《地獄屋語》第2話
「やーまーのーさん!放課後さー先生に頼まれたことがあるもんでそれ、変わってくんない?」
いつもの子軍団がミナキの席を囲っている
クラスメイトからしたらいつもの事で気に止めるものはいない
しかし…
「自分でやれよ」
隣の席の 榊葉尚人が子達を睨む
意外すぎる出來事に教室がざわめく
「え、あ…冗談だよーあは、はは」
決まり悪そうに去って行く子達
イケメンには弱い
尚人がミナキをちらりと見る
ミナキは視線に気付いた
「何?」
「どういたしまして」
「頼んでない」
「うわぁ可くなっ」
昨日の一件だけで尚人は普通にミナキに話しかけられるようになっていた
しかしそれはクラスメイトから見たらありえない景だ
一番ブサイクだと言われているミナキと
一番イケメンだと言われている尚人が親しげになっているからだ
尚人からしてみれば他のきゃぴきゃぴ子とは違うミナキとは関わりやすいのだ
「お前さ、なんでメガネかけてんの?」
尚人は以前ミナキの素顔を見ている
なくともこのクラスの中では
ダントツトップの人だ
あだ名がブス子だという事が謎すぎる
「容姿になんの意味もない」
ミナキはクールに言い捨てる
「う…わぁ」
尚人はフリーズしていた
その日の放課後
ミナキがダラダラと片付けをしている
この日は委員會の當番が殘っていたので教室を出るのは最後だった
鞄を持ちドアに向かったその時
ガラッ!
勢いよくドアが開く
そして1人の子生徒が駆け込んできた
案の定ミナキと激突!…すると思ったが
その前に子生徒がり口の段差でつまずきコケてしまった
しかし起き上がろうとしない
よく見てみるとし肩が震えている
どうやら泣いているようだ
「う…ぐす、う…」
さすがにミナキもどうしていいかわからずその場に立ち盡くしている
しかしうつ伏せになっている子生徒はどうやらいつもミナキに何かしら押し付けてくる子軍団の取り巻きの1人のようだ
ミナキはドアの前で倒れられているので帰ろうにも帰れない狀態だ
「ざまぁって…思ってるんでしょ…」
ミナキのことには気付いていたようで顔を上げずに涙をぬぐいながら言った
「エリカさんのいいように使われて…ざまぁって思ってるんでしょ!!」
エリカ
田沼エリカ
くるくると髪を巻いている子軍団のボス的な生徒だ
クラスの中でも王的存在である
取り巻きの子生徒はその田沼エリカと何かあったようだ
「別にどうも思ってないし、超絶興味ない」
ミナキはそれだけ言うと反対側のドアから教室を出て行った
予想外の答えにうつ伏せになっていた子生徒はぽかんとしていた
ミナキは下駄箱で靴を変えていた
すると下駄箱の向こう側から田沼エリカ率いる子軍団の聲がした
「いいんですか?恵泣いてましたよ」
「あいつが悪いんでしょ?寫真がSNS行きじゃなかったからいい方じゃない?笑笑」
「ですよね!追放で済んだんだし!」
ケラケラと笑う子の聲
それを聞いたミナキはため息をついた
「なるほどね…」
細い道を抜けた先にあるひらけた土地
そこに建つ謎の建『地獄屋』の文字
黒バイクから降りた茶の人が中へとって行く
意外と綺麗な黒の扉
ギギーと気味の悪い音を立てて開く
外見は思いっきり倉庫だが
黒の壁紙、上方に複數ついている灑落たオレンジのランプ
焦げ茶の無垢フローリングの床
など、おしゃれなカフェのようなデザインだ
「やあ…ロズ」
髪の一部が銀の年が聲をかけた
「ハーイ」
枝分かれして繋がっている7つの部屋
ロズと呼ばれた人はそのうちの赤い扉の部屋にる
しかしすぐに出てきた
って行った時よりも荷が増えている
「珍しいね…依頼けてないのに仕事?」
先ほどの年が問う
「いや…ちょっと準備?」
そう言って笑った瞳はどこかしい…のようだ
「盛岡…恵」
の言葉に銀髪の年の顔が変わった
「なんだって…?」
つゞく
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