《俺と彼と小宇宙とが織りす宇宙人とのラブコメ》黒兎
豚野郎を連れて城に帰った。
「さぁて散っ々迷かけられたんだぁ。
オトシマエ付けて貰わないとねぇ?」
ニタァとした笑顔で豚野郎に優しくいあつして聞く月兎君。
「ひぃっ!?
さっき散々毆られたぞ。ボクちんは」
何言ってんだこいつ。
「ふふふ。馬鹿だなぁ。ソレはマリスと、エマに、でしょぉ?
僕の分はまだ毆ってないよ。
計算出來る?」
「そんなァ!」
「どーれーにーしーよーうーかーなー?
コレ!」
じゃん!こーてー(ダミ聲)
鉄製だよ。
「ふふふ。覚悟は良いねぇ?」
「否、まだ「行っくよォー!!! 」」
ガン!ドガァッ!バキィ!
毆り続ける事3分。
もうグチャグチャになってしまった。豚野郎。
「修復リペア」
月兎がそう唱えるとアーラ不思議!
ただの塊が豚野郎に元通り!
「もうやめて・・・お願いします」
「へぇー。そう言ってたんじゃないかなぁ?
エマもマリスもその他の人達も」
「あぁぁぁぁ」
「ねぇ?エマ、マリス?」
「「うん」」
「ほらァ。皆そう言ってるよぉ。
なのにィ、君はァ、辭めなかったねェ?」
ねちっこく責める月兎君。
「ねぇねぇつー君」
「何?」
「他の人達にも復讐のチャンスをあげたら?」
「ソレは名案だねぇ!偉いぞマリスぅ!」
そう言って頭をでる。
「やったぁ!」
「マリスずるい」
「ふふーん」
得意気にするマリスと悔しげなエマ。
「でもぉ、どうやって被害者を見つけるのぉ?」
「この城には地下牢があって、そこに此奴に拉致された奴隷が沢山いるよ」
「なるほどぉ。じゃあ行こうかぁ!」
「「おー!」」
え?豚野郎?
放置だあんなモン。
2人と手を繋いで地下に降りる。
降りた先には大きな扉が有る。
扉はとても重そうだ。
「ココだよ」
「ホントだ地下牢って書いてあるぅ」
「じゃあ開けるか」
「「「せーの、ヨイショー」」」
ギィィィィィ、ガコォォン!!!
その先には沢山の牢屋。
牢屋の中には痩せたの人が沢山っていた。
ろくにご飯も食べさせてもらってなかったのだろう。
中には死んでるものや、酷くて白骨がある。
皆、目が死んでいる。
その目には一様にが燈っていない。
「あーあーあうー」
「ダメね。神が壊されている。
よっぽど酷いことをされたんだわ」
「これじゃあ復讐させられないよ?
どうする?月兎君」
「大丈夫だよぉ。修復リペア!!!」
すると、痩せていたの人達は
元通りの姿になり、元気を取り戻していた。
とりあえず話を聞こうと一人に近づくと、
「嫌ァァァ!來ないでぇぇ!!」
と完全に怯えた表で拒絶された。
「うん・・・何となくわかってたよぉ・・・」
これは思ったより心に來るな。
とりあえず弁解。
「待ってよぉ。僕はあいつとは違うよぉ。
勿論牢番でも無いさぁ。僕はあいつへの復讐を手伝ってあげようと思ってるんだけどぉ・・・
どうかなぁ?」
話を聞いてほっとした様子のの人達。
「じゃあ私達はここから出れるのぉ?」
別のに聞く。
「あぁ、そうだけど條件があるぅ」
月兎がそう言った瞬間、の人達の顔が暗くなる。
何か無茶させられるとでも思ったのだろう。
「それは何?」
「そんなに心配しないでよぉ。
そっちにとっても悪い事じゃないさぁ。
で、その條件だけどぉ、」
し間を空けて
「さっき言ったようにぃ、豚野郎を酷い目に合わせる事だよぉ 」
ニタァと嫌らしい笑顔で告げる月兎君。
後ろではエマとマリスが
「月兎君って時々黒い部分が出るよね」
「そこがいいのよ!」
とか話し合っている。
だが、無視だ無視。
「協力してくれるよねぇ?」
「勿論!やらせてもらうわ!」
目をキラキラさせて答えるの人。
他の人達も首を縦に振り同意の意を示す。
「良し!契約立だねぇ!
待っててねぇ、今鍵探してくるからぁ!」
「早くしてね!」
「うん!」
「月兎君、月兎君」
エマが月兎を呼ぶ。
「おろ?」
「これ」ジャラッ
エマが差し出したのは牢屋の鍵束。
「おお!よくやったねぇ、エマぁ!」
「ふふーん!褒めて!褒めて!」
「ぃよーしよしよしよし」
ハグをして、頭をし暴にでる。
「キャー♡」
エマもご満悅のようだ。
「ちょっと!私の時はハグしてくれ無かったわ!
エマず〜る〜い〜!」
「ふふーん」ドヤッ
「ムキー!つー君!私も!ハグ!ハグして!」
「はいはい、ギュ〜」
力いっぱい抱き締める。
「ふわぁぁぁぁ♡幸せ〜」
けた表のマリス。
予想通りと言うかなんというか、
素でやるには恥ずかしいな。
「あ、あのー?」
の人が戸いの聲をあげる。
「あぁ、ごめんごめん。
今出してあげるからねぇ」
エマから鍵をけ取り、牢屋を開ける。
一通り開けて、月兎はほっと一息。
すぅ、と息を吸って、
「諸君!おめでとぉ!君達は長い苦痛に耐え、終ぞ自由を勝ち取ったのだぁ!
今こそ永年の鬱憤を晴らし後腐れ無く自由になるが良いぃ!」
「「「「わぁぁぁぁーーーー!!!!!!!!」」」」
地下の辛気臭い空気が一変。
歓喜と狂気に包まれた。
牢屋から出た彼たちの様子は大同じで、涙に咽び泣くもの位だった。
月兎は、その様子を満足そうに見て、
「これならやった甲斐があったというものだねぇ」
と、涙目で呟いた。
「つー君っ」
マリスだ。
「何だよぉ」
弱いところを見られたくなくて素っ気なく答える。
「まだ終わってないよ」
「あぁ、そうだったねぇ」
グシグシと涙を拭いて、マリスを見る。
顔が思ったより近くにあってびっくりした。
可いと思ったのはだ。
顔を両手で挾むように叩く。
パチン!と子気味のいい音がして、月兎の気合がる。
その余韻に浸りつつ、
「よーし!皆ぁ!!!喜ぶのはまだ早いよぉ!
豚野郎を死なない程度に袋叩きにするのだァ!」
大聲で指揮を執る。
「「「「おぉー!」」」」
こうしてとの宴が始まる。
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