《グンマー2100~群像の(マギウス)》第35話 第2次姉川の戦い 前編
姉川は舊滋賀県にある琵琶湖に流れる淀川水系の一つ。 440年前の1570年、織田・徳川連合軍と淺井・朝倉連合が戦った戦場でも有る。
現在は、対ビースト様に、多數の兵士と兵站が配置されている。 主に、自衛隊と関西メンタルギア校勢で構されている。 天幕にて、戦闘服を來た男達が會話をしている。
「何だと!琵琶湖要塞が攻撃をけているだと」
「ハイ!要塞司令部からは、応援要請が來ております」
「敵は、ビーストか!」
「グンマー校、副首席の赤城朱音あかぎあかねです」
「あの、業火の神ヘルフレイアか!」
「ハイ!」
「何としても、討ち取るのだ!全軍に指示に応援に行く様に指示を……」
言葉を遮る様に、音し警報が鳴り出す。 突如、挨拶も無く兵士がって來た。
「將軍、敵襲です」
「ビーストか?」
「イエ、人間です」
「何だと」
將軍と呼ばれた男は、思わず天幕から出て外を見る。 空には、燃える様に朱い髪に瞳のが立っている。
「赤城朱音あかぎあかね!!」
右手を掲げると巨大な炎の塊が、宙そらを焦がす。 巨大な炎の塊が、天幕が有る陣地目掛け降下を始める。
だが、炎の塊は大地を焼くことは無かった。 バチバチと音がし、炎はシールドに阻まれた。
「フハハ、これこそ常時展開されている!神防メンタルシールドだ!」
將軍と呼ばれた男は、聲を上げる。 朱音は、平野部の方へ降下していく。
「何としてもグンマー副首席を倒すのだ!」
「要塞へは、どの様に返答をしますか?」
「そうだな!我れ敵副首席を補足す。此れより戦を開始する」
「はっ!」
部下は、通信施設の方へ急ぎ歩を進める。
(グンマー副首席を倒せば!統合幕僚長の椅子も転がり込んでくる!)
妄想に浮かべ舌なめずりをしながら、部下の背を見る。 そんな、將軍の後ろの空間が炎かげろうの様に歪む。
將軍にも誰にも気がつかれず、歪みは食料と燃料庫へ向かっていく。
◆ ◆ ◆
姉川から報告をけた、要塞司令は困の顔を浮かべる。
『一?どういう事おじゃる?』
「こっちが、偽だったと言う事さ」
白い顔にお歯黒の麻呂顔の司令は、聲の主を見る。
『海斗かいと副首席どういう事おじゃる!』
口からを流す年に質す。
「彼は、元から偽」
『どういう事おじゃ!偽とは!』
「彼が創った炎の化、炎かげろう。分の様な」
『だが、理攻撃をしたおじゃる!』
「質量と擬似人格を持った分」
『……可能なのじゃ?』
「彼なら可能、ただ疑問は業火絢爛ゴージャス・オブ・ヘルファイアを使わなかった事」
『確かに、彼が一番得意な殲滅技で、おじゃる』
「使えなかったとしたら?」
『既に何処かで、使ったおじゃる……まさかグンマーも開放作戦を』
「その様だ……東京の急報だと舊長野の上田地域が、吹き飛んだ」
『程、その為に、使えないおじゃる?』
言い合っていると司令部に、1人の兵士が擔ぎ込まれた。 躰が、雁字搦めに縛られている。
『どうしたおじゃる?』
「司令殿、大変です!食料庫と燃料・武・資源庫が!」
海斗かいとと司令は急ぎ食料庫と燃料・武・資源庫へ向かう。 まず、彼等が見たのは、何も殘っていない資源庫。 ここには、多數のボーキサイトの塊が置かれていた。
『どういう事、おじゃる!』
「司令殿、此れを見てください」
壁に、紙がり付けられている。
【米國産のボーキサイトは、味しいかったよー赤城朱音あかぎあかね】
「さすが、業火の神ヘルフレイア何でも喰ってしまう」
『どういう事おじゃる?』
「ああ、彼は能力を使うのに、燃料が必要なのです」
『ボーキは燃料になるおじゃる?』
「適合者フィッターは、何でも食べれますし」
海斗かいとは、転がっていたボーキを口にれる。
「チョコチップクッキーの様な歯ごたえですね」
『お、おうじゃる』
司令は、ドン引きしている。 ボーキサイトを食べる人間なんて、ドン引きである。
『どの位、喰われたのおじゃる』
海斗かいとが、データベースで確認する。
「そうですね、約1年分の食料と食料と燃料・武・資源ですね」
『何だと!それでは……1年間も行が、取れないおじゃる』
「それが、彼の目的でも有る。姉川の部隊も危ないですね」
『姉川の兵站を失う訳には行かない!何としても守るのおじゃる!』
そんな事を言っている司令の元に、通信回線が開かれる。 相手は、姉川を指揮している部隊の総指揮。
容を聞き、司令は膝から崩れる。
『遅かったか……何もかも遅すぎたおじゃる』
「全く、貴という人は、最低やろうだ」
2人の前に映るのは、先程の紙と同じ筆跡ひっせきで書かれた文章。
【來た、食べた、味しかった】
2100年4月17日18時30分 関西絶対防衛要塞は、全ての兵站を消失。 1年分の備蓄食料が消失。 これにより、関西連合は福井開放作戦を斷念する。
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