《NPC勇者〇〇はどうしても世界をDeBugしたい。みたい!?》第158話 #2『初級忍者最終試練』(サイカ、マリーナsub)
船、乗組員室の一角。そこにハック達の居住スペースが割り當てられていた。船酔いでダウンしたハックが中央に寢かされて、それを囲むように皆が狹いスペースに座り込んでいる。
「はいハック君、アーンして〜」
「あ…んぐ…すまない、サイカ殿」
「良いのよ、しばらく寢てれば薬が効いてくるわ、それまでゆっくり休んでてね?」
「は……母上っ!!」
実の母親に1度だって優しくされた事の無いハックは、サイカの優しさに理想の母親像の幻影を見ていた。
「なーにが『ははうえ〜』よ全く…」
タリエルがシラケた顔で寢ているハックを見る。
「でも、タリエルさんも合良くなって良かったですね!」
「ぜんっぜん良くないわよ!!」プンッ
タリエルはご機嫌ナナメだった。
「飛び道の出番キターッて思ったらマリリーたんに華麗に取られちゃうし、サイカが作った船酔いのクスリもハックさんに取られるし!挙句私が飲まされたの、アンジーが煎じたお茶だったし!!!」ウルウル
実は先程、アンジェラが船酔いに効くお茶を作れるという話をし出したのだ。それを聞いたハックは盛大にむせ返り、ハックの容態が急変したためにより効能の高いサイカの薬がハックに優先されたのだ。もちろん、ハックはその話を聞きながらガッツポーズしており、何も話を聞いていないタリエルにアンジェラ特のお茶<渋さ+5>が手渡された。
それを無理やり飲まされてからと言うもの、タリエルの機嫌はすこぶる悪い。
「あらよしよし、拗ねちゃったのねタリエルちゃん」ナデナデ
「ま…マァマァ〜!うぇ〜ん」
サイカに宥められると泣き出したタリエル。ハックは寢ながら『ソナタもやってるだろうが!』という目線を送っている。
「それにしても給仕係、さっきは驚いたぞ」
カルガモットが話を切り出す。
「素早くて見えなかった。ついこの前まで一般人だったとは思えない」
アンジェラもカルガモットの話に頷く。
「いやぁ〜そんな、照れますよっ」カァァ
皆の視線を集めてる事にきづいて、マリーナは赤くなる。
「私も気になるな」
その話の流れになって、ハックが上を起こして話を聞きにった。
「えっ!?ハック先生もですか?」
「もちろんだ、君がどんな苦労を乗り越えてその技を得したのか、皆に教えてくれないか??」
「えっ!?えと!あの……」
マリーナは皆に注目されると言う事にトコトン慣れてなく、ひたすらモジモジしている。
「さ、マリーナちゃん。皆にどんな訓練したのか教えてあげて?」
「えっっ!?サイカ師匠良いんですか?修行の容言っちゃっても!?」
「あら、全然良いわよ?あの修行はマリーナちゃん用に普通の修行と容変えてるから」
「えっ!?そんな!!」ガーン
ショックをけながらも、マリーナはしづつ修行の話を始めた。
「最初の2週間は基礎的な練でした……」
第158話 END
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