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グラフ草原

グラフ街を囲うように広がる草原

北にグラフ大森林、南にヌレー河川と続く

出現するモンスターは弱く、単での出現が多い事から

多くの駆け出し冒険者がこの草原で日夜戦闘訓練をしている

                              グラフ幻想譚

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無事フーキと合流、ＰＴを組んでグラフ平原にやってきたアズ

しかしそこには兇悪なモンスターが付いていた。

ここに出現するモンスター、青い並みをたなびかせ、赤い瞳で多くの新人冒険者達を虎視眈々と狙っているネズミの姿をしたモンスター、ブルーラット。

「おい！誰だよ！一番の雑魚敵こんな強化したやつ！」

「運営まじふざけんな！」

「ちょ！やめ！俺のぼろの服が破ける！」

「おい！男のなんて・・・待てよ！プレイヤーはいないのか！？」

「「！？」」

そう最初の雑魚敵にしては強い！強すぎるのだ！

フーキがタンクをしてくれているから助かるが、ジロー、フーキ、俺の三人でタコ毆りにしても倒すのに大分時間がかかる。

しかしそのモンスターよりも兇悪に見える冒険者達もなんとも言えない景を醸し出している、どっちが兇悪なモンスターかはあえてれないのと、冒険者が被害にあっていない所が救いである。

