《世界最強が転生時にさらに強くなったそうです》土地を買いました
夏季休暇が終わるまであと、1週間を切った。
正直もう、やることがなくとても退屈だ。
「う~ん、今日は、何をしようかな~?」
俺は、今日することを考えながら朝食を食べるため食堂へと向かっていた。
「ん?そういえば俺ってこのままでいいのか?」
俺は、ずっとここで居候しているがこのままではダメだろう。
そういえば俺って最初は、ここで一軒家を買うつもりだったんだよな。
よし!今日は、一軒家を見に行こう!
俺は、その事をグレイさんたちに伝えた。
「俺、今日の予定なんですがいつかここを出て一軒家に、住もうと思っているので、一軒家を見ようと思ってるんです。」
「ん!?いきなりだな!」
そう言ってグレイさんは、すごい驚いていた。他のみんなもすごい驚いていた。
「いや~、ずっとこのまま居候するのは気が引けますので。もちろん、今までのお禮はしますか。」
「そうか、私としては、ずっと居てくれて構わないのだがな。シン君は、もう、家族と思っているのだから。」
そう言われるのは、すごい嬉しいのだが、ケジメは、ちゃんとつけた方がいいだろう。
「そう言って貰えるのは本當に嬉しいです。ですが、その好意に甘えるわけにはいきません。ちゃんと自立はした方がいいと思うので。」
「そうか、そこまで言うなら仕方ないな。頑張りたまえ。」
「はい、ありがとうございます。」
「あのシン様、私たちは、どうしたらいいのですか?」
シルフィは、不安な顔でそう尋ねてきた。
「ん~、そうだな。ここでずっと住みたいのならここにいればいいよ。俺と住みたいのなら大きい家を買ってそこで暮らせばいい。あ、もちろんソラとレイは、連れていくからな。」
「「「なら、私もついて行く(です)!!」」」
シルフィ、サリィ、オリビアは、絶対について行きたいと思わせるような勢いで言ってきた。
「わ、分かった。なら、みんな住めるような家を買うよ。」
「あ、それなら私たちも行きますよ。私たちも住む家になるんですから。」
「分かった。なら、みんなで行くか。」
「「「はい(です)!!」」」
それから俺たちは、朝食を摂り、出かける準備をしてから一軒家を探した。
そして、探し始めてから二時間過ぎた。
「う~ん、なかなかいい家ないな。」
「そうですね。なかなかのものがありませんね。」
探したはいいけど、全然いい家が見つからなかった。
「ん~、どうしようかな。……自分で作ってみようかな~。」
「え!?シン様って、家も作れるんですか!?」
「まだ分からないけどな。でも、それくらいしか解決方法がないかな~って思ってきてな。」
ないなら作ってしまえばいいじゃないか、という結論に俺は至った。
「それならお父様に土地の使用許可を貰ってきましょうか?」
「ああ、そうだな。それなら俺もついて行くよ。」
全員一旦屋敷に戻り、グレイさんの元へ俺とシルフィが行った。
「お父様、しお話したいことがあります。」
「ん?なんだね?一軒家のことか?」
「そうなんですけどね。探したんですが良い件がないので土地を買って俺が作ってみようかなと思いまして。」
「今度は家を作るのか。まぁ、いいだろう。え~と、土地利用権の紙はどこにいったかな。……お!あったあった。ん~、これなんてどうだ?」
グレイさんは、1枚の紙を前出して俺たちに見してくれた。
「ここは、結構街の外れのところにある。シン君1人で作るならあまり目立たない方がいいと思ってここを選んだんだがどうかな?」
「確かにあまり目立ちたくないですね。よし!その土地、買います!」
「シン様、決めるの早すぎじゃありませんか!?」
「ん?まぁ、勢いだな。でも、こういう時はあまり考えず勢いでいってしまったほうがいいだろう。グレイさんだから信頼できますし。」
「そうですか。シン様がそう言うなら私は、何も言いませんよ。」
「よし!決定だな!これから案してもいいか?」
「はい、大丈夫です。」
「分かった。エルベルト、みんなをここまで連れて行ってくれ。」
「畏まりました。それでは案しますので付いてきてください。」
「あ、その前にみんなを集めます。」
みんなでグレイさんから紹介された土地を見に行くためにエルベルトさんについて行く。
「ここがその土地で座います。」
俺たちは、その土地を見て呆然とするしかなかった。
だって
「なんでこんなに広いんですか!?」
そう、この土地は、橫100メートル以上縦50メートル以上くらいの広さはある。
前世の學校のグラウンドくらいに広い。
「いや~、この土地は、人通りがないのであまり人気がなかったので、シン様に差し上げようと考えたのです。」
「そ、そうですか。」
まぁ、広いに越したことないな。
レイやソラの遊び場も作れるし。
「されじゃここを買わせていただきます。」
「いえ、別にお金は必要ありません。元々使われてなかったので、と陛下は仰られておりました。」
「いや、さすがに悪いでしょ。気持ちくらいもらってくださいよ。」
ここは、しっかりとお金は払わないといけないところだ。何としてでも貰ってもらう。
「ですが……」
「はい、これ!」
俺は、エルベルトさんが何か言う前に【異空間収納】からこの世界の1番高価な貨幣である白金貨を5枚くらい取り出して渡す。
「それくらいで足りますか?」
「さすがにこれは貰いすぎです!!この土地の広さでしたら貰うとしても白金貨1枚程度です!」
「それなら余ったお金は、屋敷で使えている執事やメイドさんにあげてください。騎士団の方にも渡されて構いませんよ。」
「いえ、本當に悪いですよ!」
「いや、もう渡してしまったので、返されても困ります。だから貰ってください。」
「ふふ、エルベルトさん、シン様がここまで言ってしまったのです、諦めてください。」
シルフィが俺に加擔してくれた。
そして、オリビアもサリィも加擔してくれた。
みんな日頃からお世話になっているのだからその恩をしでも返したいということだろう。
「うう、分かりました。」
ふぅ、ようやくエルベルトさんが観念してくれた。
それから俺たちは、屋敷へ帰り土地利用権を貰った。
さて、どんな家を作ろうか楽しみだな!
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