《デスゲーム》リストと1つの噓
報酬のリストには全部で7つの選択肢があった。
・自分以外の參加者を消滅させる権利
・自の存在をなかったことにする権利
・デスゲームから抜け出す権利
・記憶を抹消する権利
・気にらない參加者を自由に殺す権利
・みんな仲良く死ぬ権利
・自由の権利
この7つの選択肢をしゃべりながら紙に書きだした。
「この中から俺はさっきも言ったように自由の権利を選択したんだ」
「「『普通デスゲームか抜け出すだろ!?』」」
「死ぬことが抜け出すという意味でもか?」
つまりはそういうことだ。
俺がほかの報酬を選ばずにこの報酬にしたのはどれもこれも何らかの形で死ぬからだ。
記憶を抹消する権利は、命は失わない代わりに自分が誰なのかも忘れる。これじゃ死んでるのと変わらない。
だから唯一まともだと思える自由の権利を選んだ。
ここまで説明したらもう十分だとでも言いたげな顔で全員がこちらを見ていた。
だがまだ終わってない。
「自由の権利。この報酬がどういうものなのか、最初はわからなかった。だけどここにくる過程でその答えが分かった。この報酬は、他のみんなができないことができる。ルールに縛られない自由。もちろんゲームからは抜け出せないし、次のゲームのルールには従わなければならないと思うけどな」
これで、終わりだ。
え、この沈黙辛いんですけど?
・・・よし。學校戻るか。
「そんじゃ俺、學校に戻るか、ら・・・」
視界が暗転して意識が遠のいていく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次に目を開けた時には、真っ白な空間に1人で立っていた。
『ねぇ、ねぇねぇねぇ!なんで噓ついたの?』
『君が噓をつく理由なんて、なかったとおもうのですが・・・』
「JとGだな?噓をついた理由、か。・・・すぐにわかるさ」
そう言って、見えてるかわからないが笑っておく。
『それもそうだね!それに、よく考えたらここで聞いても面白くないもんね!』
『そうですね。それでは、楽しみにしていますよ?』
再び暗転して、意識を失った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
目を開けると目の前に奈々の顔があった。
うん、近い。近いよ。なんで?いや嬉しいけどさ。
そういや頭にらかいが・・・ん?らかいで、顔が近いってことは・・・膝枕?
頭をかすと進高の制服が視界いっぱいに映し出された。
確認、そうだ、今からする行為は確認のためだ。
誰とも分からない人に言い訳しながら腹部と思われる所に手を回した。
そう、まるで抱き枕を抱きしめるかのように。
「ねえ、祐介。それは怒られたいの?それともまたビンタされたいの?」
「どっちでもない」
「んっ。ちょっと、顔を埋めたまま喋らないで。くすぐったいから」
これ以上やってるとマジで怒られそうだから渋々起きた瞬間の勢に戻った。
「起き上がる気はないの?」
「もうちょいこのままじゃダメか?」
「いいけど、恥ずかしいから目は瞑ってて」
「斷る。顔見たい」
最後なんだ。ワガママを言ってでも目に焼き付けておきたい。
「もう、しょうがないなぁ。祐介はいつもそうだね」
「これで最後だから」
「いっつもそう言って私が押し切られるんだよね〜」
今回は本當に最後だと思うけどな。
しばらくの間、他ない話をしながらコロコロと変わる表の1つ1つを目に焼き付けていった。
【書籍化】中卒探索者ですけど今更最強になったのでダンジョンをクリアしたいと思います!
