《地獄屋語》第5話 恵side 後編
恵side
ちょっとビクビクしながら地獄屋に足を踏みれた
中は意外と綺麗
なんか喫茶店みたい!
カウンターみたいなところがあるし
うわっ髪の一部がなんか銀の男の人がいる
どんな人か気になったけど
スタスタと歩いて行くフードの人に置いていかれないようについていく
そして奧から何番目かの部屋にった
中はなんだか不思議なじ
赤と黒のデザインだ
「で?そのエリカ様をどうしたいわけ?」
へ?
「なんで…?分かるんですか」
昨日會っただけなのに
「そんなのどうでもいいよ」
ええーなにそれ
どうしたいって…
「もう…関わりたくない」
本當はそれだけじゃない
見返したい
せめて私の苦しみを知ってほしい
だってそうじゃないと
同じことを繰り返すかもしれないから…
「見返したいなら見返してやれば?」
フードの人が素っ気なく言った
え?私の考えてることわかったの?
え、エスパー?
「顔に出すぎ笑」
そ、そうなのか…?
「君は今『地獄屋』にいるんだよ?」
地獄屋…
「もう一度聞く」
ごくっ
「このまますぎる『時間』で終わらせるか」
目が見える
やっぱり…赤い
「地獄を売りつけるか…さあ、どっち?」
ドックン
このままでいいの?
山野ミナキの言葉が頭をよぎる
犠牲者は私だけじゃない
エリカさんから…いや、エリカさんを
きっとこのままじゃダメなのは私だけじゃない
春に描いた私の理想の青春とはかけ離れた今の生活
「じ、時間で解決したくありませんっ…」
「いい顔すんじゃん…地獄、一丁毎度あり」
地獄…地獄?
な、なんか怖くなってきた… ︎
「あの!こ、殺すとかやややめて下さいよ!」
「殺しゃしないよ、それは私や仕事じゃない」
え…
ど、どういうことー?
「な、何するつもりですか?」
心配心配
「それは君が決めるんだよ」
はぁ…
「私が…ですか?」
「依頼者の要を無視できるわけないでしょ。君が自分と同じ苦しみを味合わせたいだけならそれで終わりだし、気が済まないなら倍にするし。倍にするならし高くなるよ?」
へ、高く?
「お金取るんですか!?」
「初めて人はお代は結構。あとお金じゃないから」
じゃあ何?
「どうでもいいだろう、関係ないし」
ええー気になる!
「倍にはしないんだろ?」
ま、まあ
「じゃあ 並 でいいんだね」
な、なみ?
「同じ…ってことですか」
「ああ」
私は今までのエリカさんの言を思い返し
こくんと頷いた
「承知…」
罪悪がないわけじゃないけど…
「あ、注告。地獄屋のことは簡単に口にするな。地獄屋の存在を知る數ない人間に君はなった
それなりと覚悟と責任がいる…いい?」
「は、はい!」
要するににしろってことだね
絶対言わない!
言ったら何されるか分かんない
この怪しすぎる地獄屋さんに!
「いい子…あとは任せな」
か、かっこいい!
フードの人はドアのところまで行って振り向いた
「嗚呼…忘れてた」
?
「地獄屋 豪炎堂
コードネーム :RZ(アールゼット)
ロズで通ってるから、よろしく」
フードの下の顔がし見えた
よくは分からなかったけどなんだか綺麗だった
そしてチラッと見えた…茶い髪
やっぱり似てるんだよね…
翌日
ちょっとドキドキしながら學校に行ったんだけど
いつも通り騒いでいるエリカさん
んんー
やっぱり期待しないほうがいいのかな
沈んだ気分でいると事件は起こる
授業中のことだった
「な、何!」
いきなりエリカさんが立ち上がる
「どうした?田沼」
「い、いえ…」
ドクドク言ってる
気になる…
エリカさんの顔は悪い
やっぱり…地獄屋?
気になっても気になっても分かんないもんは分かんない
晝休み
沈んだエリカさんを困ったように囲んでいる取り巻きたち
すると
「おい…田沼」
宇佐先輩?
「ちょっと來い」
なんかすごい険悪なムード
しばらくして走りながら戻ってきたエリカさん
機に突っ伏してしまった
え、え、なに?
なにが起こったのーー!?
ロズさんの顔が浮かぶ
地獄屋…?
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