《世界最強が転生時にさらに強くなったそうです》邪龍の子供

今日は、特にこれといってすることがなく暇を持て余している。

「あ~、暇だな~。」

「そうですね~。」

俺とシルフィは、そう言って今日することを決めている。

「なぁ、ソラ。ここら辺になんか特別なものでもないのか?」

俺は、もともとこの地に住んでいるソラに尋ねた。

(そうですね、ん~……あ!そういえば私とご主人様が出會った森の奧に大きな魔力をじたことがあります。)

「大きな魔力?それって魔か?」

(ん~、よく分かりません。そんな不気味なところによろうとするなんかいませんでしたからね。)

「そうか、じゃあ今日は、そこに行ってみるか。シルフィも來るか?」

「うん!私も行き……」

「シルフィ!今日は、私との約束があったでしょ!」

シルフィの話を遮りソフィアさんが割り込んだ。

「お母様!約束ってなんでしたっけ?」

あらら、シルフィったら忘れてたのね。

「ったく!今日は、グレイさんの代わりに書類の片付けをするって言ったじゃない!」

「……あ!そうだった!」

「ごめんなさいねシン君。そういうことだから今日は、シルフィを借りるわね。」

「はい、分かりました。」

「え~、そんな~。」

シルフィは、涙目になりながらソフィアさんに引き摺られて行った。

「それじゃ俺たちだけで行くか。」

(はい!……やった、ご主人様と二人きり!((ボソッ)

「ん?最後の方何か言ったか?」

(い、いえ!なにも!)

ん?ま、いっか。

俺たちは、準備を済ませ《ワープ》を使いこの前の森に來た。

「で、どこなんだその大きな魔力がする場所って?」

(ここから10キロほど進んだ場所にあります。ついてきてください、案します。)

「ああ、ありがとう。」

そう言って俺は、ソラについて行った。

それから8キロほど進んであとしってところで魔力と思われる力をじた。

こんなに距離があるのにもう、じるんだな。

《敵知》

俺は、そのスキルを使うが敵の反応がしない。

このスキルは、半徑10キロにいる敵をじることが出來る。だが、この奧にある魔力には、知できない。ってことは、敵ではないってことだな。それか、まだ奧に続いているのか。

そのまま俺たちは歩き、その場所についた。

相変わらず敵の反応はない。

ここらから先は、窟っぽくなっていた。

「それじゃこの先に進むけどソラは來るか?」

(はい!ご主人様が行くのであれば私は、どこまでもついて行きます!)

はは、可いヤツめ!

「よし!それじゃ行くか!」

(はい!)

そして俺たちは、窟の中にって行った。

窟の中はり組んでおり、迷路のようになっていた。

だが、こんなに大きな魔力をじるのだから迷うことなんかない。

そして俺たちは、進んで行った。

が、進んだ先は、行き止まりだった。

「なんだ?行き止まりじゃないか。」

(そうですね。でも、この大きな魔力は、この先にあるみたいですけど。)

確かにそうなのだ。大きな魔力は、この先にあるのだ。

ん~、なんか隠し扉でもあるのかな?

俺とソラは、周りを3時間以上探しみいたがそれらしきものは、見つからない。

「ええーい!めんどくさい!こうなったらこの壁を破壊してやる!」

(ご、ご主人様!?本気ですか!?)

「ああ!本気だ!よし行くぞ!……っは!!」

俺は、思いっきり壁を毆った。

するとその先は空になっており進むことが出來た。

「案外簡単だったな。」

(そ、そうですね。)

俺たちの3時間を返してしい。

まぁ、もういいか。済んだことだし。

俺たちは、もう一度進み出した。

俺たちは、1時間ほど歩くと目の前には大きな扉があった。

俺は、そのでっかい扉を開けると大きな部屋みたいになっており、真ん中には大きな魔力の源と思えるものがあった。

「なんだ、これ?」

そこにあったのは魔のタマゴと思える大きなタマゴだった。1メートルくらいはある。

俺は、そのタマゴにれるとそのタマゴは、俺の魔力を吸いやがった。

「なんだ!?魔力が半分くらい持ってかれたぞ!?」

(ご主人様?大丈夫?)