二年前、親から絶縁され一人暮らしをすることになった天原ハヤト。當時14歳。 最終學歴中卒でろくな職場にもありつけない中、空から降ってきた隕石が未知の世界”ダンジョン”を日本にもたらした!! もう食ってくためにはこれしかねえ! と速攻で探索者になった彼だが、金にものを言わせた企業戦士たちに勝てるはずもなくあえなく低階層でちびちびとモンスターを狩る毎日。 そんなある日、ついに生活することすら難しくなった彼は飛び降り自殺を試みる。しかし、そんな彼を助けたのは隕石についてきた美女(脳內限定)。どうも彼女の話によるとダンジョンは地球の寄生蟲だからさっさと攻略したほうが良いらしい。 彼女から【武器創造】と【スキルインストール】という二つのスキルを貰ったハヤトは地球を救う……ためではなく目の前の生活のためにダンジョンに潛ることにした。 そうしないと、飯が食べられないからね。仕方ないよね……。 『2019/11/16 日間ランキングで1位になりました!』 『2019/11/19 週間ランキングで1位になりました!!』 『2019/11/27 月間ランキングで1位になりました!!!』 この作品はノベルアップ+、カクヨムでも連載しています! 『2020/6/18 完結ッ!!』
8 85【書籍化決定】愛読家、日々是好日〜慎ましく、天衣無縫に後宮を駆け抜けます〜
何よりも本を愛する明渓は、後宮で侍女をしていた叔母から、後宮には珍しく本がずらりと並ぶ蔵書宮があると聞く。そして、本を読む為だけに後宮入りを決意する。 しかし、事件に巻きこまれ、好奇心に負け、どんどん本を読む時間は減っていく。 さらに、小柄な醫官見習いの僑月に興味をもたれたり、剣術にも長けている事が皇族の目に留まり、東宮やその弟も何かと関わってくる始末。 持ち前の博識を駆使して、後宮生活を満喫しているだけなのに、何故か理想としていた日々からは遠ざかるばかり。 皇族との三角関係と、様々な謎に、振り回されたり、振り回したりしながら、明渓が望む本に囲まれた生活はやってくるのか。 R15は念のためです。 3/4他複數日、日間推理ランキングで一位になりました!ありがとうございます。 誤字報告ありがとうございます。第10回ネット小説大賞ニ次選考通過しました!
8 58負け組だった男のチートなスキル
都內某所にある天才たちを集めた學校、天運學高校。そんな學校に通う學生の名を高月光助と言った。 だが彼は毎日過酷ないじめにあっており、更には世間で思われているような天才でもなかった。 この先ずっとそのような日課が続くと思っていた光助の元にある転機が訪れる。彼の通う學校の全校生徒が突然異世界に転移されることとなったのだ。 新たな世界に一時は希望を抱く光助だったが、この世界でさえもステータスと呼ばれる能力の指數で彼らの足元にも及ばない。しまいには何も知らない異世界に一人で放り出されてしまうこととなったのだ。 だがそんな彼にはある秘密があった。 高月光助は神さえも驚かせるような力を秘めていたのだ。 改訂版書いてます。
8 91クラス転移はts付きで
教室にいきなり浮かび上がった、魔方陣、それを認識すると僕は意識を失っていた。 僕が目覚めるとそこには美少女と爺が抱き合いながら「勇者様を召喚できた!」と喜んでいるのが目にはいった。そして僕は思った。――なんだこの混沌とした狀態は!?―― この話は異世界にクラス転移(全員ts付き)で魔王を倒すために連れられてきた勇者達の物語。 基本コメディ(グロいのが入らないとは言っていない)で軽い文章です。暇なときにはオススメ?
8 129レベルリセッターの冒険録 〜チートスキルで歩む冒険〜
リーグと幼馴染のクレアは昔から成人になったら一緒に冒険者になると決めていた。 そして成人の儀でクレアは魔法特化のチートキャラとなり、リーグはレベルリセットというスキルを授かる。 二人はこの力を使い各地のダンジョンを制覇しまくり、いつしか世界の存亡を賭した騒動に巻き込まれて行く。 これはそんな二人の冒険の記録。 お気に入り登録、グッド評価、コメント等お願いします! 小説家になろうにも投稿しています
8 164生産職を極めた勇者が帰還してイージーモードで楽しみます
あらゆる生産職を極めた勇者が日本に帰ってきて人生を謳歌するお話です。 チート使ってイージーモード! この小説はフィクションです。個人名団體名は実在する人物ではありません。
8 197