「しかし強すぎるっていうのは同意やね」

フーキが汗を拭いながらつぶやく

チュートリアルではモンスターと全然出會わなかったが今は歩くたびに戦闘になっている気がする

無理して戦う必要も無い、けど冒険者としては戦いにロマンをじる。

「俺達だと火力不足なんだよなぁ」

そもそも火力が無に等しい俺とジローは言わずもがな

無手で武無しにも関わらず、格ゲーさながらのコンボを決めて戦えるフーキですらブルーラットを倒すのにコンボ3回分くらい決めなくてはならない

まぁフーキは防が異常に高いので正直見てて安心する、死ぬことはないしコンボでヘイトがこっちこないから俺も死ぬことはないし一石二鳥である

「しかし俺も何とかブルーラットにダメージを與えれないかなぁ…」

そんな事を考えながらフーキの戦いを見學しながら休憩・・・おお！すっげぇ昇竜拳からの空中・・・あれ？波拳でてない？無手ってそこまで出來るの！？

「これは・・・俺のスキルにも何かしら可能があるかもしれんな・・・」

そう思いスキルを分析

逃走、これは逃走の功率アップ等につながる、戦闘には関係なさそうだ

隠、これは隠れる事に特化したスキル、不意打ちからのファーストアタックは魅力的だがいかんせん火力不足、せめて武がないと使いにならない

見切り、相手のきがし遅く見え、かつ急所がわかるようになる

運の高さと併用してなかなか良い組み合わせに見える、隠と合わせれば武によっては暗殺者さながらの事もできるかもしれない

獨力、人形使いは・・・考えるまでもないが最後に自然調和である。

一何ができるのか全くわからず、取得條件と同じくただ寢そべっていたら力がもりもり回復したくらいしかわかっていない。

「しかし無手で波拳が出せるのであれば・・・いける！いけるぞ俺！」

そう自分を鼓舞し飛び上がると、地面に手を當て草をるイメージ・・・

すると自分を中心とした一定範囲の草が不自然にき出す

そのままの勢いでブルーラットに絡めつける、見事ブルーラットを捕えた！俺流石だわ！

だが所詮草、數秒の足止めにもならずかつブルーラットのヘイトがこっちに向いてしまった

「アズ！まずいで！」

フーキとジローが急いで駆けつけるがブルーラットに足を噛まれる、これがものすごい痛い

ヘッドギアの設定で痛みを80％までにしているがとても痛い！

そして噛まれただけで㏋が半分以上消し飛ぶ、フーキさんよくこんな攻撃、ともせず耐えてましたね！

バックステップをしてそのまま草の上に倒れこむ、萬事休す

目を閉じ覚悟を決める・・・だがいつまでたっても次の攻撃は來ない

周りの様子を見るとブルーラットがきょろきょろと周りを見ている

いやブルーラットだけじゃなくフーキとジローも周りを見ている

何かあったのだろうか？と思っているとブルーラットがそのままフーキに襲い掛かり戦闘が再開され、フーキがブルーラットを倒す

「なんで今俺攻撃されなかったんだろうな」

そういいながらフーキに話しかけると滅茶苦茶驚かれた、そんな幽霊にあったような顔やめてくれ

「生きとったん！？急に姿がみえんようになったけん街にリスキルされたとおもっとたわ！」

つまり倒れた拍子に俺が見えなくなったと・・・自然調和で自然と調和した？とかそんな理論か？隠スキルとかの隠れた能力が発したのか？それとも両方か

「これは・・・試してみる事が増えたな」

俺はほくそ笑む

しでも戦えるようにフーキと一時ＰＴを解散、獨力の効果で能力を底上げしつつ、フーキには周りから見た想を頼む

目標のブルーラットを発見！標準よりし小さいくらいで青いをたなびかせている

即座に隠で真後ろまで移、見切りで急所を思いっきり毆る！

ブルーラットは驚いたように後ろに飛びのきこちらを見る、そこで自然調和！大地に寢そべる！

ブルーラットが目標を見失い周りを見渡してい所にジローを召喚

ジローにブルーラットを導しつつ俺との真反対に移してもらう、そこでジローをアイテムストレージに戻す、再び目標を見失ったブルーラットに隠で近づき攻撃！これを繰り返す事數回、遂に単獨？でのブルーラットを討伐することに功した！

「どうよ？完封だぜ？」

したり顔でフーキに話しかけるとなぜだか微妙な顔をしている、なんだ？何か問題があったか？

「いやー完封はええんやけど・・・時間かかり過ぎるのと地味やわ・・・レベルも上がっとるで？」

新たな可能に気づいた俺にそんな想とは・・・こいつ、ここで倒しても構わんのだろう？

と思ったが俺とフーキでは間違いなく泥仕合にしかならないので軽く小突く程度にする、ついでにジローのパンチもとぶ

フーキと別れ（ソロでもうちょい頑張るらしい）街に戻りがてらステータスを開き能力を確認する

＜Ｌｖ3

＜ＨＰ18　ＭＰ7　力4　防2　知力6　俊敏3　運7　殘9Ｐ

＜スキル：人形使い、見切り、隠、自然調和、獨力 枠外　逃走、霊

戦闘面でのステータスが著しく上がっていた！それに新スキル！霊とな！

＜霊＞

霊を見ることができるようになり、また力を借りる事ができる

取得條件：自然と協力して事をし遂げる

來ましたよ！霊の力を借りる！

見切りを外し霊をセット、周りに淡くる源が現れる

あれだほかのゲームでいうウィスプ的な

その源にると懐中電燈にったかのような溫かみをじる。

試しに近くの巖に向かって源に攻撃しろ！と命令してみると源が強く輝やき巖に突撃していき、巖からボコッという音がした

つまりこれは霊魔法ってことですね！

しかしおかげで余っているステータスポイントの割り振りに更に悩むことになる、今回のような奇襲特化にするか、霊による知力特化にするか

ちなみにジローもレベルが上がっている、フーキ曰く俺と同タイミングでレベルが上がって見えたそうだからプレイヤーと連しているのかもしれない

＜ジロー＞カテゴリー（人形）耐久値（48％）

＜Ｌｖ3

＜ＨＰ10 力3　防2 俊敏4 運1

＜スキル：囮

力が上がってるのは序盤フーキと戦ってたからとして俊敏は後半に導してもらってたからだろう

能力の上がり合からもプレイヤーと同じく行方法によって上がるステータスが変わるのか？

囮は・・・ジローがつぶらな瞳でこちらを見ている、ごめんてソロで戦うにはあれしかなかったんだって

そこで唐突にシステムログが流れる

＜システムログ＞

急メンテナンスのお知らせ

「・・・」

俺は無言でログアウトするのであった

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＜囮＞

敵のヘイトを高め自を攻撃対象とさせる

取得條件；ヘイトトップの狀態で攻撃は一切せず戦闘に勝利する