「ああ、魔力を吸われたくらいだから大丈夫だ。」

そう話しているとタマゴは、り輝きだした。

そして、タマゴにヒビがり魔が出てきた。

いや、魔じゃない!?の子!?

「ん~、……あ!パパ!!」

そのの子は、俺のことをパパと呼び、抱きついてきた。

「は!?パパ!?それよりも誰だよ君!?」

俺は、突然の出來事に慌ててしまった。

ソラもこの出來事についていけてないのか呆然としている。

「わたしはね、邪龍の子供!パパのおかげでようやく生まれることが出來たの!」

邪龍の子供!?

邪龍って龍の中でも最上位クラスの龍だよな。

この世界の龍は、こういう位分けをされている。

地竜<下位龍<上位龍<天空龍<邪龍=神龍

という位分けをされている。

そして、俺をパパと呼ぶこの子は、長がまだ約120センチくらいの子供だ。

髪は、黒で腰のところまでびている。

ん~、この子どうしたものか。このままって訳にもいかないからな。

「どうしたのパパ。考え事?」

そう言ってそのの子は、上目遣いでこっちを見つめてきた。

うわっ!めっちゃ可い!!やべぇ。

(マスター、子供に興してはいけませんよ?)

(し、してねぇーし!)

ま、マジで興なんかしてないぞ!

「ああ、ちょっとな。……君これからどうするの?」

俺は、考えてみたが答えが出ず直接本人に聞いてみた。

「パパと一緒にいたい!!」

うーん、連れていくのはいいとして俺が面倒みるのか?

俺、前世では一人っ子だったから小さい子を育てたことなんかないぞ。

それに俺は、今居候のだしな。

俺は、チラッとの子の方に目を向けた。

「う~」

の子は、目をうるうるさせたがらこちらをすごい見ていた。

うっ!ダメだ。こんな目で見られたら斷ることなんか俺にはできない!

「ああ、いいぞ!俺と一緒にいような!」

俺がそう言うとの子は、ぱあっと顔を明るくした。

「ほんとに!?わたし、パパのそばにいられる!?」

「ああ、もちろんだ!俺が面倒見てやる!」

あー、言っちゃった。面倒見るって言っちゃった。

「わーい、わーい!」

の子は、手を挙げて喜んでいる。

「あ、それよりも君、名前ある?」

「ないです!パパつけて!」

そうだな~、う~ん

「レイ、なんてどうだ?」

俺は、ぱっと思い付いた名前を言ってみた。

「レイ、ありがと、パパ!!」

ホッ、気にってくれたみたいだ。

「それじゃそろそろここを出ようか。」

「パパ~、手、繋ご~」

そう言ってレイは、甘えてきた。

今さっきからその上目遣いするのずるいと思います。何でもOKしちゃうから。

「ああ、いいぞ!ほら!」

そう言って俺は、レイに手を差しべる。

レイは、すぐに俺の手を繋ぎ、ニギニギしている。

「パパの手、大きいー」

ははは、可いな~。

(ご主人様、さっきから私、除け者扱いされてます。)

そう言ってソラは、不貞腐れている。

「あー、悪い悪い。よしよし。」

俺は、ソラの頭をでてあげる。

(んふ~、気持ちいいです~。)

「パパ~、わたしもでた~い!」

俺がソラをでてるとレイもでたいと言ってきた。

俺は、チラッとソラの方を見た。

(いいですよ、ご主人様。)

ソラからのOKが出た。

「よし、いいぞ!優しくでるんだぞ。」

「は~い。ナデナデ」

そう言いながらレイは、ソラをでる。

この景、めっちゃ可い!!癒されるわ~。

「おっと、そろそろ帰らなきゃな。時間も結構たっているだろうし。」

「帰ろ~。」

そう言ってレイは、俺の手をまた繋ぎ直した。

それじゃ《ワープ》を使いますか。

《ワープ》

俺たちは、隣國の王都の人気のない所へと移した。

「うわ!いきなり場所が変わった!すごい!」

「はは、驚いただろ?」

「うん!驚いた!パパがやったの?すごいすごい!」

はは、そんなに褒めるなよ。照れるじゃないか。

それから俺たちは、宿へと向かった。

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