《シャドウアクティビティ》第2話 裏路地
玄関を出ると外の日差しがとても強いことに実を覚える。
今日は、とても天気がいいらしくカーテンから太のがれていたことが納得できるほどの晴天だった。
電柱にはスズメなどがいて、チュンチュンと、何やら他の鳥たちと會話しているみたいだ。
平和な朝だ。 今日も何事もなく學校を終えて早く家に帰りたい。 
學校に向かうため、いつもの通學路を歩いていると顔から頬に汗の雫が垂れていた。
「あっちぃーな〜」
顔の汗を制服の袖で拭く。 
こんな平和な日がいつまでも続けばいいのになー
世間では、ノーマルやらエスパーやら々と言われているが、俺からしたらおんなじ人間だ。
しかし、世間の目は違う。 
エスパーは、元々は人間だったのだが、今や別の生きそう思ってるのだろう。 
そう思われても仕方がないけどね...
俺みたいな爭いなんてどうでもいいエスパーもいれば、自分を強く他人に見せたいのだろう、力を法律などを一切気にせず喧嘩ばかり...
そんなエスパーもいる。 
人はなぜ爭う? なぜそんなにも優劣をつけたがる。
當分俺にはわかることはないだろう。
よく、街中を車で暴走する奴らや、大人になっても悪さばかりする連中も同じだ。
遅れて來た反抗期かな? まだが大きくなっても、反抗期が抜けないのかな? 
おかしなやつらだ。
「はぁ〜」
深くため息をつく。 
こんな日には、いつもと違う道を使ってみよう!
憂鬱なまま學校に行くのは嫌だ。
気分転換がてら別の道を使ってみよう。
そう思った俺は、いつもの通學路をし離れ裏道を使って見ることにした。
裏道はあまり人の目もなくカメラもない、ほとんどの人が使わないのだが、俺は一応エスパーなので何かあっても大丈夫だろう。
裏道をし歩いたところで何やら二人の男が一人の男を囲うように立っていた。
「ん?何だあれ?」
まだ距離が遠くて何を話しているか全くわからないが何やら怯えているそぶりをしているようにじた。
俺はスタスタと歩きながら近づいて見ることにした。 
し近づくと怒鳴り聲が聞こえるような気がした。
「おい!テメェー早く金だせよ!」
そう言って一人ヤンキーがぐらを摑んむ。
「ごめんなさい! お金持ってないです」
ぐらを摑まれていた男の子が怯えながらか細い聲で言う。 
「はぁ?殺すぞテメェ」
今にもぐらを摑まれている男の子が毆られそうだったので急いで止めにる。
「おい! そこまでにしとけ!」
頭をボリボリ掻きながら俺はヤンキーたちに忠告する。
「はぁ?誰だテメェーは?」
「もう一人カモが増えたわい! こいつからも金取ろうぜ」
「おう!そうだな!」
男たちは何やら俺からも金を取ろうとしているらしい。
怖い怖い!
ぐらを摑まれていた、男の子の方を見るとまだ微かに震えている。 長は163センチくらい、髪型は短く制服をちゃんと著こなしている。 
とても頭の良さそうな子だな〜
制服をだらしなく著こなす俺とは正反対だ。 
「おい!テメーもそこに並べや!」
ヤンキーの一人指を指す。 
「はいはい〜」
ぐらを摑まれていた男の子の橫に並ぶ。
「オメェいい度してんじゃねぇーか?」
「俺らがここら辺の有名な不良グループて知っての挑発か?」
そう言うと俺の真橫の壁を蹴り俺のぐらを摑む
「はぁ〜」 深くため息をつくと周りをキョロキョロと見渡す。
おし!カメラも警察もいないな! 
これじゃー俺が悪いことしてるみたいだな
「おい!早く離せよ、制服びるだろ!」
「はぁ?今の狀況わかって言ってんのか?」
「こいつもしかして頭おかしくなったんじゃね」
ヤンキー達は、ゲラゲラと楽しそうに笑っている
「おい、そこのお前俺からし離れな!」
隣にいた男の子にヤンキー達に聞こえないようにささやく
男の子はアイコンタクトをし、俺の隣からしずつ離れていく。
「おい、おい、お前逃げんじゃねぇぞ!」
ヤンキーの一人がちょうどいい位置に散らばった
今だ! 
