《無能魔師の武 ~Weapon Construction~》第3話 忘れ
単純に歩けば、學校から俺の家までなら15分程度でつく。しかし、俺はその2倍はかかる道を行く。なぜかといえば、人と會いたくないだけだ。そうでもなきゃこんな道を歩くつもりはない。
この道は生徒は誰も通らない。だってこの先は行き止まりだから。でも俺は行き止まりの石壁を上り、足一本でぎりぎりな石壁の上を伝って歩く。このせいでバランス覚は人一倍だと自負している。
同じような家の壁と思うだろうが俺には何件目を通り過ぎて右に曲がるともう覚えた。問題にならないように防犯カメラにも気を付けてな。
「邪魔だよ。」
こんな道でも通るやつは俺以外にもいる。それは野良貓だ。貓派というわけじゃないが、何度も見る野良貓には著がわく。無論、野良貓にたいしては余計なお世話と思うだろうが。
「んにゃ~~~。」
こいつもよく俺の靴に頬りするようになった。初めは警戒心丸出しで怯えてたしな。貓に気をつけて、踏み越える。落ちる可能があるから上手くバランスをとりながらっと。
他にも何匹か顔見知りの貓はいる。とはいえ飼うつもりは生憎無いけど。帰り道を歩く時間は妙に安心する。
そして、やっとあの道場が見えた。後は、降りて家につく。リュックから鍵を取り出して、ドアを開けた。
「ただいま。」
無言の靜寂の中で聲が反響した。そうだよな。誰もお帰りなんて返してくれる人なんてもういないのに。俺は鍵を閉め。自分の部屋にった。制服を著替え。倒れるように布団に寢込む。
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「んっ……ふう。」
し重い瞼を上げた。眠っていたか。あまりをかしたくないな。俺は近くの目覚まし時計を手に取った。9時35分、結構寢過ごしたな。明日の準備でもするか。機の上の時間割表を見て用意すると。
「忘れた。」
あれ?明日の天気って。スマホで検索すると、
「雨かよ。」
しまった。今日雨の予報が外れて持ってきた傘を持ち帰るの忘れてた。今なら、まだ。俺は制服に著替え、ドアを開ける。もう誰も通らないだろう。街燈と月明かりをたよりに夜の街を駆ける。
こんな時間でここの校門はもう開かない。俺は裏のごみ捨て場から用に登り侵する。一階のトイレの窓は壊れて閉まることはない。生徒の間ではここを遅刻窓と呼び、遅刻しそうならここかられとよく聞く。
俺はこの窓を初めて使った。もうこんな時間で誰かいるわけないだろう。俺は土足厳のルールを破り走った。そして、昇降口につくそして、傘立てにった傘を見つけた。
俺はそれを取り出して、昇降口を開けると問題になりそうだから遅刻窓を使おうと向かうと、嫌な気配をじ二階に上った。
高校生男子による怪異探訪
學校內でも生粋のモテ男である三人と行動を共にする『俺』。接點など同じクラスに所屬しているくらいしかない四人が連む訳は、地元に流れる不可思議な『噂』、その共同探訪であった--。 微ホラーです。ホラーを目指しましたがあんまり怖くないです。戀愛要素の方が強いかもしれません。章毎に獨立した形式で話を投稿していこうと思っていますので、どうかよろしくお願いします。 〇各章のざっとしたあらすじ 《序章.桜》高校生四人組は咲かない桜の噂を耳にしてその検証に乗り出した 《一章.縁切り》美少女から告白を受けた主人公。そんな彼に剃刀レターが屆く 《二章.凍雨》過去話。異常に長い雨が街に降り続く 《三章.河童》美樹本からの頼みで彼の手伝いをすることに。市內で目撃された河童の調査を行う 《四章.七不思議》オカ研からの要請により自校の七不思議を調査することになる。大所帯で夜の校舎を彷徨く 《五章.夏祭り》夏休みの合間の登校日。久しぶりにクラスメートとも顔を合わせる中、檜山がどうにも元気がない。折しも、地元では毎年恒例の夏祭りが開催されようとしていた 《六章.鬼》長い夏休みも終わり新學期が始まった。殘暑も厳しい最中にまた不可思議な噂が流れる 《七章.黃昏時》季節も秋を迎え、月末には文化祭が開催される。例年にない活気に満ちる文化祭で主人公も忙しくクラスの出し物を手伝うが…… 《八章.コックリさん》怒濤の忙しさに見舞われた文化祭も無事に終わりを迎えた。校內には祭りの終わりの寂しさを紛らわせるように新たな流れが生まれていた 《九章.流言飛語》気まずさを抱えながらも楽しく終わった修學旅行。數日振りに戻ってきた校內ではまた新たな騒ぎが起きており、永野は自分の意思に関係なくその騒動に巻き込まれていく 《最終章.古戸萩》校內を席巻した騒動も鎮まり、またいつものような平和な日常が帰ってきたのだと思われたが……。一人沈黙を貫く友人のために奔走する ※一話4000~6000字くらいで投稿していますが、話を切りよくさせたいので短かったり長かったりすることがあります。 ※章の進みによりキーワードが追加されることがあります。R15と殘酷な描寫は保険で入れています。
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【書籍化決定!】BKブックス様より『自宅にダンジョンが出來た。』が2019年11月5日から書籍化され発売中です。 西暦2018年、世界中に空想上の産物と思われていたダンジョンが突如出現した。各國は、その対応に追われることになり多くの法が制定されることになる。それから5年後の西暦2023年、コールセンターで勤めていた山岸(やまぎし)直人(なおと)41歳は、派遣元企業の業務停止命令の煽りを受けて無職になる。中年で再就職が中々決まらない山岸は、自宅の仕事機の引き出しを開けたところで、異変に気が付く。なんと仕事機の引き出しの中はミニチュアダンジョンと化していたのだ! 人差し指で押すだけで! ミニチュアの魔物を倒すだけでレベルが上がる! だが、そのダンジョンには欠點が存在していた。それは何のドロップもなかったのだ! 失望する山岸であったが、レベルが上がるならレベルを最大限まで上げてから他のダンジョンで稼げばいいじゃないか! と考え行動を移していく。 ※この作品はフィクションです。実在の人物・団體・事件などにはいっさい関係ありません 小説家になろう 日間ジャンル別 ローファンタジー部門 1位獲得! 小説家になろう 週間ジャンル別 ローファンタジー部門 1位獲得! 小説家になろう 月間ジャンル別 ローファンタジー部門 1位獲得! 小説家になろう 四半期ジャンル別 ローファンタジー部門 1位獲得! 小説家になろう 年間ジャンル別 ローファンタジー部門 7位獲得! 小説家になろう 総合日間 1位獲得! 小説家になろう 総合週間 3位獲得!
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