《【コミカライズ】寵紳士 ~今夜、獻的なエリート上司に迫られる~》「悪い子にはキスできないな」1
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
午後六時。
雪乃な仕事を終え、會社を出た。
事前に今日は殘業になると晴久から聞いており、一応スマホを確認する。
【ごめん。やっぱり今日は遅くなるから、先に帰ってて】と念を押すメッセージがきていた。
(今日はひとりかぁ)
無意識にため息が出た。
一緒に帰るのが當たり前になっていたが、ときどきこうして課長と平社員の差を思い知るのだ。
(マスクつけて帰ろうかな……)
鞄の中の眼鏡とマスクにれ、しばらくエントランスの外で悩んでいた。
もうこれはつけないと決意したばかりだが、やはりひとりで外を歩くとなれば男から素顔を隠さねばならない。
どうしたものかと立ち盡くしていると、會社の中からひとりの男社員が出てきて、エントランスの雪乃に話しかけた。
「ねえ。細川さん、だよね?」
馴れ馴れしい聲と肩に置かれた手にビクンとが跳ね、「ヒッ」と小さな悲鳴をもらして振り返る。
そこには、晴久と同じくらい背の高い男が立っていた。
八重歯を見せて「驚きすぎ」と笑っているその男をまったく知らない雪乃は「えっあのっ」と取りすが、男は構わず喋り続ける。
「突然ごめんね。俺は営業部の伊川っていうんだけど、ちょっといいかな」
「……営業部?」
(営業部なら、晴久さんの知り合いかな?)
そう思うと雪乃はほんのし安堵した。眼鏡とマスクのセットを鞄に戻し、姿勢を正す。
「はい。なんでしょうか」
「細川さんって、高杉課長の彼なんだよね?」
「えっ……」
またこの手の話か、と嫌な予がし、一歩後退る。社員に問い詰められるのは慣れたが男からは直接聞かれるのは初めてで、鞄の持ち手をギュッと握り構えた。
「子の後輩から例の寫真見せられてさ。最近知ったんだ」
「ええと……。はい……お付き合いしていますが……」
伊川は目を細め、それを切なさげに流した。芝居がかっているが雪乃は気づかず「伊川さん?」と優しく聲をかける。
「……実は俺、高杉課長のことで悩んでるんだよね」
「え?」
「同期だけど職位が違うから、けっこうキツい態度とられるようになってさ。目の敵にされてるっていうか」
「ええ!?」
雪乃は誰かを目の敵にしている晴久が想像できず、目を開いて驚いた。
伊川の話には半信半疑でいるものの、晴久が悪く言われている事実にはが痛み、表が曇っていく。
「だからもしよければ、細川さんに課長のことをいろいろ相談に乗ってもらえると助かるんだけど……し時間ないかな?  あそこでいいから」
伊川は百メートルほどの距離にあるファミレスの看板を指差した。
「相談、ですか……」
雪乃はうつむいて考えこんだ。
知らない男とふたりでカフェへるのはまだ恐怖がある。以前なら過呼吸になってまともに話などできなかっただろう。
(でもファミレスなら明るいし平気かな。相談って時間はどれくらいかかるんだろう。あんまり暗くなると困るけど、いざとなれば殘業が終わった晴久さんと帰れば大丈夫だから……)
彼がぐるぐると頭を悩ませて考えている様子を、伊川はニヤニヤしながら見下ろして待っていた。
(でも、そもそも人だからって私が相談に乗れるような立場でもないし……。だけどこの人に晴久さんが誤解されたままなのはずこく嫌だな……)
雪乃はファミレスにちらりと視線をやる。そしてそれを相沢へと戻した。
「分かりました。お聞きします。お役に立てるかは分かりませんが」
「ほんと?  ありがとう!」
人懐こい笑顔を見せた伊川を悪い人ではないとじた雪乃は、「じゃあさっそく行こう」と催促する伊川に従い、ファミレスへと歩きだした。
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