《グンマー2100~群像の(マギウス)》第34話 関西絶対防衛要塞 後編
切太きるた年は、眠らせた権太ごんたを醫務室に預け部屋を出る。 先輩である海斗かいとを助けに行く為である。 要塞では、第1級戦闘配置のアナウンスが流れ、人が慌ただしくいている。
(どうやら、派遣社員の部隊が戦している様だな)
そう思いながら、切太きるたが通路を走っていると傍の壁が赤く燃えた。 ジューっと音がし、壁が溶け1人のがって來た。 は燃える様な朱い髪に瞳である。
「あんたは……」
「朱音あかねだよ宜しくね」
右手を振って挨拶をし、握る様な作をした。 剎那、切太きるたは朱音から離れた。
「ッツ!!」
「ナイス、判斷凄いよ!」
先程まで自分がいた所に、朱い炎が立っていた。
「君はダイヤの原石だね。何かな」
朱音は、手の平からダイヤを落とす。
「君に良い事を教えよう!人間の骨からダイヤは作れる」
「ひょっとして、そのダイヤは……」
「ウン、要塞にいた。派遣社員の兵士君達」
どうやら、要塞で出會った兵士は、派遣社員の様だ。
「アンタって人は!!」
「あはっつ?貴方の先輩って、海斗かいとだったりする」
「そうだが!それがどうかした」
「的になりやすいのまで、そっくり」
朱音の姿が、炎かげろうの様に消えた。
「ッツ!!」
「気がついても遅い!見えているのが、真実とは限らない」
切太きるた年の躰に、朱音が後ろから抱きつく。 年の躰からは、滝の様に汗が流れる。
「クっつ!」
「アラアラ、かないでね」
朱音は、年の服を破り躰をでる。 臍へそから始まり、心臓の當たりをでる。
「ねぇ、海斗かいと君。出て來てくれると嬉しいな?」
「海斗かいとさん!出てきちゃぎゃあああ」
に熱い何かを押し付けられ、切太きるたは絶する。 腹部には、紅葉模様に焼けた跡が出來る。
「ウーン、君は黙っていてね。を焼けば良いかな?」
今度は、に赤く焼けた手を持っていく。
「泣いて、喚けば、先輩も出てくるよ」
『全く、朱音副首席!君は、最低野郎だ!』
壁の中から、男が出てくる。
「海斗かいとさん!!げほっつ」
切太きるた年は腹に一撃喰らい、床に打ち付けられる。 朱音は、年を蹴飛ばし海斗かいとの方へ転がす。
「むせるって、こうやるんだっけ」
『何か、違う。そうじゃない』
首を振りながら、溜息を吐く。 左腕《●●》で、切太きるた年を摑み壁へ投げる。 年は、吸い込まれる様にして、壁の中へ消えていく。
「なーんだ!戻ったんだ流石、バナナ王子」
『戻すのも楽じゃないんだぞ!バナナ王子では無い!』
左手を見せながら、朱音に話しかける。
「スリット王子だっけ?相変わらず、良く分からない能力だわね」
『君に教える程、私は甘く無い』
「そう、殘念。福井に侵攻を止めてくれないかしら?」
『僕の趣味は、知っているよね?』
「人が嫌がる事を進んで、やる事だわね?」
『その通り、止める訳には行かないな!』
「良い趣味してるわね」
『殺した人間をダイヤにして、集める君に言われたく無い』
持っていた鎌を振り上げる。 周りの空間が歪む、朱音が構える。
空間が歪み、朱音を飲み込もうとする。
『さて、要塞からご退場願おうか?』
「いいわ、この私って私じゃないんだよね」
『んっ!?』
朱音あかねの躰が、燃え上がり始める。
「私って、私だけど幻炎げんえい、何だよね」
『そういうことか!?君は全て、フェイク』
「そういう事!本命はねー姉川の部隊だよ。じゃーね」
笑顔の顔が消え、炎が収束し炎の玉を作る。 収束した玉は、膨張し始める。
部屋の中を大発が襲う。 其処には、海斗かいとの姿は無かった。
『あの!最低だな!全てが、フェイクとはな』
口からを吐きながら、切太きるた年を肩に抱える。
2100年4月17日17時30分 関西副首席、グンマー校副首席との戦いで重傷を負う。 朱音あかね副首席を要塞から退ける事に功。
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