「ホントです!?わーい!わーい!」

今度は、両手を上げて喜んでいる。

もう、サリィは、何しても可いな!!癒されるぜ!!

「それじゃ30分後に出るから準備をしとってね。」

「はいです!!」

サリィは、そう元気よく返事をするとスタスタと駆けて行った。

「さて、俺も準備をしますかな。」

俺はそう言って、部屋に行った。

30分後

俺たちは、《ワープ》で【シグルドの森】に來た。

「わぁ!ここが【シグルドの森】です!?同じ森なのになんか雰囲気が違うです!」

そう言いながらサリィは、クルクル回って周りを見渡す。

「確かにそうだな。まぁ、木の種類とかが違うからそこらが雰囲気の違いかな。」

「ここってどんな魔がいるです?強い魔いるですか!?」

サリィは、興気味に聞いてくる。

「まぁ、魔の種類のとかは前の森と結構一緒かな。でも、俺がここに來た時に戦ったホワイトウルフは、結構強かったな。」

俺がそう言うとサリィは、目をキラキラと輝かした。

「じゃあサリィもその魔と戦……」

「ダメだ!」

「なんでです!?」

「危険だから。あの魔は、クルルとレイジスが二人がかりで倒せた魔だ。まだサリィには早い!」

俺がそう言うとサリィは、不貞腐れてしまった。

でも、今のサリィではどうやっても勝つことは出來ない。俺は、絶対に怪我を負ってほしくないからここは強く言っておく必要がある。

「サリィ今回は、別の魔で我慢してくれ。サリィのレベルが上がったら倒しに行こうな。」

「ん~、仕方ないです。確かに今のサリィじゃ勝ち目ないです。だからもっともっと強くなりたいです!」

「ああ、俺ももっともっと強くなりたい!一緒に強くなろうな!」

「はいです!!」

サリィも納得してくれたらしく、ほかの魔を倒すことに集中し始めた。

《敵知》

そのスキルを使い周りにいる魔を調べる。

西に5匹いるな。この距離だとすぐだからサリィにも言って注意させるか。

「サリィ、西の方に魔が5匹いるから気をつけろ。位置的にも結構近いぞ。」

「分かったです!気をつけるです!」

うん!いい子だ!

それから俺たちは、數分歩き魔の近くまで來た。

向こうは、まだ気づいていないから今がチャンスだろう。

『サリィ、先に攻撃してすぐに仕留めるぞ!』

『はいです!』

俺たちは、俺が作った魔道で話し、先制攻撃を仕掛けた。

だが、正直に言って俺の出る幕などなかった。

サリィは、1人であっという間に魔を倒した。

「サリィ、結構強くなったんだな。すごいぞ!」

俺は、そう言いながらサリィの頭をなでなでした。

「えへへ~、シンお兄ちゃんがあまり構ってくれないからときどき王都の騎士さんのところに行って一緒に訓練してたです!」

「そ、そうなのか。なんかごめんな。」

まだこんなに小さいのに王都の騎士のところの訓練なんかさせていいのか。

俺の考えが顔に出てしまったみたいでサリィが頬をプクッーと膨らます。

「サリィだってしは強いです!王都の騎士さんにも勝てるようになりましたです!」

な、なに!?王都の騎士に勝っただと!?ああ、手加減したのかな?

でも、さっきの戦いを見るともしかしたら本當に倒したのかもしれないな。

「すごいな、サリィ。今度俺と勝負するか?」

「確かにシンお兄ちゃんと戦いたいって思ったことはあるですけど、負ける気しかしないです。」

「まぁ、今の狀態じゃそうだろうな。でも、サリィがもっともっと強くなったら俺にだって勝つかもしれないぞ?」

「そうです!サリィもっともっと強くなっていつかシンお兄ちゃんに勝つです!」

「ああ、頑張れよ!」

サリィは、両頬を手でパチンっと叩いて気合をれた。

「さぁ、やるです!」

そう言って俺たちは、3時間ほど魔狩りを続けた。

俺たちが狩った數をしようとすると數が多すぎて數えれなかった。

俺は、その魔たちを【亜空間倉庫】に保管して冒険者ギルドに向かった。

そして、冒険者ギルドの扉を開けて付のところに行く。

「やぁフーミャさん、久しぶり。」

「お久しぶりです!フーミャさん!」

付のところにいたのは、俺たちが冒険者登録の時に擔當をしてくれたフーミャさんだった。

「お久しぶりですね、シン様、サリィ様。シン様が大會で優勝したことは耳にっていますよ。おめでとうございます。すごいですね!」

「フーミャさん、ありがとう。まぁ、し危なかったけど何とか優勝できたよ。」

「これでこの街も有名になるんじゃないでしょうか。シン様のおかげですね!」

なんか、そこまで言われると照れるな。

「それで今回は、どんな用ですか?」

「ああ、さっきまで魔を狩ってたから素材を買い取ってほしいなと思ってね。」

「そうでしたか。それでは、解所に魔を置いてくれますか。そこで鑑定して金額を払いますので。」

「分かった。」

俺たちは、解所へと向かった。

「それでは、ここに魔を出して貰えますか?」

「ああ、分かった。」

俺は、そう言って【亜空間倉庫】にっている今日倒した魔をすべて出した。

「これで全部です。」

俺がそう言うとフーミャさんは、聲を失っていた。

「………こ、これは、多すぎませんか?」

フーミャさんは、しの沈黙のあとその言葉を絞り出した。

「確かに多いですけどこれは、7割くらいは、サリィが狩ったものだぞ。」

俺の言葉を聞くとフーミャさんは、さらに驚いた。

「………う、噓ですよね。」

「いいや、ほんとだ。」

「ホントです!!」

サリィもし怒り顔でそう言った。

「こ、これでは數が多すぎて今すぐに鑑定できないので、三日後に來てもらえますか?多分その頃には、終わってると思うので。」

「分かった。それじゃ、今日はここで帰らせてもらうよ。」

「はい、それでは、また後日。」

そう言って俺たちは、ギルドから出て行った。

そして、三日後になり魔の査定金額を貰うとまたすごい金額になった。

今回は、サリィに多めにあげようとしかさたが、サリィは、まだ買いの仕方が分からないので俺にすべて渡した。

俺は、そのお金を使うのはさすがに抵抗があるので、サリィの好きなものを勝手にあげた。そして、その時に買いの仕方も教えてあげた。

サリィは、ぬいぐるみなどをたくさん買った。

サリィは、わーいわーいと言いながら喜んでいた。すごい可い!!

サリィも大満足みたいで良かった。

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