「おい!さっきから楽しそうにしてんな?俺も混ぜろよ」
「は? テメェ何言って..」
「その汚ねぇ手を離せよ!」
し苛立ちの込めた口調でそう言うと、俺は徐々にに力をれていき火をにまとわせていく。
「あっつ!」
俺のぐらを摑んでいたヤンキーは素早く俺から手を離す。
狀況が理解できていないのか離した後、ポカーンと口をし開けて俺の方を見る。
「て、テメェーエスパーか?」
「はぁ?ふざけんなよ!お前」
ヤンキー達はかなり混しているらしいこれは好都合だ。
「早いうちに逃げた方がいいぜぇ、火傷してもしらねぇーぞ」
手のひらに火を出しヤンキー達にそれを見せるようにどんどん火力を上げていく。
「こいつやべぇーて」
「まさかエスパーだとは思わなかった」
「逃げるぞ!」
ヤンキー達は全力疾走で裏路地を走って言った。
やれやれ能力を見せる前からそうしてくれよ。
頭をボリボリと書いていると、絡まれていた男の子がか細い聲で話をかけてきた。
「あ、ありがとうこざいます」
「おう!全然いいよ! えーと、君もこんな人気がいない道を使うのは控えた方がいいよ」
「加藤ひろきです! はい、ありがとうございます」
「この裏路地から出るまで送っていくよ」
「ありがとうございます」
加藤は嬉しそうに俺の橫につく
「まさかエスパーさんだったとは思いませんでしたよ!」
「ああ、俺も能力は使いたくなかったんだけどこれは急事態だったからしょうがないな」
「Banで能力を使っているところを見られたら法律的にアウトですもんね」
加藤は、苦笑いをしながら答える
「ところで何で、絡まれたりしたんだ?」
「あいつらも人相は悪いけど変なことしない限り襲ってこないだろう」
気になっていた事を加藤に問いかける。
加藤はダンマリしている。
「ん?」
不思議そうに見ていると突然加藤の足が止まり出す。
「どうしたんだ?」
「ああ、アレ僕が仕掛けたんですよ」
さっきまでの明るい笑顔と口調は加藤から消えていた。
「はぁ?」
俺は不意にも聲を上げてしまった。
加藤は不気味な笑みをこぼしながら俺の方を指差す
「まさかこんなにも、うまくいくとは...あいつらも(ヤンキー達)たまには役に立つな」
「ごめんお前が何言ってるか全くわからないや」
笑顔でそう言い加藤に近づくと俺の腹をめがけてパンチが飛んできた。
急いで後ろに避ける
「おいおい!お前何してんだよ!」
「ええ、これを避けるとは能力だけに頼ってる連中とは君は違うね」
「おい!冗談だろ!?」
「真面目さ! 」
加藤は俺に近づきどんどんパンチやキックを俺めがけて飛ばしてくる。
「くそ!!」俺は必死に避けるも加藤の右ローキックが俺の膝めがけてもろにる
「クッ!!!」
何だこの痛み俺も多は喧嘩もしてきたがこんな痛いキックは初めてだ。 コンクリートで毆られたような痛みが仙道の右足を走る。
キックを食らった俺は、急いで加藤から距離を取る。
「お前格闘技かなんかやってんのか? こんな小さなからこんなパワー出るなんて普通じゃありえないぞ!」
「多はね...」
そう短く俺の質問から答えると加藤は容赦なく俺から攻撃を仕掛けてくる
くそ!!
俺は一気にから火をまとわせる。
「それって制服とか焼けないのー?」
「焼けねぇーよ、髪のもな」
加藤の攻撃は止まった。 様子を見ているのだろうか?
「お前ヤンキーを手配したのか?」
「そうだよ!」
「何で?何のために?」
加藤は不気味な笑みを浮かべて手を顎に添える。
「うーん? 暇つぶし?」
「お前みたいな野郎は初めてだ。 ここまで俺をイライラさせる奴もな!」
「お?やる気になった?」
俺は手のひらに球狀にした火を見せる。
「それをどうするんだい?」
「お前にこれを打ち込む」
俺はそう言ったが本當に當てる気はない、こんなんまともに食らったら火傷してもおかしくない。 人を殺してしまうからな! そんなことは絶対にしない。
加藤の顔の橫をめがけて球狀にした火を放つ。
加藤は不気味な笑みを浮かべている。
「おい!こいつ避けないのか?」
もちろん當たるかはないが加藤の様子がおかしすぎる。
すると、加藤は俺の投げた方向にをかした。
もろに俺の攻撃を食らった加藤はバーンと、いう
嫌な音を響かせながらどんどんと加藤のを火が覆い盡くす。
「まずい」
俺の能力は火をり、から火を出したり留めたりる事ができるが燃え移った火をることはできない。
加藤は、メラメラと燃えている
急いで消火を探さなくては俺はすぐに探そうとするが、加藤は不気味な笑みを聲に出して笑っている。
すると、加藤を覆い盡くしていた火は次第に消えて言った。
「これは面白い能力だね?」
狀況が理解できなかった。 
「お前?どうやって」
「簡単なことさ」
加藤は笑っている。
「お前エスパーか? 俺の火が効かないなんて何の能力だよ!」
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